お四国歩き遍路 はじめに 2009年7月〜8月にお四国の通し歩き遍路をしました。7月13日に一番寺の霊山寺(りょうぜんじ)から歩き始め、8月27日に88番札所の大窪寺(おおくぼじ)を打ち、結願(けちがん)しました。総計2400キロメートルだそうです。 「通し遍路」は一気に全部巡るお遍路です。それに対して、「区切り遍路」があります。「区切り遍路」は、区切りつつ巡るお遍路です。サラリーマンで、毎年夏休みに歩いている方に出会いました。八年くらいかけてまわるだろうと言っていました。 「同行二人」はよく引用されますので、お聞きになったことがあるかもしれません。同行二人を「どうこうふたり」と読む方がいらっしゃいます。お礼参りに一番霊山寺に戻ったときに、お坊さんから「どうぎょうににん」と読むと教えられました。そのときに、お遍路の目的は、同行二人(どうぎょうににん)を身体で体験することだとピンと来ました。私たちは、ともすれば「自分でやっている」と思い、傲慢になりがちです。それが、自分ひとりではとてもやり通せない課題を次から次に与えられながら、「南無大師金剛遍照」と唱えながら、一歩ずつ乗り越えてゆく旅が私の歩き遍路でした。 遍路道の厳しい所では、いくつかの言葉がプラスチックのカードが下がっています。私が気に入っているのは鯖大師(さばだいし)沙門明善の次の言葉です。 心をあらい 心をみがく へんろ道 まさにこの言葉の通りです。 また、家族以外の人と連絡を取らずに歩いているお遍路さんもいました。私の場合はミクシィを介して大勢の方たちに支えられながら歩き続けました。この方たちがいらっしゃらなければ、あるいは結願できなかったかもしれません。とても感謝しています。また、ミクシィのコメントを載せることを全員が快く承諾してくださったことに感謝します。一部ミクシィ名を変えたり、名前をイニシヤルにしたり、電話番号を「○」で表示しました。それ以外はオリジナルのままです。 この記録が将来お遍路をなさる方のお役に少しでも立てれば幸いです。この思いでホームページに掲載することにしました。ありがとうございます。 合掌 2010年1月 --------- |
(6/11) 生装束のお四国遍路準備 2009年06月11日19:56 茅ヶ崎の真言宗のお寺で尺八の奉納演奏の後、お茶のお接待を受けていたとき、「四国に行くんですよ」と言った。そうしたら、「お四国ですか。私はいろいろあってまだ行っていません」。若い住職は淡々と語ってくれました。お父上が亡くなって、とても若くして住職になられたようです。 私が驚いたのは、「お」四国と若い住職が言ったことです。四国は単に場所の名前ではないのだなぁとつくづく思いました。真言宗の僧侶にとっては聖地なのです。 その聖地へ私は土足で乗り込もうとしていますl。純白の地下足袋が遍路にはふさわしいのでしょうが、はきなれた軽安登山靴で行くつもりです。一昔前はキャラバンシューズと呼んでいたものです。軽くて湿気は通すのに水は通さないという魔法のナイロンを使った靴です。弥山でも活躍してくれました。 遍路の衣装は死装束といわれているようです。上着もズボンも白が正式だそうです。でも私は登山ズボンを着用するつもりです。カメラ用のベストも完全防水のウエストポーチも使います。 だって、死ぬために行くのではなく、生きるために行くのですから。 ------- Funny-E 2009年06月11日 22:02 愛媛、特に今治へお越しの時は、是非、ご連絡をお待ちしています。 小生の携帯は、090−○○○○−○○○○ です。 お目にかかれる時を期待しつつ・・・・ ----- Victor 2009年06月12日 08:57 Funny-Eさん、 お誘いをありがとうございます。8月の後半に今治だと思いますが、今ははっきりとはわかりません。お会いできるときを楽しみにしています。 ----- Tipsy 2009年06月13日 06:36 還暦 という言葉が浮かんできます。 いい旅でありますように ----- Victor 2009年06月13日 23:55 Tipsyさん、 「還暦」とはよい言葉ですね。年齢には関係なく、生まれ変わるのがお遍路のような気がしています。 実はもうすでにお遍路は始まっています。インターネットで注文したお遍路グッズが届きました。その中に納札があります。各お寺で本堂で一枚、大師堂で一枚収めるためのお札です。お接待をうけたときにも一枚渡します。その札には自分の名前、住所、日付を書いて渡すのです。日付はその場で書くとしても、自分の名前と住所は前もって書くようにといろいろな人がブログなどに書いています。 納札が何枚必要なのかわからないので、500枚注文しました。名前と住所は時間に余裕のある横浜で書き始めています。今日は100枚書きました。なれない筆で書いているので、なかなか大変です。 ----- |
(6/23) 千ヶ所達成 2009年06月23日17:31 本日、2009年6月23日、尺八本曲の神社仏閣での奉納演奏は千ヶ所目を終わりました。茅ヶ崎の海岸近くの住吉神社が千ヶ所目でした。 昨年ロータリーのGSEで英国へ行くことが決まって以来、ロータリー関連の雑用が多くなり、奉納演奏のペースが落ちました。その延長で、本来なら、今はロータリーの世界大会が開かれているバーミンガム辺りに行っているはずでした。もし行っていたら、千ヶ所達成はもっと大幅に遅れたと思います。 今日千ヶ所を達成したことにより、7月のお四国巡拝に心おきなく取り組めます。 ----- SO 2009年06月23日 17:57 おめでとうございます。 取り急ぎ、お祝い申し上げます。 ----- kannosuke7 2009年06月23日 21:51 よかったですね〜 始めの頃には、確か奉納演奏を断られた経緯もあったようで、感激も一入でしょう。 四国にはバイク移動と伺っていますが、旅の安全を心から念じております。 1000回奉納演奏達成、まことにおめでとうございます。 ----- Victor 2009年06月23日 22:01 SOさん、 ありがとうございます。 実は茅ヶ崎からの帰り、ボール状の虹が現れました。東海道線で大船駅を出て、戸塚駅に向かっているところで気がつきました。過去に一回だけ気がつきました。そのときは私にとってとても大きな出来事の後でした。今回の1000回達成も同じくらいの意味合いがあるのかもしれません。 Victor ----- Victor 2009年06月23日 22:17 kannosuke7さん、 奉納演奏は今でも断られることがあります。でも、平気になりました。「あぁ、そうですか。ありがとうございます。」と言って次に向かうだけになりました。あるとき、主導権は私にあることに気がつきました。こちらが奉納演奏するか、それともしないのかを決めるのだと気がついたのです。それ以来、一つひとつの神社やお寺に奉納演奏を受けられるチャンスを提供することを自分に課してきました。受けるか受けないかは相手が決めればよいことです。もし受けなければ、私は演奏を取りやめるだけのことです。 四国では、初めはバイクで廻るつもりでした。しかし、歩き遍路をされた方たちの手記を読んでいるうちに、歩くことに決めました。7月12日の夜 10時20分に横浜を高速バスで発ちます。すると徳島駅に翌朝の6時15分に着くのです。これだと、お遍路さんの格好をしてバスに乗ってもそれほど抵抗がないと思います。飛行機や新幹線だと、ちょっと気が引けます。しかも、一番寺に朝の7時前に着けるので、実に都合が良いのです。 全部終わった後、高野山の奥の院へ行く予定です。そこからの帰りは多分新幹線になると思います。お遍路の格好をしてです。そのころには人目が気にならなくなっているように願っています。 ----- Tipsy 2009年06月24日 20:24 おめでとうございます。 さぞや、日焼けを、、、なさったことと、、、。 ----- Victor 2009年06月24日 22:23 Tipsyさん、 ありがとうございます。日焼けはしますが、すぐにさめてしまいます。雑用が多くて、なかなか奉納演奏にはいけなくて。 四国へ行ったら、思う存分黒くなると思います。 ----- |
(6/27) 一本の尺八で 2009年06月27日23:51 今日は茅ヶ崎の奥をバイクで廻りました。ど田舎で、道幅が1mに満たないような道をバイクナビが案内するようなところです。そんな田舎のあるお寺に行きました。 ご住職は最初は胡散臭そうに、穴の奥から疑い深そうな目で見ていました。そして「お堂の外でだったら、いいよ」と奉納演奏を許可してくれました。 いつものように本曲『一二三鉢返調』を吹きました。曲が中頃になったとき、ご住職は庫裏から外に出てきました。本堂のガラスに映っているのでわかりました。 奉納演奏を終え、尺八をしまって、そこに立っているご住職にお礼の挨拶をしました。驚きました。ニコニコと、満面に笑みを浮かべ、まるで赤ちゃんのようでした。神様か仏様のようでした。奇跡です。 たった一本の尺八が人の人生を開いてしまうことを目の当たりにしました。すごい!と思いました。ひょとしたら、尺八で世界を変えることができるのかもしません。 ----- Funny-E 2009年06月28日 09:36 それは、尺八の奥にある貴兄の真心です。 ムード演奏の中にある?温かい心が氷を溶かした・・のだと思います。 ----- Victor 2009年06月28日 10:53 Funny-Eさん、 ありがとうございます。「技巧を求めずに心で吹く」などといいながら、つい忘れがちです。気をつけなければと思います。 ----- |
(7/7) 「同行二人」 2009年07月07日08:27 今度の日曜日、7月12日に横浜を発って、お四国へ向かいます。一週間を切りました。 「同行二人」という言葉がお遍路には使われます。お四国の巡拝の行程はとても厳しいところがあるので、自分一人の力では進めない。自分一人で歩むのではなく、お大師様の力と共に進むことで、進むことができるという意味だと思います。 同じような言い方が洋の東西を問わずにあります。仏と共に、神と共に、大いなるものと共に、宇宙の叡智と共に、などです。 私も、これらのコトバは知っていました。しかし、そのように生きているかというと、疑問です。すぐに自分は一人で生きているというぬぼれが出てきます。そして、うまくいかなくなります。そのときに思い出すのです。 今回のお四国巡拝では、「同行二人」を毎日思い出すことができるのではないかと思います。その過程で、自分の生き方がそのように変わればよいと思っています。つまり、次のレベルへ成長できることを願っています。 私たちの生きている現実の世界では、常に「今」しか「同行二人」の実践のときありません。まだ準備段階ですが、同行二人で準備を進めるようにします。このことを思い出すことができたのは、ありがたいことです。 ----- kannosuke7 2009年07月07日 09:08 どうぞご無事の巡拝をご祈念させて頂きます。 弘法大師さんとの「同行二人」、改めて心にしみる言葉です。 普段でも心がけていることに、すべてに「おかげさまで」生かされている宇宙摂理に感謝しています。 健康に留意されて、御気をつけてお出かけされてください。 ----- Victor 2009年07月07日 11:17 kannosuke7さん、 「おかげさまで」、いい言葉ですね。日本の文化の特徴の一つと思います。英語にはそのような表現は見あたりません。英語では感謝の対象が明確です。 お遍路を知れば知るほど、野宿の歩き遍路に引き寄せられてきました。弘法大師も野宿でした。私も野宿を基本にすえるように準備を変えてきました。上下も白装束をそろえました。 野宿だと、毎日の洗濯と乾燥が大きな課題となると思われます。インターネットのおかげで、簡易洗面器を入手しました。小型洗面器サイズの、子供用プールを小さくしたようなものです。たたむと片手のこぶしくらいになります。粉石けんと洗濯ばさみ付き2.4mのロープも持ってゆきます。夜洗って、干して、翌朝は着れるようになることを願っています。 都会よりも野宿のほうが健康的な生活になるのではないかと思っています。kannnosuke7さんも健康にご留意されるように。 ----- Funny-E 2009年07月07日 14:26 各寺院に、宿坊があり、安い料金で泊まることが出来ます。 決してご無理をなさいませんように・・・思ったよりも、難行な行程です。 徳島、阿南の大竜寺、愛媛、前髪寺などご住職がロータリアンのお寺もたくさんあります。 ----- Victor 2009年07月07日 19:28 Funny-Eさん、 ありがとうございます。無理はできませんし、いたしません。ご心配なく。雨のときは宿坊や民宿や旅館やビジネスホテルなどに宿泊するつもりです。 基本的に、こちらから持ってゆくお金は、往復の交通費や食費、宿泊費に充てるように考えています。単なる旅行ではないので、お四国での宿泊費や食費や納経やお賽銭の費用は托鉢でまかなうように考えています。でも、全くお布施をいただけないかもしれませんね。だから、安い料金で泊まれるところの情報はありがたいです。 私のクラブには真言宗のご住職がいらっしゃいます。その方が「四国八十八ヶ所霊場会」の事務長に連絡を取ってくださり、私もその方に電話をすることになっています。また、宿坊のあるお寺もいくつかリストアップしてくださっています。 20代の初めに、ヒッチハイクでサンフランシスコ 〜 ニューニョーク 〜 デンバー を旅したことがあります。野宿を基本とし、道路脇、高速道路の橋の下、公園、あるいは高速道路の入り口の近くなどに泊まったことがあります。一回ですが、乗せてくれた人が自分の家に招待してくれ、直径30cmくらいもあるTボーンステーキをご馳走になったこともあります。長いことしていませんが、野宿にはあまり違和感はありません。 今回のお四国巡拝は私にとっては何かのご利益を求めるものではありません。生まれる以前から約束していたことを実行するという感じがしてなりません。そして、何かを貢献させていただくのが目的のように思えます。尺八はその一つだと思います。それ以外にもあるかもしれません。どちらかというと、故郷に戻るという感じがしています。 ----- Tipsy 2009年07月08日 22:08 四国は、今頃になって、雨が降るようになったように天気予報をみると思えます。渇水の恐れがなくなって、旅をなさるにも、よかったですね。路は、雨だと歩きづらそうでもありますが。 同行二人という言葉は、本当に謙虚というものを運んで来てくれる言霊があふれ出てくるような、大きい言葉ですね。 一人になりたくて行く旅でも、一人ぼっち、という感覚から逃れるために出る旅でも、何者か、自分をはるかに超えるものの加護を受けている、と感じる瞬間があるように思います。 木々のなか、すれ違う人たちと黙礼をかわしあったり、会話したり、得難い時間をすごされるのでしょう。とはいえ、体力、肉体実感の時でも、ありそうですね。 Funny-Eさんと、あおいになれるのでしょうか。 笠と杖と尺八と、(犬、雉、猿も、拾えたら拾って)、どうぞいい旅を。 ----- Victor 2009年07月09日 11:35 Tipsyさま、 英語の coming home がぴったり来ます。魂のふるさとに戻って来たという感じです。まだ四国には着いてはいないのですが。 何かが生まれる予感がします。少なくとも、私の人生の新しいページが開くと思われます。 Eさんにはお目にかかる予定です。ロータリーの例会にも時間が合えば週一回はメークアップに伺えたらありがたいと思っています。でも、気をつけないと会場から追い出されるかもしれません。こちらはお遍路姿で汗まみれ、ほこりまみれでしょうから。それもよしとします。 ----- |
(7/10) 床屋 2009年07月10日15:46 ロータリーの例会の後、行きつけの床屋へ行きました。「2カ月持つようにして」と言うと、笑いながら短くしてくれました。言えば出来るのだから、いつもそうしてくれれば良いのにと思いながら、静かにしていました。 不思議なもので、短く刈ってもすぐに伸びてくる刈り方もあるし、長髪なのに長持ちする整髪もあるそうです。今回はお四国では床屋に行く時間を歩く時間にあてたいので、床屋のいたずら心を刺激しないようにしていました。 明後日の夜出発です。 ----- |
(7/10) 身体には気をつけて。もう若くはないのだから 2009年07月10日17:53 今日のロータリーの例会で何人もの友人から「身体には気をつけて。もう若くはないのだから」といわれました。例会が終わった後、同じように何人もの人から握手を求められました。私は不覚にも「何を大げさな」と思ってしまいました。 皆と別れた後、ロータリーの友人の一人から電話がかかってきました。「もう若くはないのだから、無理は絶対にしないで」といわれました。 そのときにやっと気が付きました。友人たちは「自分も歩きお遍路に行きたい。だけど今は行けない。だから、私の分も一緒に行って欲しい」のだと。「あぁ、そうか」と改めて思いました。 たとえ身体は一人でも、お大師様や友人たちと一緒に歩き遍路をするのですから、うまくいかないはずがないと確信しました。ありがたいことです。そして、責任の重さを感じています。 ----- Ryo 2009年07月10日 21:04 「通し打ち]八十八ヵを巡ることが出来ますように。 そしてご健康を祈念いたします。 楽しんできてください。 ----- Victor 2009年07月10日 22:17 Ryoさん、 コメントをありがとうございます。9月初めまでに、結願(廻りきること)ができないかもしれません。歩くスピードもある程度関係しますが、お寺とお寺の間で時間がかかるかもしれません。つまり、托鉢をしたり、お接待を受けたりして、お四国の人々と深くかかわってゆくことになるような感じがします。 お四国の歩き遍路は生まれる以前から約束していたことのようです。その為に今回生まれてきたし、20代終わりに米国から戻されてきたし、2007年には浄化プロセスを経てまたこの世界に戻ってきたと確信しています。 尺八も過去生で約束していたようです。2000年に急にそれまでの封印が解けました。2007年10月に、また尺八が演奏できるようになったら、神社仏閣で尺八の奉納演奏するようにとのメッセージとプレッシャーが強烈で、12月に開始しました。今回のお四国お遍路の直接のきっかけは5月の天河神社と弥山(みせん)奥宮の登拝です。最初はバイクで、軽く88ヶ寺を廻るつもりでした。しかもすべて民宿などに泊まりながらです。それが、歩き遍路に変わり、さらに野宿に変わりました。そして、今は、横浜から持ってゆくお金はお四国では使わないようにと受け取っています。お四国の人々に奉仕し、それにより、受け入れられ、支持され、おこぼれをいただくことで生き延びてゆく道をたどるようです。 空海が高野山を開いたときに、天皇はお金を寄付することを申し出たそうです。でも、空海はそれを断ったそうです。高野山は人民の魂のふるさととなるべきところなので、人民の寄付によりまかないたいと天皇に云ったそうです。わら一束、米一合、石一つ、何でも人々が提供してくれるものを受け取り、それで高野山を造ったそうです。 空海と比べることはおこがましいのですが、私も同じ方向へ進むようです。6月に、私の尺八を聞いた人の顔が全く変わってしまったのを目の当たりにして、尺八で奉仕するのが私の仕事の一つなのかなと思い始めています。お寺では本曲『一二三鉢返調』を奉納します。しかし、民家で托鉢するときは『故郷』を奉納させていただく予定です。私にとっては故郷へ戻る感じですので、この曲を選びました。 どのようなことが待ち受けていても、楽しむことにしています。ありがとうございます。 ----- Tipsy 2009年07月11日 00:02 魂って、重さはあるのでしょうか。 Victorさんが、楽しめますように。 ----- Victor 2009年07月11日 06:39 Tipsyさま、 人が亡くなると、体重が軽くなるそうです。それを計った人がいたそうです。その差が魂の重さとも言えます。どれくらいだと思います? 約200グラムだそうです。 ちなみに、朝目覚めてまだ意識が朦朧としている時の体重は、数分後の意識がはっきりしたときよりも軽いです。私は家庭用体重計でしか計ったことがありませんが、約200グラムです。だから、起きてすぐ体重を計り、トイレに行った後また計ると、トイレの後の方が重いことがあります。 この話をするとたいていの人は「そんなバカな」と笑います。もしご興味があれば、お試しください。 ----- |
(7/12) もう、今日です 2009年07月12日00:40 昨日は、午前中は企業コンサルティング、昼はトラベル用下着入れ探し、夕方は尺八の個人レッスン、夜はロータリーの新旧委員会の懇親会。11時前に帰ってきました。 疲れてリュックに詰める元気がないので、朝起きたらやることにします。 今日は正午から3時まで、私主宰の尺八の同好会です。発表会をします。そして夜10時過ぎにはスーパーシートのバスで徳島へ向けて出発です。 横浜の友人や仲間たちを代表してお四国へ行くので、最初からお遍路さんの格好で行くと決めました。友人のアドバイスが、代表して行くことを思い出させてくれました。 準備の時間はそれほどないのに、まったく焦りを感じません。間に合えば善いのですが。まるで他の人が行くかのようです。 ----- なつパ 2009年07月12日 01:28 victorさん、お気をつけてご出発ください。 街での喧騒の中、ついつい時間に追われて生活していますが、 お遍路巡りという「修行」を行うのに「時間に縛られる」というのは 意味を成さないのかもしれません。 穏やかに、だだひたすらに八十八カ所を巡り、巡り終わったときには きっと何かが見えるのかもしれません。 何日かかるのかわかりませんが決して無理をなさらぬようお勤めください。 すべてを巡るのも「苦」、途中でやめることも「苦」という、求不得苦そのものの苦行ですので、本当にお気をつけて行ってください。 若造がわかった様なことを書き、失礼いたしました。 Tipsy 2009年07月12日 02:54 PCとも携帯とも、しばしのお別れですか? 両方とも手離せない気持の今日この頃ですが、ないと、サッパリするのでしょうか。 ご自愛下さいまして、よい夏を。 ----- Yoshi 2009年07月12日 05:05 横浜から徳島までバスで行かれる! 何時間かかるのでしょうか? 朝起きたら着いているのでしょうか。ちょっと想像がつきません。 どうぞお気をつけてお出かけください。 徳島と言えばマイミクのCutie-Nさんがいらっしゃいますね。お会いになる時間があるといいいのですが・・・・。 ----- Victor 2009年07月12日 07:22 なつパさん、 コメントをありがとうございます。 日本のお遍路、西洋の巡礼、どちらもただただ歩き続けることに意味があるようです。苦も楽も消え去ると、また新たな苦や楽が現れてくると思われます。そして、それらが繰り返す中でただひたすら歩くのだと想像しています。 地図やGPSを持ってゆきますが、道に迷うと思います。そのときは迷わず地元の人に聞くことにしています。ですから、無理をしなくても良い状況を創りながら進む予定です。 ----- Victor 2009年07月12日 07:43 Tipsyさま、 ありがとうございます。 PCは横浜に置いてゆきます。もって行ってインターネトにはつなげないでしょう。ですから、用途としては文章を書くことになると思います。それに、野宿ですと電源がないので、ほとんど使えないと思われます。だから、重いだけになると思われます。PCの代わりにB5ノートを2冊持参します。そして、ペンとインク壺を持ってゆくか迷っています。 携帯は持ってゆきます。太陽光で充電するものを2つ入手しました。しかし、試していないので、どれくらい充電できるのかわかりません。幸い、昨日携帯の電池が切れました。出先で携帯でメールだけではなく、ミクシーをやっていたためだと思います。もちろん途中まで書いていた文章は消えてしまいました。電池の残量表示の棒が一本消えてから、全て消えるまでの時間がとても短かったのを知ることができたのは収穫でした。「一本消えたら即充電」です。 善し悪しは別として、今までとは違う夏になると思います。記憶を残したまま、新しい人生を始めることになると思われます。 Tipsyさんも良い夏をお過ごしください。 ----- Victor 2009年07月12日 08:04 Yoshiさん、 夜の10時半に横浜を経って、朝6時15分に徳島駅の近くに着きます。「夜寝て朝起きたら四国にいる」です。そこから一番寺まで電車で10分くらいです。しかも、横3列のスーパーシートです。お隣さんが離れているのはさびしいときもありますが、今回はありがたいです。飛行機や新幹線と比べると、今回の夜行バスはまるでドアツードアのサービスです。 最初の1週間は全く余裕がないと思います。身体を慣らす必要もあるし、歩くことも大変だと思います。また、お寺でのろうそく、線香、般若心経、納経などの儀式を身に着けることで忙しいと思います。また、托鉢もぎこちないと思います。何もかも必死の1週間だと思います。 ポイントをつかめるようになるまで1週間くらいかかるかもしれません。すると人に会うゆとりも出てくると思われます。それまでは「ただひたすらに」です。 子犬大好きケイ 2009年07月12日 12:17 夏のお遍路さんは大変な事でしょう晴れ お気をつけてお出かけ下さい。 お寺を巡って尺八を吹いているVictorさんに以前お話をして頂いた時、優しい笑顔に私も心穏やかになりました。 帰宅後に又お話出来る機会が有ると良いなと思います。 ----- Victor 2009年07月12日 20:44 ケイさん、 メッセージをありがとうございます。無事お四国から帰れたらと言うことで、昨夜のGSE新旧委員会懇親会で各クラブでの尺八付きの卓話の依頼がありました。でも、半分はできっこないと思っているようでした。 私自身1200Kmを歩き通せるか分かりません。荷物がとても重いのです。 まあ、成るようになるでしょう。 ----- SO 2009年07月12日 22:05 そろそろバスの出発時刻が近づいて来ましたね。 善き出会いがありますように! ----- Victor 2009年07月13日 06:37 SOさん、 ありがとうございます。 どうも今回の旅は出会いの旅のようです。昨日の午後急にミクシィで知り合った方から電話があり、今日会うことになりました。その方はつい最近東京に来ていて、今回は会えないだろうと思っていました。 バスで隣合わせた人は香川県善通寺の方で、私の尺八を聞きたいと言ってくれました。近くになったら連絡する約束をしました。 これからどのような出会いがあるか、楽しみです。 ----- |
(7/13) 五番札所まで 2009年07月13日21:56 一番札所で徳島の友人に会い、その後一通りお参りの儀式を行いました。納経を済ませた後で奉納演奏の許可伺いました。すると、「本堂と大師堂で」と言われました。そして、結局2時間近く一番寺で過ごしました。 その後も要領が悪く一時間以上お寺で過ごしています。お寺にいることはまったく違和感がないだけでなく、居心地が良いのです。これも長居の原因の一つです。 結果として、五番札所まで終わりました。 明日からは、お寺での滞在時間を一時間以内に持ってゆくことが課題です。 ----- Funny-E 2009年07月13日 22:32 先は長いのです。 焦らず、落ち着いてゆきましょう。 ----- kannosuke7 2009年07月13日 23:42 いよいよお遍路が始まったのですね〜 一番札所から粛々と奉納演奏を済まされて、境内で親しみ馴染む時間経過が最高ですね。 あくまでもお身体大切にされて、ゆったりと満願できますことを念じております。 巡礼を楽しんでください。 ----- Tipsy 2009年07月14日 00:07 暑くなって、横浜には、蚊がでてきました。 樹木の多そうなお遍路の山寺。奉納ちゅうに、蚊にさされませんか? 水分もたっぷりとって、魂とともに、身体も、お大事に。 ----- Victor 2009年07月14日 05:52 Eさん、 メッセージをありがとうございます。 自分のペースを守る大切さが少し分かりました。昨夜は民宿に泊まったのですが、ご主人の方がペースを上げることに熱心でした。最初の一週間は宿に泊まる予定です。 ----- Yoshi 2009年07月14日 06:13 安らかで恙なき旅でありますように。 ----- Victor 2009年07月14日 07:11 kannosuke7さん、 奉納演奏が疲れるものだと昨日思い知らされました。4番寺では、演奏中に立っていられないほどでした。精神力をこんなにも使うものだと再認識しました。良いトレーニングです。少しは上達するかもしれません。 ----- Victor 2009年07月14日 07:18 Tipsyさん、 蚊はいます。今は神社の前のベンチで休んでいますが、藪蚊が寄ってきます。 水は貴重品です。3リットルを持ち歩いています。でもすぐに補給が必要になります。 ----- |
(7/14) 2日目 2009年07月14日22:50 今日は五番地蔵寺から九番法輪寺まで打ちました。昨日と比べるとだいぶ楽になりました。荷物を少し軽くしたのと体が歩き続けることになれてきたためと思われます。 私は自分の人生でもいろいろ溜めこんでいるのだな、ふとよぎりました。軽く軽く生きることはどんなに素晴らしいだろうと思います。 ----- kannosuke7 2009年07月14日 23:00 二日目の満願ご苦労様でした。 捨てる勇気、なかなか難しいものですね・・・ 身の丈の人生を目指すことでしょうか? 新たな発見ができて良かったですね〜 ----- Tipsy 2009年07月14日 23:41 グリム童話の、「しあわせなハンス」 若い頃は、理不尽な童話だと、不思議でした。 今では、大好きで、彼が本当に羨ましくなってます。 昨日の日記を拝見して、カンタベリー物語や、百物語を、思い出しましたが、。毎日が、違う日なんですね。 ----- 子犬大好きケイ 2009年07月15日 00:00 お疲れ様です。 無理せず、マイペースでが大切なのでしょう。 ----- Victor 2009年07月15日 05:22 kannosuke7さん、 Tipsyさん、 ケイさん、 ありがとうございます。 「身の丈の」というよりも、「本当に大切なものはなにか」をつかむことのように思います。 私は「物」に捕らわれています。リュックいっぱいの「物」を背負っています。ところが、お寺で見る修行中の弘法大師の像では、寝るときに敷く「ゴザ」しか背負っていません。実に身軽です。 「これがあったら充分」をつかんでいたからだと思います。私はその逆で、「これがなかったらどうしよう」です。恥ずかしいのですが、単3と単4電池をいっぱい背負ってくれました。GPSと携帯充電と懐中電灯用です。全部で40個以上です。GPSだけでも3日で二個を使う計算です。個数は必要量です。私がつかんでいなかったのは現地調達の可能です。コンビニがこれほど多くあるとは思いませんでした。 でもポイントはそこではないのです。GPSが常に使えないといけないと思い込んでいたのです。地図もあるし、人に聞けば良いと思うゆとりがなかったのです。生かされていることに対する信頼が欠けていたのです。一つずつ修正してゆく機会だと思います。 ----- Funny-E 2009年07月15日 12:51 当地、四国では、お接待」という心が当たり前です。 歩いている間に、大師の慈悲心は勿論、人々の心の温かさが、お遍路さんを変える??と言われています。 ロータリーも地区として、遍路大使」?を任命しています。 歩きで一週なさった方に、差し上げています。これまで1000人以上の方に差し上げてきました。 ----- Victor 2009年07月15日 16:46 Eさん、 ありがとうございます。 お接待を既に何回も受けました。古き良き日本がまだ残っていると思います。素晴らしいと思います。 今回は9月3日には横浜に向かわなくてはならないので、結願出来るか、きわどいどころです。あまり結願にはこだわっていません。また戻ってきます。 しかし、若い人たちのパワーはすごいです。どんどん追い抜かれてゆきます。 ----- |
(7/15) 3日目 2009年07月15日21:08 今日は第11番の藤井寺まで来ました。 明日は最初の難関の焼山寺越えです。朝5時に宿を出発です。 ----- kannosuke7 2009年07月15日 22:57 あくまでもマイペースで、沢山のお接待を受けてください。 安眠でお疲れを癒してください。 ----- Tipsy 2009年07月16日 00:06 電池、現地調達にきりかえでしょうか? 具体的なお話が伺えて、読んでいると、とても面白いです。 (お時間をとって、申し訳ないですが) 焼山寺とは、夏には、ますます暑そうな名前ですね。 お大事に。 ----- Victor 2009年07月16日 04:46 kannosuke7さん Tipsyさん 乾電池とお線香を現地調達にしました。 四国四県全ての消耗品を運ぶのではなく、一県ずつ調達するようにすれば、だいぶ軽くできます。 一人で歩くのではなく、お大師様と共に歩むことがポイントだと思います。 ----- Olives 2009年07月16日 14:52 横浜も梅雨が明けて毎日蒸し暑い日です。四国はさらに厳しいことでしょう。今日は最初の難関の山越えとのことどうぞお体に気をつけて回られて下さい。 途中で湧き水などは手に入らないのでしょうか。3リットルも持ち歩くのは大変ですね。ショップ(dokomo や Au)で充電はできないのでしょうか。 それは都会の話でしょうか。 ----- Victor 2009年07月16日 21:49 Olivesさん、 お水の補給はお寺などでできます。そして、やっています。でも徳島県から高知県へ入るどころは80キロ離れています。さらに、最後の15キロは自動販売機すらないそうです。 炎天下の15キロを如何に乗り越えるかを視野に入れての3リットルです。 遍路道を歩いていると、店はほとんど見かけません。地図にはコンビニなどは載っていますので、寄ることは可能です。しかし、現実には重い荷物を背負ってわざわざコンビニまで歩く気になりません。すると、宿の近くとなりますが、必ずしもあるとは限りません。 ちなみに、今晩同じ宿に泊まっている一人は明朝5時に出ます。宿の朝食は6時です。朝食代わりのおにぎりは、ここでは作ってくれません。従ってコンビニでおにぎりとなります。彼の場合は3時間次の目的地に向けて歩き、10キロ先のコンビニで朝食です。 現代の車社会では考えられないでしょうが、歩き遍路にはこれは当たり前のことです。 ----- |
(7/16) 四日目 2009年07月16日22:04 焼山寺はやっと乗り越えました。4時55分に宿を出て、14時22分に焼山寺に着きました。9時間半もかかりました。通常は6時間だそうです。 もっと荷物を減らす必要があるかもしれません。でも、焼山寺が終わったら、荷が軽く感じられました。もう少し様子を見ます。 明日は荷をどれくらい軽く感じられるかを確認します。 ----- ちーちゃん 2009年07月16日 23:07 ご苦労様です。焼山寺に無事着かれ良かったです。 あの重たい荷物で、9時間半ですか。 余り無理をなさらないで下さいね。 ----- Victor 2009年07月17日 03:50 ちーちゃん、 いろいろとありがとうございます。 一昨日一緒だった人は雨カッパも送り返したそうです。彼は徳島県と高知県の最初までで今回は打ち切りだそうです。雨が降ったら、宿で休むと言っていました。 私はまだそこまで割り切れません。 二年前には歩けなくなるほど筋力の低下した私なので、今回のウエイトトレーニングで筋力が回復しているのかもしれないと思っています。 長い道のりだし、一寺に一時間近くかかるので、無理せずにゆっくり行きます。 ----- |
(7/17) 五日目、16番観音寺まで 2009年07月17日21:08 今日は16番観音寺まで打ちました。観音寺には4時45分に着きました。納経は5時締め切りなので、15番国分寺からは早足で向かいました。 途中、大きな道を渡るところで迷いました。すると、自転車で通りかかったおばさんが、道を渡って、大通りとほぼ平行な道を行くように教えてくれました。 横断歩道を渡ると案内図がありました。でも、おばさんの案内とは違い、大通りを行くように書いてあります。 どちらを行くべきかと思案していると、叫び声がしました。大通りを半分ほど押してきて、細い道を行くように再度教えてくれました。最短距離で観音寺に行くことができました。 自分の行く方向とは違う方向にわざわざ来てくれて、大声で教えてくれたおばさんに感謝すると共に、感動しました。ありがとうございます。 もし大通りを行ったら、間に合わなかったかもしれません。すると、明日一時間から二時間余分にかかるところでした。 今日は雨でした。雨具はリュックと尺八と菅笠にかけました。私には雨具をつけませんでした。汗で内側から濡れるか、雨で外から濡れるかの違いで、濡れるのにはかわりありません。 すると、人間用の雨具必要ないかもしれません。 ----- Tipsy 2009年07月17日 22:42 でも、心理っていうのがありますから。人間も大事にしてあげて欲しいナァ。 大事にしないものに、反逆されるんだ、ってこのごろ思います。 軽んじると、あとで、おつりがくるんだなぁって。 Victorさんの日記を拝見していると、難儀なことはあっても、上機嫌ていうか、ご機嫌がいいっていう気分がなんとなく伝わってきます。素敵な夏ですね。 (見当違いな、私でしょうか?) ----- kannosuke7 2009年07月17日 23:05 早くも五日目、16番観音寺まで進まれたのですね〜 雨を受けてのお遍路ですが、暑さともどもお身体十分に癒されてください。 日々新たな感動を頂きながら、人の温かみを頂きながら、お大師様との同行二人も板につき、すっかり同化されたことでしょう。 ----- lastshow 2009年07月17日 23:23 Victorさん 16番までお疲れ様です。 そして雨も大変だったんじゃないですか? いよいよ明日は鶴林寺と太龍寺の難所ですねexclamation ×2 太龍寺はロープウェイで登ったら あっと言う間に登ってしまうけど、やはり歩き登山でしょうか? 自分も一度歩いて登ったんですが、かなりキツカッタ記憶があります。 でも札所には龍が待ってましたよexclamation ×2 ----- Victor 2009年07月18日 02:09 Tipsyさん、 kannosuke7さん、 車やバスで廻っていたら、雨に濡れるのはいやだと思います。乾いたスペースにいることが出来るからです。 ところが、歩き遍路の場合は晴れでも曇りでも雨でもびっしょりなのです。上着も下着もびっしょりです。 特に、お寺でお経を読んでいる時は顔から汗が噴き出しています。風に当たるせいか、歩いている時の方が汗の噴き出し方が少ないです。 雨に濡れるのは、歩き遍路の場合は、気持ちがいいのです。人間の体は濡れても大丈夫です。小さな子供が濡れるのを楽しむのと同じだと思います。 与えられた環境が何であれ、楽しむことが出来るようにありたいです。 ----- Victor 2009年07月18日 02:29 lastshowさん、 ありがとうございます。 明日のことを考えるゆとりはありません。目の前のことを楽しむことでせいいっぱいです。急な登り道が現れれば這いながら楽しみ、平坦な道が現れれば、平坦さを楽しみます。今は、ただそれだけです。これからもそれだけかもしれません。 ----- |
(7/18) ロータリーに出会う 2009年07月18日22:46 ![]() 今日は徳島市市街から最近開発されたようなニュータウンを歩きました。お日様はカンカン照りつけ、日陰がない状態が何時間も続き、歩く元気を失いかけていました。 そこに、突然お遍路用の休憩所が現れたのです。嬉しかったです。17番井戸寺から18番恩山寺で、私が出会った唯一の休憩所でした。 中に入って驚きました。徳島中央ロータリークラブが作った休憩所だったのが分かりました。同じロータリアンとして、本当に嬉しく思いました。 そこに、お遍路さんとは違う雰囲気の女性が入って来て、腰掛けました。思わず「ロータリーの方ですか」と尋ねしまいました。事務局の方でした。 5分早くても、遅くても、この方にお会いすることはなかったと思います。思わず持参してきたバナーを差し上げてしまいました。 例会日は水曜日だそうです。残念ですが、今回は多分メークアップには行けないと思います。 不思議としか言えない出会いでした。 ----- SO 2009年07月18日 23:53 一人よがりな標語や活動が多いなか、しっかりと地域に根差し、需要にかなった活動のようですね。 素敵なお知らせをありがとうございます。 ----- Victor 2009年07月19日 05:33 SOさん、 おっしゃる通りです。私も自分のクラブでは何をしたら良いかを見始めました。 ----- Funny-E 2009年07月19日 06:07 四国四県・・・何処に行っても、休憩所があります。地区として取り組みました。 ----- Victor 2009年07月19日 15:04 Eさん、 ありがとうございます。 四国四県の地区で取り上げられたのですが。素晴らしいプロジェクトだと思います。 改めて、ありがとうございます。 ----- |
(7/19) 七日目 2009年07月19日18:57 昨日は6日目。17番井戸寺と18番恩山寺を打ちました。ペースはかなり遅いです。途中のヤマト運輸で不要と思うものを送り返しました。洗濯セットなどです。1-2キロ軽くなりました。 今日は19番立江寺を打って、20鶴林寺の麓の旅館金子やさんに泊まっています。二時半に着きました。旅館に入るにはだいぶ早いですが、次の民宿までは遠すぎるのです。ここいらへんの距離感が少しずつできています。 最初の一週間の最後の日なので、無理せずに、調整に当てました。明日からは少しずつペースを上げてゆきます。質(密度)を保ちながらスピードアップできるように工夫します。体育会系努力よりも、空海系努力を目指します。 明日は5時に出発です。7時には次の鶴林寺で納経できるようにします。 ----- Funny-E 2009年07月19日 19:04 祈・健康とご無事を・・・ 貴兄の場合、同行二人ならざる無数の友ですね。 ----- Yoshi 2009年07月19日 20:37 心がだんだん澄んでいかれているのでしょうね。 道中のご無事を祈念いたしております。 ----- Tipsy 2009年07月19日 22:31 お寺を打つっていうんですね。 むかし、お寺について、門扉についている鐘などを打って案内を請うたのでしょうか。 全然ちがうような気が、してきましたが、、、、。 ご接待って、ここで聞くと、(読むと)綺麗な温かい言葉ですが、 なぜ、 政治関連ででてくると、アァいう風な響きになるのでしょうか。 (いっそ、違う言葉にすればいいのに。) お遍路をなさってらっしゃるあいだは、お酒はご法度ですか? 般若湯という言葉もあるくらいだから、適度には大丈夫なのかしら。 ----- kannosuke7 2009年07月19日 23:08 Tipsyさんと同じく、お寺を打つ、の表現が分りませんでした。 空海系の努力結果が発揮されて、快調なお遍路ができますように!! ロータリアンとの遭遇も楽しみになってきますね。 ----- Victor 2009年07月20日 02:04 Eさん、 ありがとうございます。 同行二人はお大師様と共にと言われています。私には、神と共にや仏と共にと同じです。つまり、大自然の摂理に従って、宇宙の法則に従ってと同じです。 すると、人や動物だけではなく、虫や植物、鉱物までもが愛しい友に見えてきます。 興味深いのは他の歩きお遍路さん達に対する私の感じ方です。分かち合いや協力は自然です。例えば、友人からいただいたおにぎりがあったので、途中で会ったお遍路さん達にあげたり、マメができた人にはテーピングテープをあげたりしました。 ところが、競争心が全くないのです。早く行く人には「お先にどうぞ」です。歩き遍路は過酷な状況にあるので、自分の生命を維持するのでやっとで、他と比べるゆとりはありません。 だから、友人と思えるし、同志とや戦友と見えてきます。 このような体験は始めてです。 ----- Victor 2009年07月20日 02:23 Yoshiさん、 ありがとうございます。 心が澄んでくればよいのですが、なかなかそうはなりません。 宿に関しては、毎回違和感があります。「なんだ、これは!」と思ってしまいます。そして、別な宿に行った時に、「あの宿のサービスはすごかったんだ」と思います。 例えば、最初の宿にはお風呂や食事のサービスはありませんでした。近くに温泉があったので、そこまで送迎してくれました。夕食は温泉の食堂で自分の好きなものを食べます。帰りにコンビニによって、朝食を買います。これが実にありがたいシステムだと今になって分かりました。 ----- Ryo 2009年07月20日 06:01 [[打つ] 語源は、以前、お寺を参拝した際に巡礼者が柱や壁に木製 銅製の納札を打ち付けていたことに由来しています。 調べたらそのように記載されていました。 他にがあるかもしれません。 ----- Victor 2009年07月20日 07:30 Tipsyさん kannosuke7さん Ryoさん ありがとうございます。 禅寺などでは玄関先の板と木槌があるところがあります。 でも、それらで何を打つのでしょう。自分の差別の心打つと何かで読んだことがあります。 アルコールは禁止ではないです。ビール二回、焼酎を一回のみました。とてもおいしいのです。舌や口には心地よいです。しかし、体が受け付けなくなりました。下痢としてすぐに体外にはき出してしまいます。それで、やめました。 ----- |
(7/20) 八日目 平等寺の隣まで 2009年07月20日20:59 八日目は5時半に民宿を出て、20番鶴林寺、21番太龍寺、そして22番平等寺の隣の民宿に入りました。6時半でした。ほぼ予定通りでしたが、時間切れで平等寺は打てませんでした。 今日も山登りでした。私は登りになると、極端にペースが落ちます。その原因が分かりました。 二年前に12日間水や食べ物なしで過ごした後、立つのがやっとなくらいまで筋力が低下しました。歩くのはヨチヨチ歩きがやっとでした。 その後、積極的に歩くようにしたおかげで、ほぼ以前のように歩けます。 しかし、走ったり、ジャンプすることは一切行ってきませんでした。だから、体重を上に持ち上げる筋力は失われたままに近い状態のようです。 原因が明らかになったので、対策をとります。この旅が終わる頃にはもとのような脚力になっていたら、素敵です。 ----- Funny-E 2009年07月20日 21:13 旅が終わる頃、元の二倍の脚力は保証します。 僕の知り合いで、歩き遍路を追えた友人は、年を超越して、気骨逞しい男になっていました。 ビックリ!! 心も透明に・・・体も逞しく・・・お遍路の副産物でしょうか? ----- Tipsy 2009年07月20日 21:17 八十八のお寺を、打たれるとして、八日めに二十一番目までいらして、 すごく早いペースですね。 山下がりも、きつさは、一緒ですか? 四国で、別人のようになられたら、尺八を、どうぞ、見えるところに。 ----- kannosuke7 2009年07月20日 22:30 お遍路の効果は心を清くするだけでなく、身体までも逞しくしてもらえるのですね〜 粛々とお遍路を続けるVictorさんに肖って、日常修行を心がけていきましょう。 ----- Victor 2009年07月21日 02:56 Eさん、 Tipsyさん、 kannnosuke7さん、 ありがとうございます。 心身とも健康で逞しくありたいものです。 登りは筋肉疲労が主で、下りは足の痛さが主です。どちらもきついです。平坦な道がとてつもない贈り物に見える時があります。 筋力の回復が目標の一つとなりましたので、少し気が楽になりました。 無理はせずに、筋力を回復させるペースを模索しながら進みます。 ----- lastshow 2009年07月21日 10:29 鶴林寺、太龍寺の難所を制覇さゎたんですねexclamation ×2 徳島では最後になる山登り、いよいよ今日は23番薬王寺に向かわれるのですねexclamation ×2 徳島ももう少し、天気も雨がつづいてます。気をつけて歩いてくださいませ。 ----- Victor 2009年07月21日 22:13 Lastshowさん、 ありがとうございます。なかなか厳しいです。 ----- |
(7/21) 9日目 薬王寺 2009年07月21日22:10 今日は朝一番で平等寺を打ち、20キロ以上離れた23番薬王寺に向かいました。徳島県最後の札所です。なんとか打つことができました。 朝8時頃から雨が降り始めました。小降りだったり、土砂降りだったり、一日降り続いています。 気温は25度でも、風が吹くと寒いくらいでした。北海道で遭難した方々はさぞかし寒かっただろうな。可哀想に、などと思いながら、そのまま進みました。 筋力が弱っていることが分かったので、今日は回転数アップで対処しました。歩幅を狭くして、一分当たりの歩数を上げ、そのままキープするのです。車に例えれば、ギアをシフトダウンして運転するようなものです。今のところうまく行っています。 明日からは高知県を目指します。 ----- Tipsy 2009年07月21日 22:57 お寺の名前っていいですね。 お遍路って、なんにも考えないでいいのかと思ってました。 が、日程、進路、荷物、歩き方、と、いろいろと、考えなくてはならない事が山ほどあるんですね。 具体的な事を全部ほっぽりだしては、お遍路を実行できないのは、明白なのに、なんだか、全部棚上げできる、って勘違いしてました。 ----- kannosuke7 2009年07月21日 23:28 土砂降りの中のお遍路となっている様子ですが、カンカン照りの猛暑よりは楽なのでしょうか? 時と場合で場所に合わせての創意工夫は、体験者でなければ湧かない智慧ですね、上手くギアチェンジをしてください!! 何よりもお元気に徳島県から高知県入りが出来て良かったです、一層お身体をご自愛されて、札を打ってください。 ----- Yoshi 2009年07月22日 02:30 祈!無事安全。 ----- Funny-E 2009年07月22日 04:35 高知県境周辺は、距離も長く難所多し、決してご無理をなさいませんように。 ----- Victor 2009年07月22日 06:10 Tipsyさん、 ありがとうございます。 お遍路は人生そのもののようです。毎日違う状況に自分を置いて、全ての能力を活用する機会が与えられます。 色々なお遍路さんがいて、とても興味深く学ばせていただいています。 ----- Victor 2009年07月22日 06:21 kannosuke7さん、 猛暑より土砂降りのほうが歩きやすいと思います。 今朝もこちらは雨です。昨日少々寒かったので、今日はポンチョを着ようかと考えています。そうすると暑すぎるのでしょが。 高知県に入るのは51キロ先です。明日か明後日になります。 ----- Victor 2009年07月22日 06:26 Yoshiさん、 Eさん、 ありがとうございます。 無理はしません。一日20キロが楽にこなせるように、先ずもってゆきます。 ----- |
(7/22) 十日目 徳島県海陽町 2009年07月22日21:05 今日は21キロ歩き、海陽町まで来ました。海のそばの民宿に四時過ぎに入りました。もと網元の家らしく、ゆったりとしています。おかみさんもゆったりとした素晴らしい方です。 夕食はカツオの刺身、いさきの煮つけ、トコブシの煮つけ、酢の物、お澄ましでした。トコブシが一番気に入りました。 徳島県に来てから、夕食にはいつも澄まし汁でした。どうして味噌汁がないのかを聞きました。すると、「ここらでは、朝は味噌汁、晩は澄まし汁に決まっている」でした。 今日は20キロを8時間かけて歩きました。平均時速2.5キロです。 大人は平均時速4キロで歩くと言われ、私はそれよりも速く歩いていたと思っていました。だから、時速2.5キロはショックでした。でも、この事実を受け入れ、ここから始めるしか仕方がありません。 ----- Funny-E 2009年07月22日 21:25 その辺りから、時間がゆっくりと流れ始めます。 昔の日本がそうだったような・・・時間の流れです。 ----- Tipsy 2009年07月22日 23:01 グッド(上向き矢印)時間がゆっくりと流れるって、どういう感触なのでしょう。 測れず、計れず、量るれず。 時速とは、軸のちがう流れ方なんでしょうね。 自分の体内時計も、年々早くなってるのかしら。 ----- kannosuke7 2009年07月22日 23:17 マイペースのんびりゆっくりも大切です。 当然、その日の進み具合で宿を決めるのでしょうね? 今の時期は、他のお遍路さんは多いのでしょうか? お仲間になる交流はされているのですか? 質問ばかりになってしまいスミマセン。 ----- Victor 2009年07月23日 03:08 Eさん、 Tipsyさん、 ありがとうございます。 時間がゆったりと流れる。よく分かります。 質素な豊さ。頭で計算するのではなく、心で受け入れもてなす生き方。根底にあるのは、自分が愛され受け入れられているという安心感だと思います。誰から?家族から、村人から、自然から、神から、八百万の神さまから、仏から・・・ これからの訪問の楽しみが増えました。ありがとうございます。 Eさんはガバナーとして全四国を訪問されているのでしたね。ロータリーの素晴らしさの一つだと思います。 ----- Victor 2009年07月23日 03:33 kannosuke7さん、 ありがとうございます。 当然自分のペースに合わせて宿をとります。ところが、宿はかたまったあります。例えば、海水浴場の近くなど。 明日は18キロ先に止まります。私としては25キロくらい先が望みですが、次の宿は40キロ先になってしまいます。今の私にはちょっと無理です。 今の時期は歩き遍路は少ないそうです。暑すぎるからです。バスや車で回られる方はいらっしゃいます。 他の歩き遍路の方とは妙な連帯感があります。自分が喘ぎながら歩いた道を共有しているからだと思います。すぐに打ちとけて交流が始まります。 今晩は自転車で回っているお遍路さんと一緒です。食後も一時間くらい話しました。 ----- |
(7/23) 11日目 高知県生見(いくみ) 2009年07月23日20:53 いよいよ高知県に入りました。今日は生見(いくみ)の民宿に泊まっています。次の24番最御崎寺(ほつみさきじ)までは35.7キロあります。 これからは海岸線をひたすら歩くそうです。夕食を一緒にとった方は三周目の歩きお遍路さんですが、ここが一番辛いと言っています。 しかし、私にはここの所で何かがありそう予感がします。楽しみです。 ところで、昨日からだんだん「黄」の中に「白」の割合が増えています。徳島県では、ほとんどの車は「軽」の印象でした。たまにクラウンを見かけると、巨大な感じがしました。 土佐県(おっと高知県)に近くなるに連れて、「5ナンバー」や「3ナンバー」の「白ナンバー」が増えてきました。 国道を歩いている為にそうなのか、農村部でもそうなのか、ちょっと楽しみです。 ----- Tipsy 2009年07月23日 23:10 ほんの何人かしかぞんじあげませんが、高知の方は、おおらかで、豪快で、お客上手で、と、思います。特に、女性が自由で、闊達なような。 皿鉢料理も、びっくりしました。 海岸線というと、砂地でしょうか。 予感どおり、素敵なことがあるといいですね、松があれば、天女がいるかも。 ----- Victor 2009年07月23日 23:47 Tipsyさん、 ありがとうございます。 土佐の女性に関するご報告はもう少し体験してからにします。 海岸線といっても砂浜ではないようです。山を削って作った自動車道に歩道がついているのだそうです。だから、多分アスファルトです。そして、はるか下に砂浜を見下ろすのだと思います。 ぜんぜんロマンチックでなくて、ごめんなさい。 ----- Yoshi 2009年07月24日 00:01 レポートありがとうございます。 僕もいつの日かお遍路にチャレンジしてみたい、そんな気にさせてくれました。 ----- kannosuke7 2009年07月24日 00:32 Victorさん 宿でご一緒になる歩き遍路の方とは、連れ合いになって一緒に巡礼はしないものなのですか? Yoshiさん その時のお遍路姿は、きっと最高に似合うことを請け負います。 ----- Victor 2009年07月24日 04:49 Yoshhさん、 kannosuke7さん、 ありがとうございます。 是非、歩き遍路を体験してください。またとない機会です。 例えば、「人間本来無一物」の句は焼山寺を登る時に何回も見ました。通常は6時間で登るのに、私は9時間半かかった山です。 いくら脚の筋肉が弱くなっても、荷が軽ければ9時間半もかからなかったと思います。「無一物」の素晴らしさが観念だけではなく、実際の体験としてつかめるのです。 あるいは、自分が見過ごしてきたことに一つひとつ意識の光を当てるチャンスです。例えば、私はミーレのリュックを背負っています。このリュックには20近くの調整できるベルトがあります。それらにはあまり注意を払ってきませんでした。 ある時、荷が余りにも重く感じられたので、肩のの上の調整ベルトを引いて見ました。すると、とても軽く感じられたのです。それと同時に調整ベルトの目的も分かりました。リュックを腰・背中・肩で体に密着させる為だったのです。そうするとリュックの重さは感じないのです。 日常生活では見過ごしてきている事が無数にあると思います。それらの幾つかにでも意識を向けることができたら、人生の質が上がると思います。 kannosuke7さん、 歩き遍路は自然の形では一人で歩きます。自分にあった歩行速度が違うからです。同宿の人は今日は32キロ歩く予定です。わたしは23キロです。自分のペースよりも速くても遅くても疲労が増します。だから、特に一緒に歩く必要がない時は一人で歩きます。 ----- |
(7/24) 12日目 室戸市 2009年07月24日17:38 ![]() ![]() 第24番最御崎寺(ほつみさきじ)まで17キロの民宿に来ました。明日はいよいよ空海が悟りを開いたと言われる洞窟に行けます。御蔵洞(みくろど)です。この洞窟の中から見えるのは空と海だけだったので、空海という名前をつけたそうです。 ピッチ歩行の効果が出てきています。GPSで歩行速度を計ると時速6キロ台も出るようになりました。持久力がまだ弱いので、強めてゆきます。 室戸の海沿いの道は確かに単調で、休憩所は少ないです。でも、私にとっては違和感はありませんでした。 室戸市に入ってからトンボを見るようになりました。金色がかった黄土色で、赤トンボより少し大きめです。群れていました。初めて見る種類です。 海岸線の写真を添付します。山と海と山を削って造られた道です。 ----- lastshow 2009年07月24日 19:57 とうとう室戸岬に向かう道を歩いてるんですね。 僕はこの道を3回車で通りましたが、車で走っても、信号もないし単調な道ですよねあせあせ 室戸岬の目前に、お大使様の大きな銅像があります。そこまで着たら室戸岬は目前です。 徳島の『発心の道場』から高知の『修行の道場』へ Victorさんの前に素晴らしい『道』がありますように。 ----- Funny-E 2009年07月24日 22:20 その辺りが、一番つらいところです。 次は、中村周辺かな? 今は四万斗市、ロータリーが2クラブ 塩たたきの鰹が美味しいところです。 ----- Victor 2009年07月24日 23:41 lastshowさん、 ありがとうございます。 室戸が今回の旅の最重要地点だと思っています。だから、たっぷり時間をとってあります。 今日私が歩いた道は車ですと単調かもしれません。しかし、歩いていると、色々な出会いや発見があり、エキサイティングです。 例えば、猿二匹と出会いました。もっとも、私が近づいてくると、フェンスを登り、山の木に飛び移りました。お接待でいただいた、おかき(揚げせんべい)を投げたのですが、食べてくれたかどうかの確認はしませんでした。 即身仏となられた方二人もおられ、両方ともお堂や庵として守られていました。 山が海に迫っている所は、昔のお遍路さん達はどの道を通ったのだろう、と考えると時間を忘れてしまいます。 実に多くの場所で草刈りを見かけました。皆さん、同じようにガソリンエンジンで駆動するブレードカッターあるいはワイヤーカッターを使っていました。昔は鎌で刈っていたのだろうけれど、どのくらい楽になったのだろうか? 又、古戦場だった所もあり、石碑の文章を読むと興味が湧いてきます。 このように、歩くと世界が広がります。 ----- kannosuke7 2009年07月24日 23:50 室戸の海岸線がきれいです。 空海の謂われ、納得です。 毎日足に履いているものは、運動靴でしょうか? 日々逞しくなられていらっしゃるご様子から、非常に心強く感じています。 ----- Victor 2009年07月25日 00:02 Eさん、 ありがとうございます。 宿の女将さんにも、今日歩いた所が一番辛い所だと言われました。私は明日だと思っていたので少し拍子抜けです。 ロータリーのメークアップのことは今は考える余裕が全くありません。もう少ししたらゆとりが生まれるのかもしれません。 ----- Victor 2009年07月25日 00:17 kannosuke7さん、 ありがとうございます。 安い登山靴です。ゴアテックスを使ってあるので、軽くて水蒸気は通すけれど水は通さないハズでした。でも、雨の時は中はびしょびしょです。 テーヒングテープの効果は絶大です。マメができにくくなりますし、できてもかんたんに対処できます。 ----- Tipsy 2009年07月25日 00:59 室戸、、、、台風の実況で、よく、アナウンサーたちが、絶叫しているところですね。 寄せては引く、波の音がきこえますか? 写真ですとずいぶん海岸に近い道のようですが。 ----- Victor 2009年07月25日 04:52 Tipsyさん、 ありがとうございます。 今泊まっている宿は国道沿いにあり、その向こうは海です。砂浜ではなく、岩がゴロゴロしています。 波の音が心地よいです。 ----- |
(7/25) 13日目 24番最御崎寺 2009年07月25日21:57 ![]() ![]() 最御崎寺(ほつみさきじ)まで打ちました。海ばつ10メートルから一気に165メートルまで階段を登りました。東京タワーの展望台まで階段を登るのとほぼ同じです。きつかったですが、以前ほどではありません。少しは進歩しているのかもしれません。 空海が悟りを開いたと言われる洞窟に入りました。御蔵洞(みくろど)です。ここには洞窟が二つあります。左手は大きく立派です。奥から外を見ると空と海が見えます。 右手の洞窟は小さく、外を見ると岩と木が見えます。 私は左手の大きい洞窟で空海が悟りを開いたと思い、納経所のおばさんに確認しました。 なんと、右側の小さめの洞窟で悟りを開いたそうです。左手の洞窟は生活の為に使っていたそうです。 空海には当時二人の従者がいて、食事の世話などをしていたそうです。そこから「御蔵洞」の名前が付いたそうです。 洞窟から見える景色は、時間と共に変わります。今はホテルも何軒かあるし、立派な舗装道路があります。ところが50年前は、車一台がやっと通れる未舗装の道があるだけだったそうです。 空海のいたのは1200年前です。その間には洞窟から見える景色には大きな変化があったと思われます。 ご参考までに、左手の洞窟の内からの写真を載せます。 ----- Funny-E 2009年07月25日 22:02 ご苦労様です。投稿が遅いので、心配していました。 ----- Victor 2009年07月25日 22:06 Eさん、 ありがとうございます。 うとうとしていました。 ----- Tipsy 2009年07月25日 22:16 鳥居のまんなかに、縦長い四角くみえる陰は、額ですか? お寺の名前がかいてあるのでしょうか。 鳥居に石をなげてうまくとまると、願い事が叶うって、本当かしら。外国で、お参りに訪ずれた人が、お墓に石を置くところもありますね。石も、海や波と似て、思索の世界のスターですね。 空海は、空と海の出会う洞窟の中からの景色が好きだったようなきがします。 それにしても、大きい名前、いつ思いついたのかしら。 ----- lastshow 2009年07月25日 22:23 お疲れ様でした。 僕は、最御崎寺は車で登っても凄い勾配で、一部は空に迫り出したような道路になってるのが印象的でした。 お寺からまた山を登ったところにある展望台で見た太平洋の夕陽が凄い綺麗だったのを覚えてます。 とうとう高知県ですねexclamation ×2 毎日mixi見て応援してますよexclamation ×2 ----- kannosuke7 2009年07月25日 23:15 お天気模様は如何ですか? 巡礼13日目となると、お疲れも溜まってきていると思いますので、是非是非、お身体ご自愛されてください。 お大師さんや、多くのmixiのお仲間がいてくれて、Victorさんも心丈夫ですね!! ----- Victor 2009年07月26日 05:19 Tipsyさん、 鳥居の四角い影の部分にはご推察の通り名前が書かれています。ただし、お寺ではなくて、神社です。 ----- Victor 2009年07月26日 05:21 lastshowさん、 ありがとうございます。 ----- Victor 2009年07月26日 05:24 kannosuke7さん、 ありがとうございます。皆様のおかげでとても励まされています。 ----- |
(7/26) 14日目 26番金剛頂寺 2009年07月26日20:53 第25番津照寺(しんしょうじ)、第26番金剛頂寺(こんごうちょうじ)を打った後、18キロ歩いて奈半利(なはり)町のホテルなはりに入りました。山登りを含めて、少なくとも27キロは歩きました。二週間前と比べると少しは筋力がついてきたようです。嬉しいです。 今日は、曇り、小雨、土砂降り、少しばかりのお日様、というように、様々な天気を体験しました。リュックと尺八には朝出る時にレインカバーを掛けておきましたので、どんな天気でも大丈夫です。 私は今日もポンチョは着ませんでした。予報気温が29度だったからです。23度以下になったら使おうと思っています。 もう一つ着用の条件があります。道路状態です。車が3メートルもの水しぶきを上げて次々と疾走するのを見てしまったのです。幸い、私は旧道を歩いていたので無事でした。国道を歩いていたら泥水の洗礼を受け続けていたと思います。洗礼は一回で充分です。それに、もう受けています。 もう一つ特筆すべきことがありました。奈半利に向けて歩いていたときです。空が急に明るくなり、太陽が顔を出しました。ふと、右手の山に目をやって、驚きました。山の木々が信じられないくらい鮮やかなのです。まるで、生まれて初めて見るようでした。この感覚はその後続いています。 歩き遍路を続けていると様々なことが起こってきます。ただ、素晴らしいとしか言いようがありません。 ----- Ryo 2009年07月26日 21:18 様々な貴重な体験をされているようで、楽しまれて 健康状態でつづけられていることは、何よりです。 素晴しいです。 ----- Victor 2009年07月26日 22:29 Ryoさん、 ありがとうございます。 日本ではお遍路、西洋、中近東では巡礼。オーストラリアでは真実の人族はオーストラリア大陸を旅し続けています。 歩き続けることは人間にバランスを取り戻させる効果があるようです。毎日歩くと、不健康でいるゆとりが無くなります。 生き物の本来の、自然な姿は健康です。歩き続けることは、これを与えてくれるようです。 ----- kannosuke7 2009年07月26日 22:32 自然界の素晴らしき神秘さとは、体感できてはじめて、納得することができるのでしょうか? 日々黙々とお遍路をするVictorさんの心が洗われて、自然界からのプレゼントは、まだまだサプライズされてくることでしょう!! ----- Funny-E 2009年07月26日 22:35 四国は・・・と言うより、日本は例年にない長雨と豪雨に襲われています。 高知の雨は、四国山脈の所為で、凄く激しく粒が大きいのです。 くれぐれもお大事に・・ご無理をなさいませんように。 ----- Victor 2009年07月26日 23:16 kannosuke7さん、 ありがとうございます。 その通りだと思います。私たちは概念的には全てを知っています。しかし体験的にはあまり知りません。 体験の素晴らしさと重要さは体験した人でないと分からないかもしれません。 例えば、朝寝ぼけまなこで量った体重と、トイレ行った後での体重では、寝ぼけまなこの時の方が軽いのです。出ていった尿の分、重いはずですが、私の実験の結果は逆です。 ----- Victor 2009年07月26日 23:33 Eさん、 ありがとうございます。 無理をずに、一日25キロが楽にこなせるように持って行きます。 歩く為に歩くのではなく、愛が育つように歩くのが次の課題です。 ----- Tipsy 2009年07月27日 17:57 Victorさんは、こうして、文章を作っていらっしゃる時、は寛いでいらしゃるのかしら。 「愛が育つように歩く」というのは、よくわかりませんが、この日記を、ずっとアップしていってくださると、いつか、わかるようになる気がします。 愛というと、随分大きい言葉で、ちょっとたじろぎますが、きっと、そういう肩に力のはいった『愛』ではなく、生きとし生けるものが、内包している、地の塩みたいな、ものかなぁ、、なんて。 大きい旅ですね。 Funny-Eさん おかきになってらっしゃるコメントは、いつも、心優しく、易しく、穏やかで、こういうコメントを出せる心持でいたいなぁって、拝見するたびに思います。私のオアシスです揺れるハート ----- Victor 2009年07月27日 19:57 Tipsyさん、 愛を育てるように、或いは逆に疑念を増大させるように、は「行動」のレベルでは単純明快です。 例えば、こちらから挨拶をする、或いは無視する。こちらからお礼を言う、或いは不満そうな顔をする。お腹がすいていそうな人がいれば、失礼にならないように自分の持っている食べ物を分かち合う、或いは無関心を装う。(歩き遍路の場合、何時間も歩かないと食べ物が手に入らない場所もあります) 自分のとった行動で、愛が少しでも大きくなれば成功です。 Tipsyさんが当事者だったら、愛を育てるように意図した行動か、その逆かは明確でしょう。 どちらが善いか悪いかではありません。個人の選択の問題です。もちろん、それに応じた結果はついてきます。そして、私は愛の成長に奉仕することを選択し続けています。 ロータリーには「四つのテスト」があります。こちらは行動だけではなく、自分の考えと言動もチェックするものです。四つのなかの一つに「好意と友情を深めるか」があります。これはまさに、愛を育てるかと同じことだと思います。 今日の出来事は今日の日記でご紹介します。 ----- |
(7/27) 15日目 神峰寺(こうのみねじ) 2009年07月27日22:31 今日は第27番神峰寺(こうのみねじ)を打ちました。名前から想像できるように、山の上にあります。お寺は標高430メートルです。その下の駐車場は360メートルです。大した高さではないと思ったのですが、疲れました。炎天下の車道を歩いたからかもしれません。 駐車場に着いたとき、石のベンチがあったので、休みました。 すると、「うどん」ののほりが目に入りました。駐車場に隣接した土産物屋ののほりです。 朝は6時に宿を出たので朝食はなしでした。お饅頭や飴は舐めたのですが、お腹に力が入りません。 そこで、うどんを食べようと、土産物屋に行きました。 「うどんをお願いしたいのですが、どんな種類がありますか?」 「ここには一種類しかないよ」 「では、そのうどんをお願いします」 注文しながら、なんて無愛想な男だと思いました。でも、不思議と腹は立ちませんでした。いい仕事をするかもしれない、と密かな期待もありました。 待つこと30分。5分以内のうどんに慣れている私には、とてつもなく長く感じました。 出てきたうどんを見て驚きました。玉ねぎ、ジャガイモ、ピーマン、みょうが、人参、など様々な野菜が入っているのです。野菜は、注文を受けてから、切って煮たのでした。美味しいかったし、体が求めていました。 お礼を言うと、とても嬉しそうな顔をしていました。代金を払い、上に行く支度をしていると、「大きな荷物はここに置いていったらいい」と言ってくれました。 上から降りてくると、「今日はどこまで?安芸市?」 「どこかおすすめの宿がありますか?」 すると彼は電話をして、予約を取ってくれました。宿は予想通りに満足の行くところです。 愛の成長を促すゲーム、好意と友情を深めるゲームは素晴らしいゲームです。しかも、思いがけない素敵なおまけまで付いてきます。 ----- 子犬大好きケイ 2009年07月27日 23:01 お疲れ様です。 人との出会いがとてもうれしいですね。 肩の荷が少しずつきっと軽くなって行くのでしょう。 ----- Funny-E 2009年07月27日 23:07 お遍路の魅力の一つに、お接待などを通して、人の情にふれるというのがあります。 した人も、受けた人も心が豊かになります。 土地柄も、人柄も違う四国には、共通して人の情(じょう)が存在します。 ----- kannosuke7 2009年07月27日 23:23 ついつい見掛けばかりに目が行ってしまい、見掛けによらない人の好意を受止めることができなく、随分無駄にしている日常がありますね〜 いつでも謙虚になって、全てに公平平等に心を広くすること、なんでも許し合いできること、自心の豊かさを誇りに持ちますと、不思議に、相手方から、素敵な愛情を伝導してくれるようです。 愛情生成のお遍路の旅、一層価値ある巡礼の安全を祈念しています。 ----- Victor 2009年07月28日 05:55 ケイさん、 Eさん、 kannosuke7さん、 ありがとうございます。 皆さんのおっしゃるように、人との出会い、人の情に触れ合うことがお遍路の素晴らしさの一つだと実感します。 特に、歩き遍路になると、その人の地位や肩書きなどは全て剥がされてしまいます。その人の人間性が直接表に出てくるようです。 その分、他の人との触れ合いが起こりやすくなると思います。素晴らしい機会です。 ----- Tipsy 2009年07月28日 21:09 お饅頭は、宿においてあるのですか? 甘いものは、旅人の友ですね。 きっと、お遍路さんの道には、美味しい甘いものが一杯あるんだろうなぁ。 アイスクリームの逸品には、まだ、あいませんか? ----- Victor 2009年07月28日 22:55 Tipsyさん、 ありがとうございます。 お饅頭は歩いている時に見かけたお店で買いました。 甘いものが欲しくなります。今のところ飴とお饅頭です。今日は冷たいものが欲しくてかき氷を食べました。何十年ぶりです。冷たくて、生き返る思いでした。 アイスクリームはこちらではアイスクリンと呼ばれているようです。でも、私は避けています。やみつきになりそうだからです。いつまで避け続けられるでしょうか。 ----- |
(7/28) 16日目 28番大日寺直前 2009年07月28日19:11 今日は高知県の安芸(あき)市から芸西(げいせい)村を経て甲南(こうなん)町まで来ました。約21キロですが、海岸線に沿った自転車道を歩きました。木陰が適当にあり、又そよ風も適当にあり、太陽は雲に適当に遮られて、快適な散歩のような歩きでした。 10キロの荷物がなければ、、、と考えたくならないのが不思議です。 第28番大日寺の近所に宿を取りたかったのです。ところが、お目当ての旅籠は廃業。隣の民宿は今日はお休み。寺の2キロ手前の旅館もお休み。3キロ手前の高知黒潮ホテルに入りました。隣に温泉があり、ありがたいです。 創業、廃業は世の常ですが、廃業と聞くと悲しくなります。廃業の影にある関係者の大変な思いと生活環境の変化がある程度分かりますので、いたたまれない気持ちになることもあります。 明日からはいくつかの札所が比較的近くにあるので、初日のような感じかもしれません。 高知県は修行の道場と呼ばれていますが、私にはあまり修行をしているようには思えません。意外にも、快適なのです。 ----- Tipsy 2009年07月28日 20:57 快適で、楽しく修行できれば、ソレに越したことは、ないのではないでしょうか。 比叡山を夜中じゅう駆け回る修行も、大変ではありましょうが、振り返って語る姿からは、充実感というか、達成感が、放散されてます。 それをする「甲斐」って、日常生活ですと、リアルタイムでは把握できないこ とが大半ですが、修行中は、まず、ソレがちゃんとしてる、という稀な時間かもしれません。 ごきげんよく過ごせる、それって、素敵なことだと思います。 ----- kannosuke7 2009年07月28日 21:44 Victorさんの日記を伺いながら地図のサイトを開いて、巡礼の様子を思い描いています。 快適な高知県の一日ホット安堵でしたね。 明日から気を引き締め直して、今後のお遍路が快適に捗りますことを念じています。 地図を見ながらで大変に無礼恐縮なのですが、Victorさんのお遍路を同行させてください。 ----- Victor 2009年07月28日 23:13 Tipsyさん、 ありがとうございます。おっしゃる通りです。楽しく修行ですね。 でも、段階世代の貧乏性のせいか、男性として育てられたせいか、きつくて嫌で避けたい思いを乗り越えるのが修行だという先入観があります。 お笑いください。 ----- Victor 2009年07月28日 23:21 kannosuke7さん、 ありがとうございます。 地図をご覧になっていただけるなんて、光栄です。 以前、Eさんがコメントされていましたが、「同行二人」ではなく、文字通り「同行多数」です。 ----- Tipsy 2009年07月29日 01:09 Victorさん >きつくて嫌で避けたい思いを乗り越えるのが修行だという先入観があります。 自分のなかにも、勿論そういう思いがあります。ストイックに修行という姿は、いつでもとても感動的です。孤高の、という形容詞が似合いますね。 人とのふれあいを満喫なさりながら、楽しく歩かれたとあるのを拝見して、楽しい修行は、これまた、素敵だなぁと、思いました。 ----- Victor 2009年07月29日 05:04 Tipsyさん、 いつか歩き遍路をなさってはいかがですか。フランス・スペインの巡礼でも同じだと思います。準備ができたら、ご自分で分かると思います。 同行多数の巡礼なんて、素敵じゃないですか。 ----- |
(7/29) 17日目 高知市へ 2009年07月29日22:32 今日は28番大日寺(だいにちじ)、29番国分寺、30番善楽寺を打って、ウェルサンピア高知に入りました。いよいよ高知市です。 善楽寺で若い女性の歩きお遍路さんに会いました。一人で歩き遍路していると思い、感心していました。すると、宿で又会いました。 女友達と一緒だったと分かりました。歩く時はペースが違うので別々になりますが、宿は一緒に取っているようです。少し安心しました。 二人は観光しながら、歩き遍路をしているようです。 二人以上で廻るとペースは遅くなりますが、友人たちと歩き遍路をする現実的な方法が見つかった気がします。 ----- kannosuke7 2009年07月30日 00:04 17日目のお遍路、ご苦労さまでした。 気のあった方とのお遍路が可能であれば、一層有意義で楽しい巡礼が出来ますね〜 ----- Victor 2009年07月30日 04:59 kannosuke7さん、 ありがとうございます。 そうですね。それに、気のあった者同士ですと、歩き遍路に出やすい出やすいと思います。 ----- Yoshi 2009年07月30日 08:14 心の垢もすっかり落ち、澄んだ心で気持よくお遍路を続けていることと思います。 くれぐれもお気をつけて旅をお続けください。 ----- Tipsy 2009年07月30日 10:15 お寺の漢字の名前と、ウェルサンピア高知、 取り合わせに、ちょっと笑いました。いいかんじです。 ----- Victor 2009年07月30日 14:40 Yoshiさん、 ありがとうございます。 心の垢は分かりませんが、体の内部の垢は大量の水と大量の汗で体外に放出されているようです。 1200キロの道のりですので、自分のペースで行くしかないとようやく開き直りました。 ----- Victor 2009年07月30日 14:53 Tipsyさん、 ありがとうございます。 空海から1200年です。88の札所が1200年の歳月をへて、まだ存在していることは奇跡としか思えません。戦争などで何度も壊されたり、焼かれたりしているお寺があります。そして、その度に再建されているのです。 サンピアは以前は何軒か高知県にあったそうです。でも、今は一つしかないそうです。さて、1200年後はいかがでしょうね。 ----- |
(7/30) 18日目 雪けい寺 2009年07月30日22:00 今日は31番竹林寺(ちくりんじ)、32番禅師峰寺(ぜんじぶし)、33番雪けい寺を打ちました。 今日一日、昨日の若い二人と一緒でした。といっても歩き遍路的にです。 たまたま歩くスピードがほぼ同じなので、前になったり後ろになったりしながら、結局同じ民宿に落ち着きました。 彼女たちは歩き遍路をしていて知り合ったそうです。たまたま歩くスピードがほぼ同じくらいなので、必然的に同じ宿になり、仲良くなったようです。 アイスクリンを食べました。濃厚なシャーベットです。さっぱりして、土佐の夏にぴったりです。病みつきになりそうです。 ところで、野宿の道具を送り返しました。17日間で一回も野宿しなかったので、これからもないだろうと判断した為です。今回は野宿のゆとりがありません。 寝袋の下に敷くシート、寝袋、ゴムぞうり、虫除けネットなどをサンピアから宅急便で送りました。たいした重さではないですが、軽くなった分、歩くのが楽になりました。更に減らすように努力します。 ----- kannosuke7 2009年07月30日 23:36 暑さのなか疲労が溜まると、身体が甘いものを要求してきますか? 野宿が無かった分、お元気で順調にお遍路ができている気がしますが、如何でしょうか? ご縁ができた同行女性お遍路さんをお守りしながら、ゆとりを持った和気藹々の日々としてください。 ----- Tipsy 2009年07月31日 00:04 17日間というと、もう、大体三分の一の四国路が、背中にいってしまったんですね。残念でしょう。。。 おいしいアイスクリン 柑橘のフレーバーでしょうか。 野宿は、「ゆとり」 がないとできないのか。不思議な気持です。 若い素敵な同行の女性も、尺八の音をきかれたんですね。いい音色にびっくりなさったのではないでしょうか。 ----- Victor 2009年07月31日 00:37 kannosuke7さん、 ありがとうございます。 肉体が疲労すると、やはり甘いものは欲しくなります。あめ、チョコレート、ジュースを欲します。 甘いものはいくらでも簡単に手に入ります。 気力や精神力の疲労の場合、私は玄米ご飯を欲します。ところが、手に入りません。思案中です。 尺八の本曲を吹くときは気力で吹いているようなものです。一曲吹くと、立っていられないほどです。 昨年イギリスに行った時は全粒粉のパンをホストファミリーにお願いして買ってもらいました。 生きている木の実も効果がありそうです。木喰聖人の食していたものです。 明日からスーパーを覗いてみます。 ----- Victor 2009年07月31日 02:44 Tipsyさん、 アイスクリンは柚子フレーバーでした。違うフレーバーもあるのかもしれません。調査します。 野宿は時間的余裕が必要です。例えば、今の時期は、一日回り終えるとびっしょりです。服を着たままフールに飛び込み、出てきたような状態です。 だから、洗濯と行水は毎日必要です。ところが、寝るところに水がない場合があります。昨日立ち寄った善根宿では、水とトイレは約100メートル離れたJR駅です。そこまで行って、洗濯、身体拭き、洗濯物を干す準備、実際に干す。それから食事です。歯を磨く為に又100メートル往復です。 キャンプでしたら善いかもしれません。でも、明日廻るお寺を調べたり、メールをやる時間はないと思われます。それに携帯の充電もなかなか出来ないかもしれません。 ----- Funny-E 2009年07月31日 06:59 足摺の近辺は、意外に難所です。 行き倒れて、最後をお迎えになった遍路さんの供養地蔵も多くて、悲しみが・・・供養の演奏もご配慮下さい。 ----- Victor 2009年07月31日 21:34 Eさん、 ありがとうございます。 足摺岬までたどり着ければ、ご供養の演奏をさせていただきます。適した場所があれば教えて下さい。 ----- |
(7/31) 19日目 種間寺、清瀧寺 2009年07月31日21:59 今日は34番種間寺(たねまじ)、35番清瀧寺(きよたきじ)を打ちました。 清瀧寺で飲み水のことを聞きました。若いお坊さんは、「出ている水はすべて飲めます。奥の院から引っ張ってきた湧き水です。私たちも飲んでいます。」 実際様々な所から水が吹き出しています。そしてとてもおいしい水です。 しかし、私が一番感動したのは、若いお坊さんが「私たちも飲んでいます」と言ったことです。 このお寺にはもう一度来たいと思いました。 ----- Funny-E 2009年07月31日 22:05 高知は四国に降る雨の75%が、同県に降ります。 だから、松山砂漠、香川砂漠になるのです。 ----- kannosuke7 2009年07月31日 22:21 お坊さんが飲んでいることの安心感がありますネ 奥の院からの湧き水ですと、さぞかし冷たくて喉こしが美味しいのでしょう。 正直さに感動したのでしょうか? ----- Tipsy 2009年07月31日 22:50 清瀧寺 いかにも、歌舞伎の物語にでてくるような、迫力のある名前だなぁ。 炎のような、ドラマチックな、動きのある名前。 瀧 の字の持つ力ですね。 縁起に龍がでてくるのかしら。 ----- Victor 2009年08月01日 01:56 Eさん、 ありがとうございます。納得です。 ----- Victor 2009年08月01日 02:11 kannosuke7さん、 ありがとうございます。 若いお坊さんの、人を含む心に打たれました。ということは、清瀧寺のご住職(老師)がそのような方だと思われます。 このお寺では通夜堂を野宿の遍路に解放しています。山を降りてから、同山に向かう野宿の方から聞きました。 ----- Victor 2009年08月01日 02:20 Tipsyさん、 ありがとうございます。 龍のことは知りません。清い滝(瀧)があることは確かです。 ちなみに、次の札所は青龍寺です。 ----- |
(8/1) 8/1 36番青龍寺、久礼へ 2009年08月01日21:05 朝6時半過ぎに汐浜荘を出て、36番青龍寺を打ちに行きました。そして9時過ぎに例の若い女性二人と共に汐浜荘に帰ってきました。重い荷物はここに置いていったのです。 私は巡行船乗って汐浜荘の近くの埋立(うめたて)から横浪(よこなみ)まで約一時間の船旅を楽しみました。女性たちは陸路を行きました。 船は11時に横浪に着き、船頭から勧められた農協風コンビニで勧められたすし弁当を買いました。ここで買わないと10キロ以上買えるところがないとのことでした。そしてその通りでした。 久礼の町の雰囲気は懐かしい雰囲気です。青柳祐介の『土佐の一本釣り』を昔よく読んでいました。その町並み、その雰囲気です。懐かしい感じがします。 さて、「土佐は修行の道場」と言われています。その効果が少し出ているようです。 期待することから少し自由になっています。 徳島県では道案内が至れり尽くせりでした。藤井寺市街と徳島市街で案内がないところがありました。それ以外はほぼ完璧でした。ところが、高知県に入ると、案内がぐっと減ります。初めは不満でした。でも次の札所へは行かなくてはなりません。へんろみち保存協会の案内に頼らず、自分の持って情報とカンを頼りに進む方向を決めているのです。 休憩所も徳島県は至れり尽くせりでした。高知県に入るとガタッと減りました。高知県に入った頃は休憩所を目で探していました。 ところが、今日は違っていました。休憩所があれば嬉しいのですが、期待はしていないのです。 次は何から自由になれるのか、などと期待しそうになるので、修行はまだまだ続くと思います。 ----- kannosuke7 2009年08月02日 01:13 黙々とお遍路を進める日々の中にも、Victorさんが積極的に心境の変化をされている姿が嬉しく羨ましいです。 Victorさんの心身から、爽やかな清流の音が聴こえてくるようです。 ----- Victor 2009年08月02日 02:19 kannosuke7さん、 ありがとうございます。 黙々と歩き続ける単純な作業の繰り返しが質の変化を生み出すことを再確認しています。 日々の生活の中の単純作業を大切にしなければ、と思います。 ----- |
(8/2) 8月2日 岩本寺 2009年08月02日18:09 今日37番岩本寺を打ち、そのまま宿坊に入りました。宿坊に泊まるのは初めてです。明日6時から本堂でお勤めがあり、6時半から朝食だそうです。 昨日、須崎の住友大阪セメントの工場の横を歩いている時に、一台の車が私を追い越して止まり、ハザードランプを点滅し始めました。私は、「誰かと待ち合わせているのかしら。それにしても、変なところで待ち合わせるなぁ」と思いながら近づいて行きました。すると、助手席からお婆さんが降りてきて、何か叫んでいるのです。私は道を横切り、お婆さんの方へ行きました。「お布施です」と言って、お金を手渡してくれました。私は一瞬何のことか分からないで、ただ「ありがとうございます」と言っただけでした。車が走り出してから、「納札(おさめふだ)を渡すのだった」と悔やみました。 今朝11時頃、旧遍路道を歩いていました。すると、一軒の家の中から、「お遍路さん、コーヒーをいかがですか」と聞こえてきました。その家に入っていくと、「ミルクも砂糖も全部入れますか」と聞かれました。私は「お願いします」と言って、納札と尺八を取り出しました。納札に日付を入れて渡すと、とても喜んでくれて、仏壇にお供えしているようでした。 「お礼に一曲吹かせて下さい」と言って『故郷』を演奏しました。おばあさんの亡くなったご主人も尺八を吹いていたそうで、とても喜んでくれました。 嬉しい日でした。 ----- Funny-E 2009年08月02日 20:07 四国88カ所の旅は、人の情けと心遣いを知る旅でもあります。 日本から消えつつある??昔の人情や心の温かさを思い出させてくれる旅でもあります。 ----- Victor 2009年08月02日 20:38 Eさん、 ありがとうございます。まさにその通りだと思います。 歩き遍路をしている若い20台の人たちにも時々出会います。一人ひとりが素晴らしい体験をしているようです。 ----- kannosuke7 2009年08月02日 21:14 心と情の分かち合いは、ほのぼのとして善いですね〜 人の思いを汲み取ってあげる情け、もっと自心を磨き上げていこうと思います。 本堂でのお勤めのなかで、又何かを発見できると嬉しいですね。 ----- Victor 2009年08月02日 22:27 kannosuke7さん、 ありがとうございます。まさに、その通りだと思います。「心と情」、いいですね。 ----- lastshow 2009年08月02日 22:46 お疲れ様ですVictorさん。 いよいよ明日からは足摺岬への長旅が始まりますねexclamation途中いよいよ四万十川を通りますねわーい(嬉しい顔) 足摺岬までは土佐清水からの国道の広い道と、海を巡る海岸沿いの細い県道があったと思いますが、Victorさんはどちらの道を通るのでしょうねexclamation & question わたしが足摺岬に行った時に見た太平洋から昇る日の出は凄い感動的でした晴れ機会があったら是非ご覧になってみたらいかがでしょうか。 ----- Tipsy 2009年08月02日 22:58 巡礼の旅ですねぇ。 「お遍路さん」て、呼びかける言葉があるって、いいなぁ。 呼びかけやすいし、呼ばれても、安心だし。 見知らぬ人から、「警戒」しないで、自然にお金やお茶をいただけるっていうことは、心身が安全に暮らせるっていうことの、表れでもあるんですね。 ここでも尺八が、触媒になるんですね。 Eさん お遍路をなさったことが、あおりですの? 自分は、生まれて育った町や、暮らしている町について、Eさんが四国について書いていらっしゃるようには書けないのが、ちょっと寂しいです。 lastshowさん このlastshowというお名前、昔の映画のタイトルからおとりになりましたか? 大好きな映画ですので、最初にお名前をみたときから、伺ってみたいなぁって思いました。 ----- Victor 2009年08月02日 23:39 lastshowさん、 ありがとうございます。 基本的に距離の短いルートを選んでいます。 土佐清水市からは多分打ち返すと思います。 ----- Victor 2009年08月02日 23:48 Tipsyさん、 おっしゃる通りです。お遍路さんとそれを見守る人の間に信頼関係があるのです。これを壊さずに、守ってゆこうという心が感じられます。 ----- |
(8/3) 8月3日 22日目 黒潮町へ 2009年08月03日19:39 岩本寺での朝のお勤め、朝食の後、足摺岬を目指して出発しました。 途中の旧遍路道の30分を除いてコンクリートかアスファルトの道です。 ペースを上げられるところは上げるようにしました。GPSによると瞬間的に時速8Km台が出ていました。しかし、途中で食事をしたこともあり、締めてみると平均時速は3.1でした。以前の2.5よりは向上していますが、まだまだです。 お昼頃、お腹がすき、急に力が入らなくなりました。ちょうど電池が切れてゆく時のようです。あいにく辺りには店はなく、歩みが遅くなってゆくのに任せるままでした。ようやく黒潮町という町に来たので食事できるところを探したのですが、なかなかありませんでした。やっと一軒やっている店がありました。小料理屋風ですか、うどんがメニューにあったの、注文しました。ここでも、うどんが出てくるまで結構時間がかかりました。うどんは早いという考えを改める必要があるようです。 明日からはコンビニがあったら昼食を買うようにします。瞬間的なスピードは出て来たので、平均時速をあげる工夫をします。 ----- Funny-E 2009年08月03日 20:48 そのあたりは、時間が昔のように?ゆっくりと流れています。 うどんにせよ何にせよ・・・ゆっくりと丁寧に??出てきます。 ----- Victor 2009年08月03日 21:31 Eさん、 ありがとうございます。 確かにおっしゃる通りです。 ----- kannosuke7 2009年08月03日 23:44 時々に臨機応変と工夫をすることも、お遍路の大切な要素になってくるのですね〜 毎晩宿で、脚のケアーは、特別にされていらっしゃるのでしょうか? 膝が痛くなるとか、健脚の不具合がないことを念じております。 ----- Tipsy 2009年08月04日 01:08 灯台は、まだあるんでしたっけ。燈台守の歌、小さいときわけもわからずうたってました。 死んで後、暗い細道をトボトボ歩いている自分が浮かびました。細い道に終点があるのかもわからず、終点がもしあっても望ましいところかどうかもわからず、トボトボ歩きました。心細かったし、怖かったです。暗いと、いろいろな気配も感じるし、皮膚に痛点があるんだなぁと思うような粒粒しいざらっとしがような気配でした。 同行二人って、ありがたいんだなぁと、つくづく思いました。 ----- Victor 2009年08月04日 02:51 kannosuke7さん、 ありがとうございます。あしのケアは大切です。 足に関しては、テーピングテープを毎朝足の裏と指に貼ります。お陰様でマメにはほとんど悩まされでいません。 一日の歩きが終わると、足裏の指圧をします。ちゃんとやると、肩こりがとれます。 脚に関してはストレッチをしています。 ----- Victor 2009年08月04日 03:12 Tipsyさん、 ありがとうございます。 灯台はまだあると思います。ただし、GPSの発達のおかげで数が少なくなっていると記憶しています。又、日本には有人灯台はなくなったと記憶しています。 あの映画は感動的でしたね。大好きな映画の一つです。 遍路や巡礼の大きな目的の一つが同行二人の「体験」だと思います。素晴らしいです。 ----- |
(8/4) 8月4日 23日目 久百百(くもも)へ 2009年08月04日21:32 今日は朝から快晴でした。6時半に宿を出たのですが、もう既にジリジリと焼きつけるような日差しでした。 5時にはもう明るいので、歩き始めたくなっていました。しかし、6時から朝食との約束でしたので、少し前に下の店に降りて行きました。この民宿の食堂は喫茶店を兼ねているのです。 下に降りて驚きました。モーニングを食べている人が10人くらいいたのです。まだ5時台なのにです。もっとも、お客さんは八割がおじいちゃん、二割がおばあちゃんでした。 民宿によっては朝食は7時からでなくてはダメ、という店もあるし、5時台でも大丈夫な店があることを学びました。 今日は34キロを歩きました。午後4時頃までは日差しが強く、歩みは遅々たる状態でした。4時をまわると、日差しが弱まり、歩き易くなりました。足は痛いし、体は疲れているのに、歩くスピードはアップしました。 今日お世話になっている民宿久百百は有名な店のようです。宿に着いてすぐに出された冷えたスイカが実にありがたかったです。 建物は古いののですが、ご主人たちの温かいいたわりの心が素晴らしいのです。二日後に打ち返しで、またこの道を通るのですが、予約を入れました。 ----- Tipsy 2009年08月04日 21:55 充実したモーニングサービスで、朝は外ご飯も盛ん、という町の話しをきいたことがあります。名古屋かな? 久百合の朝ごはん、モーニングとおっしゃるのですから、パンとコーヒーと、卵かしら。 打ち返しという言葉も、いいですね。 ----- Victor 2009年08月04日 22:11 Tipsyさん、 ありがとうございます。 他のお客さんはパン、コーヒー、サラダ、茹で卵の定番モーニングです。 ところが、民宿宿泊者には、ご飯、味噌汁、お漬け物、あじの干物、じゃこ、目玉焼き2つ、サラダ、焼き海苔でした。 モーニングを食べたかった。 名古屋の土曜日の朝食は喫茶店で、は有名ですね。名古屋には何度も行っているのに、モーニングを食べたことがありません。次回試してみます。 ----- kannosuke7 2009年08月04日 22:36 旅先の冷えたスイカはホットさせてくれますね〜 人の温かなこころとお持て成しを受け、美味しい食事を頂きながら、順調快適なお遍路の様子が嬉しいです。 2日後の打ち返しの時には、是非モーニングを楽しんでください。 ----- Victor 2009年08月05日 00:37 kannoske7さん、 ありがとうございます。 歩き遍路を企業の研修に取り入れたら、面白いと思います。 新入社員だけではなく、中堅や経営トップにも大きな効果があると思います。 ----- |
(8/5) 8月5日 24日目 金剛福寺 2009年08月05日19:33 ![]() 今日は久百百から足摺岬にある金剛福寺に来ました。20キロなので短い距離です。しかし、土砂降りに見舞われました。8月なのに寒いくらいでした。ポンチョを送り返さずに残して置くべきかとも思いました。 Eさんから指摘された、足摺岬で亡くなったお遍路さん達の鎮魂と供養の為に演奏しました。以布利(いぶり)から1.5キロ、窪津(くぼつ)から3.7キロの遍路道で行いました。 曲は江戸時代に虚無僧が吹いていた『三谷菅垣(さんやすががき)』です。私なりの解釈ですが、三谷は山野でもあります。菅垣は菅(すげ)の垣根。つまり、山野を歩きながら、常に菅の垣根の外にいて、休まるところがない虚無僧であり、お遍路です。 演奏の間は雨は振りませんでしたが、その前もその後も降りました。亡くなったお遍路さん達に伝わってくれたらありがたいなと思います。 昨日、四万十市の四万十大橋で四万十川を渡りました。渡り終わったら、四国の内部に入った気がしました。不思議です。四万十大橋からの写真を送ります。 今晩は金剛福寺で年に一回の御開帳があります。宿坊に泊まっている私たちも参加することになりました。 ----- Funny-E 2009年08月05日 21:00 もう四万十ですか・・・・・すごい。。。 今治周辺にお見えになるのも、そう遠い先では無さそうですね〜〜〜。 愛媛は目と鼻の先です。 良くいらっしゃいました。 ----- Victor 2009年08月05日 21:22 Eさん、 ありがとうございます。 一歩一歩進んではいますが、私の歩みは呆れるくらい遅いです。今日も数人の歩き遍路に抜かれました。若いことはすごいことですね。 でも、それで善しとしています。途中で止めなければ、一歩ずつ結願(けちがん)に近づきます。 ----- Tipsy 2009年08月05日 21:42 私のあこがれのFunny-Eさんの 「愛媛は目と鼻の先です。 良くいらっしゃいました。」 羨ましいなあ。。。 金剛福寺 いい名前ですね。 ダイアモンドとハッピネスが共存していて。 お宮さんにおしえてあげたいな。 お遍路からお帰りになって、お酒が大丈夫になったら、、、、いい旅にカンパイしたいなぁ。 雨、、、風邪にご用心 ----- kannosuke7 2009年08月05日 22:18 いま地図で確認したのですが、足摺岬先端にある金剛福寺で、ご開帳があるのですね〜 合掌させてください。 徳島から高知を経て、間もなく愛媛入りですが、24日間の一日一日の一歩の力があってこそ、有意義なお遍路を体験できるのだと思います。 地図をみながら、改めてその距離間を感じていますが、Victorさんの精神力と肉体はもの凄い力を発揮しています。 ----- Tipsy 2009年08月05日 22:26 kannosuke7さん ご一緒に、Victorさんの旅に、、、っていう感じですね。 kannosuke7さんは地図を開けながら、格調高く、すごいなぁ。 ----- Yoshi 2009年08月06日 03:34 お遍路の日記をまとめて読ませたいただきました。 素晴らしい体験をなさっていますね。 家に上げてもらい、コーヒーをいただき、そのお礼に尺八を演奏されて、おばあさんが亡くなったご主人も尺八が好きで・・・との下りには、私も感激してしまいました。泣き顔 どうぞお身体に気をつけて、このお遍路の旅を完遂されますように。 ----- Victor 2009年08月06日 05:04 Tipsyさん、 ありがとうございます。 「目と鼻の先」がくせ者なのです。あと少しだなと気を緩めると急にな上り坂が用意されているのです。 ウーロン茶で乾杯いたします。 ----- Victor 2009年08月06日 05:12 kannosuke7さん、 ありがとうございます。 kannosuke7さんはじめ、大勢の皆様のおかげで進むことができました。ありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。 ----- Victor 2009年08月06日 05:26 Yoshiさん、 ありがとうございます。 出会いの素晴らしさと凄さを体験しています。ミクシィをはじめ、毎日の出会いからエネルギーをいただいています。 ありがとうございます。 ----- |
(8/6) 8月6日 25日目 再び久百百へ 2009年08月06日20:38 今日は金剛福寺での朝のお勤め、朝食の後、再び久百百へ向かいました。打ち返しです。 実際には民宿久百百でリュックを下ろし、身軽になって次の札所への途中までを目指しました。 一度通った道は歩くのがとても楽です。道路の状態や、どこで休めるかなどがわかるだけだと思うのですが、スピードも速いのです。 二度目以降のお遍路はだいぶ楽だと思います。 歩き遍路をしていると、よく出会う歩き遍路が出てきます。数日の間、前になったり後ろになったりしながら進みます。そして、しばらくすると別なお遍路さんと一緒に進みます。まるで人生の縮図です。 昨夜、金剛福寺の宿坊に泊まったもう一人の歩き遍路とは10日くらい一緒です。何か不思議な縁を感じます。 ----- Ryo 2009年08月06日 21:29 いろいろな出会いを楽しまれているようですね。 25日目になり順調に続けられているご様子おめでとうございます。 毎日の日記ありがとうとうございます。自分とはかけ離れた世界 を知ることが出来ます。 お遍路の旅の安全を祈念いたします。 ----- Victor 2009年08月06日 21:47 Ryoさん、 ありがとうございます。 「自分とはかけ離れた生活」とは私自身が感じています。ただし、お遍路の生活が自分とかけ離れているのが、以前の生活が自分とかけ離れているのかははっきりしません。 ----- kannosuke7 2009年08月06日 23:06 歩きお遍路さんとのご縁を大切にされてください。 一期一会、袖摺りあうも他生の縁、その出会いのすべたが必然だと思っています。 歩きお遍路さんとの距離間は、つかず離れずでしょうか? ----- Tipsy 2009年08月06日 23:33 肌のターンオーバーには、28日かかるそうです。 Victorさんが歩き出された時から25日。お肌は、ほとんど全取替えになってますね。 歩き遍路をもしするチャンスがあったら、ご縁のある人がでてくるんですね。楽しそう。 五木寛之さんと一緒になったら、、、ちょっとご一緒してもいいかなぁ。 瀬戸内寂聴さんと一緒になったら、、、、、急ぎ足になるかなあ。。。。 ロマンスにも、めぐりあうかもしれないなあ。。。。。。 ----- Victor 2009年08月07日 03:38 kannosuke7さん、 Tipsyさん、 ご縁のある人とは常に出会っていると思います。ただし、通常は様々なことをしているので、分かりにくいのだと思います。 お遍路の場合はとても単純な行動を長期間続けます。だから、ご縁のある人が頻繁に出て来て、分かりやすいのだと思います。 瀬戸内寂聴さんのようによく知られた人の場合もあるでしょうし、そうでない場合もあるでしょう。いずれにせよ、大切にしてゆきまず。 ----- |
(8/7) 8月7日 26日目 延光寺、宿毛(すくも)へ 2009年08月07日21:56 今日は高知県最後の札所、39番延光寺を打った後、宿毛に来ました。 延光寺に向かう時、三原村を通りました。山と米の村です。驚いたことには、二時間の間、自動販売機が皆無でした。とてもスッキリして、ステキな風景でした。 しかし、夏の歩き遍路にはつらい二時間でした。 私たちには自動販売機はとてもありがたい助っ人です。水分の補充よりも、冷たさがありがたいのです。歩き遍路の中には熱中症にかかる人がいます。私もあまりもの暑さでぼーっとなってきたことが何度かあります。そんな時、自動販売機でよく冷えた飲み物を後頭部や首筋に当てるのです。すると、意識がはっきりしてきます。 個人的には自動販売機は好きではなかったのですが、今回考えが変わりました。 明日はいよいよ愛媛県です。「菩提の道場」です。どのような違いがあるのかを体験として知ることが楽しみです。 ----- kannosuke7 2009年08月07日 22:39 猛暑の一日お疲れ様でした。 自販機のありがたさを教えて頂きました。 愛媛県だけが菩提の道場になるのですか? 体感報告が楽しみになりました。 ----- Victor 2009年08月07日 22:56 kannosuke7さん、 ありがとうございます。 徳島県は「発心の道場」、高知県は「修行の道場」、愛媛県は「菩薩の道場」、香川県は「涅槃の道場」です。 ----- kannosuke7 2009年08月07日 23:14 教えて下さりありがとうございます。 徳島で発心、高知で修行、愛媛で菩薩、香川で涅槃になることを良く理解できました。 夕刻に、関東では物凄い雷雨があって、今では気持ちよいそよ風が吹いています。 ----- Tipsy 2009年08月08日 02:06 お遍路が、四国全部の県をまわる事もVictorさんの日記を読むまで、はっきりと意識をしてませんでした。 昔は、藩もちがい、いろいろな考えのお殿様もいたでしょうに、一貫してお遍路さんを、尊敬して、ご接待する、そういう気持は、四国共通のものなんですね。 そのなかで、いろいろ違いがある、というのも、スゴイナァ。 涅槃も修行しないといけないものなんですね。 命がたえれば、だれでも、菩薩、涅槃に入るのかと思いがちですが、、。 上智のデーケン神父さまの、「死をかんがえよう」という講演を思い出します。善き死には、死の哲学が、それについて考え得る姿勢が、不可欠、とおっしゃってました。 ----- Victor 2009年08月08日 05:59 Tipsyさん、 ありがとうございます。 信仰と宗教、生と死はとても興味深い問題です。でも、今ここで議論することは控えます。 いつか、Tipsyさんはアルコールを、私はウーロン茶をいただきながら、話しましょう。 ----- ドロシー 2009年08月08日 12:17 歩くスピードがアップする方法を試して下さい。膝や太ももを上げるのではなく、足の五本の指に力を集め靴に穴を開けるが如く後ろに蹴り出して下さい。慣れてくると疲れもなく速く歩けます、これ修行僧の托鉢の歩き方です。大願成就祈ります。 ----- Victor 2009年08月08日 20:59 ドロシーさん、 貴重なアドバイスをありがとうございます。早速試してみます。 登山靴を履いて歩いているのですが、最近分厚い靴底を通して地面の状態が分かるようになってきています。五本指歩行法を身に付ける時期なのかもしれません。 ありがとうございます。 ----- |
(8/8) 8月8日 27日目 観自在寺 愛媛県へ 2009年08月08日22:15 ![]() ![]() 江戸時代の主要幹線松尾峠を通って土佐の宿毛(すくも)から伊予の一本松へ、峠越えをしました。 登りは急で、一匹のアブが執拗につきまとっていました。 松尾峠を越えると愛媛県です。下りで、楽なのですが、アブはつきまとっています。 山道から舗装道路変わるところでアブから開放されました。 愛媛県側に来て驚きました。空気が穏やかで優しいのです。高知県側では躍動感と荒々しさが特徴的でした。 愛媛県で見た最初の公衆トイレを見て感動しました。とても洒落ていて、イギリスの古い建物を思い出しました。その前の稲も平和そのものです。写真をご覧ください。 愛媛県最初の札所は40番観自在寺です。納経所のお坊さんはとても気さくで、お茶のお接待を受けました。3時を過ぎているのに私がまだ宿泊先に連絡していないことを知ると、急いで旭屋さんに電話するように言われました。旭屋さんは10キロ先で、数軒の宿があります。しかし、他にお客さんがいないと、食事を出してくれないことがあり、お坊さんはそれを心配してくれていたのですね。 ここまでの親切なお坊さんは、お四国では初めてです。 今日は47686歩歩きました。約30キロです。 明日も同じくらい歩き、宇和島を越える予定です。ドロシーさんに教えていただいた歩き方をマスターするように努力します。 ----- たびすき 2009年08月08日 23:12 今治に行って Eさんに会うといいですね。 ----- Tipsy 2009年08月08日 23:43 47686歩。 30キロを歩くのって、想像感覚では150000歩くらいになるような気がしてました走る人 正確に歩数を数えるって、万歩計が出来てからこそ出来るのでしょうか。それとも、数珠を目安に、数えることができるのでしょうか。 数え続けて、段々、気持が、安らいできますか? ----- kannosuke7 2009年08月08日 23:48 自然豊かで長閑な風景をみれますが、アブまでが同行してくれるのですね・・・ 毎日の歩きお遍路では、体重は変化しているのでしょうか? 明日から新しい歩行法が始まりますが、是非効果があることを念じています。 ----- Victor 2009年08月09日 04:59 たひすきさん、 ありがとうございます。 Eさんのご都合が合えば、お会いすることになると思います。私もお会いできるのを楽しみにしています。 ----- Victor 2009年08月09日 05:14 Tipsyさん、 般若心経を唱え続けたことがあります。計数機などいろいろな方法を試しました。最終的に落ち着いたのは、腕輪状の数珠二つを使う方法でした。 歩数は万歩計を使っています。 ----- Victor 2009年08月09日 05:23 kannosuke7さん、 アブの同行はありがたくないです。体を動かしていないと、体にとまって噛むのです。 新しい歩行法は楽しみです。効果が出ることを願っています。 ----- Victor 2009年08月09日 05:27 kannosuke7さん、 体重は3〜5キロくらい減ったと思います。 ----- Funny-E 2009年08月10日 10:48 高知に行っていました。 IACの年次大会でした。 昨日大雨の中、帰宅しました。 残念ながらPCがクラッシュしていました。 この大雨、貴兄は大丈夫かな?と心配しています。 決してご無理をなさいませんように・・・・ ----- Victor 2009年08月10日 21:32 Eさん、 ありがとうございます。 IACのミーティングに高知まで、頭が下がります。 2日間大雨が続きました。ポンチョを歩き遍路からいただいていたので、ダメージは少ないです。でも、紙製品はボロボロになり始めています。 水の中でも使えるユポ紙でノートを作って来るべきだったかなと思っています。 歩くことに関しては、雨は灼熱の太陽よりも楽です。ただし、リュックが重くなるのは困りものです。 ----- |
(8/9) 8月9日 28日目 北宇和島へ 2009年08月09日22:18 今日は愛南町から宇和島の先の北宇和島のクアホテルまで歩きました。 午前中はひどい雨でした。川には茶色の濁流がごうごうと音を立てて流れていました。 車は通っていましたが、歩いている人は歩き遍路だけでした。 私は昨日偶然別の歩き遍路から雨具用のポンチョをもらいました。おかげさまで、今日の雨でも大したダメージはありませんでした。 ところで、修行僧の歩き方ですが、すごいです。ギアが噛み合ったように進みます。 ところが、筋力がついていかないのです。最初は膝上の内側の筋肉が痛くなり、その後お尻の筋肉が痛み、次いで足の五本の指が痛みました。必要な筋肉が育つまで少し時間が必要です。 今日の歩数は51087歩。約37キロです。 ----- Tipsy 2009年08月09日 22:52 ギアがかみ合ったVictorさん。ロボコップみたいな歩きかたなのかしら。 雨のなかを、ポンチョ姿で、、、。水しぶきが、水車のごとくあがったんでしょうねぇ。 アブも、どこかで、雨宿りするのかな。 ----- kannosuke7 2009年08月09日 23:47 修行僧の見分けは、一見して分るのですか? 大雨の様子ですが、登山靴の中までは浸み込まないように、なにか防水の工夫をされているのでしょうか? 千葉の夕刻時には、道路が濁流の川になってしまうほど、ものすごい集中豪雨がありました。 それと同じ中を、ひたすら歩きお遍路をされていたのですね。 雨中の51087歩、大変にお疲れさまでした。 ----- lastshow 2009年08月10日 03:52 お疲れ様です。 今四国には珍しい台風が高知県沖に接近してますね! 私の住んでる香川県は毎年この時期になると水不足が深刻になります。今年も早明浦ダムの水が減っていたのですが、この雨でその心配も無くなると思います。 でも、雨も必要以上に降ったら水害の危険性もあったりします。まだ朝にはなってませんが、今日一日は注意です。 Victorさんは今日も歩かれますか? 危険だなと思ったら足踏みするのも必要かも知れません。くれぐれも無理をしないで下さいね。 ----- Victor 2009年08月10日 05:27 Tipsyさん、 kannosuke7さん、 修行僧の歩き方は「スタスタ」と歩く感じです。余分な力は入っていなくて、全てが歩くことに生かされています。 その逆がロボコップの歩き方です。ギアは噛み合っているのでしょうが、ギア比が合っていなくてノッキングを起こしたような歩き方です。不自然の極みです。 登山靴には水は入らないと思っていました。しかし、単に大した雨ではなかったと言うだけのことのようです。 靴の中までびしょびしょになります。 靴自体からも水は染み込むようです。防水スプレーをかければ大丈夫だと思います。しかし、持ってきていません。 もっと大きな原因はズボンが濡れ、ソックスが濡れることです。濡れる程度が問題で、びしょびしょになります。 歩き遍路の中にはカラフルなプラスチック製のサンダルで歩いている人がいます。裸足にサンダルなので、雨の日は快適なようです。しかし、毎週新しく買い換える必要があるようです。 ----- Victor 2009年08月10日 05:38 lastshowさん、 ありがとうございます。 朝5時半の宇和島では雨は降っていないようです。 無理せずに前に進みます。 ----- SO 2009年08月10日 09:54 雨の中、お疲れ様です。 連日の雨で、靴も乾く時間がないのでは? 場所によっては、雨による災害も発生しているようです。 道中の安全をご祈念申し上げます。 ----- Ryo 2009年08月10日 10:15 安全とご健康を祈念いたします。 ----- Ryo 2009年08月10日 10:19 修行僧は歩きながら瞑想をする場合は、歩く感覚・足の裏に全意識を 集中し、頭の中に浮かんでくる雑念を取り去り、心の安定を保つ。 ということを聞いたことがあります。「すたすた」と歩く感じとむす びつきます。 反面、雑念は受け止めることによって心が安定するということもあります。 取り去ることと受け止めること、相反するようですが どうなのでしょう。 ----- ドロシー 2009年08月10日 10:56 今年の天候は遍路の修行を例年の何倍にも過酷なものにしているようですね。歩き方の続きです、日本人の歩行文化の基本は摺り足です。相手と闘う時、やり過ごした後すぐ反転しなければならない為の足の運びです。速くから銃を持った文化との違いですね。腰で調子をとり跳ねる感覚をマスターすれば筋肉痛も解消されますよ! ----- Victor 2009年08月10日 21:41 SOさん、 ありがとうございます。 幸い、私が歩いているときはそれほどひどくはありません。 でも、テレビのニュースで歩いてきた地名を見ると複雑な気持ちです。 ----- Victor 2009年08月10日 22:03 Ryoさん、 ありがとうございます。 「取り去ることと受け止めること」は相反してはいません。 ドロシーさんの専門分野ですが、私の今あるところを述べます。 雑念は出てきます。取り去るとは取り除くことではありません。そんなことをしたら雑念は勢いを増します。 ただ、雑念があることに気づいて、そのままにしておくのです。すると、雑念は消え去って、別な雑念が出てくるのが分かります。このプロセスを「受け止める」と言うことがあります。 ----- Victor 2009年08月10日 22:10 ドロシーさん、 ありがとうございます。 「腰で調子をとり 跳ねる感覚をマスターすれば筋肉痛も解消されますよ!」 ありがたいアドバイスに感謝します。 10キロ荷物を背負っていますが、可能だと思います。試してみます。 ----- Ryo 2009年08月11日 11:51 Victorさん ありがとうございます。 >「取り去ることと受け止めること」は相反してはいません。 雑念を拒否しないということですね。 ドロシーさん >日本人の歩行文化の基本は摺り足です。 日本古来の右手「ナンバ」歩きのことでしょうか。稲作労働、 相撲に見られる自然に発生した形のようで、飛脚も早く長い 時間走ることができるようです。 登山のときリュックを左右の手で腰の位置辺りを持って歩き ますが、自然と「ナンバ」歩行になっているようです。 腰をねじらないので、腰への負担が少ないように思えます。 ----- |
(8/10) 8月10日 29日目 43番明石寺(めいせきじ) 2009年08月10日23:42 今日は41番龍光寺、42番仏木寺(ぶつもくじ)、43番明石寺のあと、上宇和の宇和パークホテルに入りました。 龍光寺を打った後、仏木寺に向かっていたときに、小学校3年生くらいの男の子が駆けて車道を渡ってきました。「お接待です」と言いながらブドウを手渡してくれました。 その子の来た方向を見ると、産直品販売所と書いてありました。その子に納札を渡した後、販売所にお礼に伺いました。 おじいさんとおばあさんがブドウを箱詰めしていました。 私は例によって『故郷』を演奏しました。おばあさんは一緒に口ずさんでくれました。 その後、少し歩くと、スイカのお接待を受けました。 今朝は朝が早かったので朝食なしでした。昼食を食べる所もなかったので、お接待のスイカとブドウで夜まで持たせました。ありがたいことです。 でも、夜は泊まったホテルのバイキングを食べたので、メタボ対策にはあまり効果はないかもしれません。 ドロシーさんに教えていただいた歩き方は確かに早いです。でも、持久力にまだ問題があります。「腰でバランス」をとれるようになれば、持久力もつくのかもしれません。 今日は約24キロで、42698歩でした。 ----- kannosuke7 2009年08月11日 00:02 大雨が心配ですが、今日は大丈夫でしたか? 朝食と昼食をぬきで24キロのお遍路、ぶどうとスイカの御接待が一味も二味も美味しく感じたことでしょう。 人の情けとはありがたいものですね〜 明日、台風は避けて欲しいものです。 ----- 子犬大好きケイ 2009年08月11日 00:04 日本全国あちこちで雨や集中豪雨の気配ですが、その中での歩きお遍路さんは大丈夫なのでしょうか? お気をつけてください。 Tipsy 2009年08月11日 00:14 一度も道に迷うことなく、進んでいらっしゃるのですね。 瞑想歴の長い友人から薦められて、瞑想の真似事をしていたことがあります。 どこから、こんなに雑念が浮かんでくるのかと不思議なほど、ジャグジーのあわのように、でてきました。 忘れたはずの情景、自分で、こんなことが自分のなかにあるとは思わなかったような思い、わけのわからないこと、などなどが、具体的なお料理のことなどにまざって、ました。 みんなの雑念をあつめたら、、、ゲゲゲの鬼太郎の世界になるのでしょうか。 ----- Victor 2009年08月11日 00:18 kannosuke7さん、 ありがとうございます。 今日は私の居たところは曇りか晴れでした。 明日は多分快晴でしょう。実は、夏の快晴が一番きついのです。曇りが一番楽です。 ----- Victor 2009年08月11日 00:25 ケイさん、 ありがとうございます。 日本中が雨でも自分のいる所が曇りであればよいわけです。それほど難しくはないかもしれません。 ----- Victor 2009年08月11日 00:37 Tipsyさん、 ありがとうございます。 道には迷うし、間違えます。案内の表示はますます少なくなってきています。 同行二人のあり方をしていれば大丈夫です。しかし、一人でやろうとすると、間違えます。 ----- Yoshi 2009年08月11日 07:48 Victorさん いまさらながらに思ったのですが、PCを持ち歩いていらっしゃるんですか?それともケータイから打ってらっしゃるの? 体重もだいぶ落ちた事でしょうね? なんだかくだらない事ばかり聞いて申し訳ございません。冷や汗 これからも恙無きようにお祈りしております。 ----- Victor 2009年08月11日 13:35 Yoshiさん、 ありがとうございます。 PCは持ってきていません。たとえ持ってきたとしても、通信機能が使えたのは二回くらいだと思います。 ミクシィは全て携帯電話からです。入力に時間はかかりますが、つながるメリットの方が大きいです。 体重は3キロから5キロくらい減ったと思います。ダイエットには最適な方法の一つです。 ----- Funny-E 2009年08月11日 14:07 これから先、久万の巌谷寺が、最難関です。 頑張ってください。 ----- Victor 2009年08月11日 21:12 Eさん、 貴重な情報をありがとうございます。 ----- |
(8/11) 8月11日 30日目 内子(うちこ)へ 2009年08月11日22:25 今日は約30キロ歩いて、内子町まで来ました。 少々くたびれてきています。肉体的な疲れは以前とほぼ同じです。 気力の疲れがたまっているようです。私の通常の特効薬は玄米ご飯です。玄米ご飯を食べると一時間くらいで気力が満ちて来ます。でも、今は入手は難しいです。 玄米ご飯がないときは、通常は二三日で回復するのですが、最大の難関の岩屋寺とぶつかります。 解決策はあります。「同行二人」です。自分の限られた知識に固執するのではなく、自分より大きな存在の智恵を借りることです。 ちなみに、お四国巡拝の目的は同行二人の生き方を身につけることなのかなと思い始めています。 今まで通りのやり方でできることが続くと、すぐに「自分一人で」に戻ってしまいます。歩き遍路には毎日のように「問題」が起こります。足のマメ、マタズレ、食事、水、雨、熱、泊まる場所、などなど。 解決策がすぐにわかるものもありますが、全くわからないものもあります。気力の問題もその一つです。 今日は46563歩、30キロでした。 ----- Tipsy 2009年08月11日 23:41 フレーフレー。 エールです。 不在を感じるときに、一番近い、っていいます。 気力も、きっとそうです。 おつかれでしょう。お返事のコメントは、ご放念ください。 素晴らしい一ヶ月富士山 お大事にクローバー ----- kannosuke7 2009年08月12日 00:41 一ヶ月間のお疲れは、大変なものがあると思います。 歩きお遍路の難儀さは、Victorさんのみ理解できることですが、すべてが修行として満願されることを念じております。 ぜひぜひ、同行二人を信じて、艱難を突破させて力強く前進されてください。 皆さんが応援をさせれています。 ----- Victor 2009年08月12日 02:02 Tipsyさん、 kannosuke7さん、 ありがとうございます。 苦しいときの神頼みって、効果があるのですよね。 ----- Victor 2009年08月12日 06:49 朝食に麦ご飯が出てきました。玄米と同じような効果が期待できます。食べ始めて30分ですが、違いを感じ始めています。 こちらには伊予薩摩という料理があります。鯛のすり身を味噌でといたものです。これを麦飯にかけて食べるのです。 同行二人の相棒がちゃんと手を打ってくれたようです。ありがたいことです。 ----- Ryo 2009年08月12日 07:08 いよいよ、四国霊場88カ所のちょうど半分44番 大宝寺 難関の岩谷寺ですね。 ----- Funny-E 2009年08月12日 07:33 松山から今治に向かわれる前に、お電話ください。 小生の携帯は、090−○○○○−○○○○ です。 ----- Ryo 2009年08月12日 08:08 43明石寺から45岩屋寺までの距離はかなり離れていることを ネットで確認しました。旅の安全を祈念いたします。 ----- Yoshi 2009年08月12日 08:10 ただただ道中の安全をお祈りしています。 ----- そっぺ 2009年08月12日 12:06 Victorさんしばらくです。お遍路日記興味深く日々楽しませていただいておりながら、エールも送らずに失礼しております。自分の体力と自然(天候・地形・・)との戦いで、大変ご苦労の様子、山をやっていた自分には良くわかります。日々予期せぬ難問に格闘する中、三業(心・口・意)が浄化され、清浄な心で充実した行程を進まれていることと思います。 さて、急に現実に引き戻し雑念を入れて恐縮ですが、中RCは夜間移動例会も終わり、今は地区大会に参加促進のキャラバンに向け分担し行うことになっており、自分は三クラブの予定です。次々年度に向けて会員のベクトルを集約するにはどうすれば良いのかひそかに思案しながら、Victorさんのご帰還を心待ちしております。体調に気をつけられ無事満願の日を迎えられますことを願っております。お疲れのところ長文になり恐縮です。御返事はご放念の上お遍路日記で充分です。 ----- Victor 2009年08月12日 22:40 Ryoさん、 ありがとうございます。 ----- Victor 2009年08月12日 22:42 Eさん、 ありがとうございます。 お電話させていただきます。 ----- Victor 2009年08月12日 22:43 Yoshiさん、 ありがとうございます。 ----- Victor 2009年08月12日 22:46 そっぺさん、 ありがとうございます。 ----- |
(8/12) 8月12日 31日目 久万高原(くまこうげん)町へ 2009年08月13日01:10 今日は内子駅の近くから久万高原町の44番大宝寺の1.6キロ手前まで来ました。約40キロ、55527歩でした。 少しずつ歩く感覚が戻っています。午後からは宿の人が驚くくらいスピードで歩いていたようです。 久万高原町は今ラグビーの合宿で大賑わいです。宿も学生でいっぱいです。高校生と大学生いるそうですが、私が話した学生は全員高校生でした。体はとても大きいのですが、かわいい限りです。 今晩泊まっている宿にはレストランがついています。ラグビー選手でいっばいですが、カウンターには近所のお客様がスズナリになっていました。とてもアットホームな雰囲気に驚きました。隣に座っていた客にそのことを話しました。彼は松山から来たそうで、最初は驚いたそうです。彼によると、ここでは人間関係がとても濃密なのだそうです。 明日は44番と45番を打った後、また戻って来るので、同じ宿に泊まることにしました。 ----- Funny-E 2009年08月13日 04:01 凄いスピードですね。 逆算すると、お目にかかれるのは、お盆の中日、15〜16日になりそうですね〜。 楽しみにしています。 ----- Victor 2009年08月13日 05:59 Eさん、 ありがとうございます。 44番と45番を打った後、今日は又同じ宿に泊まります。久万高原町の人に何か惹かれるものがあります。それをつかめるのであれば、つかみたいのです。 いつ今治に着くのかは、Eさんのご判断の通りかもしれません。私自身は毎日今日どこまで行けるかを計算するだけで精一杯です。 お目にかかれるのを楽しみにしています。 ----- Tipsy 2009年08月13日 07:02 おはようございます。 ラグビーの合宿、そして、スズナリの人。エネルギーが、伝わってくるようです。起承転結の転につながるようなエネルギーが。 いい一日でありますように。 ----- Yoshi 2009年08月13日 09:50 道中の無事を! 僕もいつの日かお遍路を体験してみたいものですが・・・・はたして実現できる日がくるでしょうか? ----- lastshow 2009年08月13日 11:10 Victorさん 実は、僕は3回目、嫁さんは1回目のお遍路で、今日は愛媛県に来てます。 我が家は車で回ってるので、今朝は49番札所から回り始めて、53番を回って、今は今治市に向かう途中の道の駅に立ち寄ってるところです。 Victorさんの日記を毎日読んでて、もしVictorさんが松山あたりを歩かれていたら夫婦で待っていようかとも思いましたが、やはり香川県でお待ちしてますね! Victorさんの尺八を聞くのを楽しみにしてますね。 あと、私の日記にVictorさんが先日行かれた内子の事を書いてます。良かったら覗いてみて下さい。 ----- kannosuke7 2009年08月13日 11:11 Eさんがニコニコと満面の笑みで迎えてくれる様子を思うと、こちらまでホット嬉しくなります。 Eさんの笑顔からは、きっと元気1000倍の魔力をいただけますね〜 地図でみますと、松山、今治、西条では札所が多いようですが、Eさんに見送られてからは、日一日と88番札所の満願が近付いてきますね!! 人事ならぬ気になっていることは、先日の書き込みにあった、またずれですが、これだけ暑くなってくると、さぞ辛いだろうと案じています。 御身おだいじにされてください!! ----- Victor 2009年08月13日 11:16 Tipsyさん、 ありがとうございます。 若い人たちのエネルギーはすごいと思います。 ----- Victor 2009年08月13日 11:20 Yoshiさん、 ありがとうございます。 区切り打ちでも歩き遍路はやる価値があると思います。 ----- Victor 2009年08月13日 18:49 lastshowさん、 ありがとうございます。 ご夫婦でお遍路なんて、素敵です。私もよく見かけますが、ほとんどの方達が車です。一組がバスと電車でした。恋人同士の歩き遍路は時々見かけますが、ご夫婦でという方達には出会っていません。相手のペースに合わせて歩き続けるのは難しいからだと思われます。 ----- Victor 2009年08月13日 19:25 kannosuke7さん、 ありがとうございます。 Eさんにお会いするのを楽しみにしています。 マタズレですが、最初の2週間くらいはありませんでした。 たまたま同じ宿に泊まった歩きお遍路がマタズレで苦しんでいるのを聞いて、「そんなこともあるんだ。でも自分には関係ない」と思っていました。ところが、数日後、私自身が苦しむことになりました。 原因は洗剤です。私は長い間洗剤から遠ざかっていました。粉石鹸を生活の中で使っていました。 歩き遍路は毎日びっしょりになり、洗濯は欠かせません。でも粉石鹸を置いている民宿や旅館はありません。全て洗剤です。 入れていた洗剤の量が多すぎたと思います。今では減らしています。皮膚にはよいのですが、汚れはあまり落ちません。粉石鹸を送り返さなければ良かったと後悔しています。 ----- |
(8/13) 8月13日 32日目 岩屋寺 2009年08月13日23:23 今日は44番大宝寺、45番岩屋寺を打ちました。 岩屋寺はすごいです。遍路道を行くと八丁坂という坂道があります。約3キロの登りだけの坂道です。登り切ると、下り始め、幾つかの修行場を過ぎると山門が下に見えてきます。その下に大師堂、本堂があり、一段下に納経所があります。ふと、建物を見上げると巨大な岩をくりぬいた空間に建物が建てられたようです。 帰りもすごいです。10分間、延々と階段や坂道を下ります。そしてやっと駐車場です。 寺があった辺りを見上げると、山と木が見えるだけです。 あれだけの建物をどのようにして建てたのだろうか。どのように建材を運び上げたのだろうか。疑問は次から次へ出てきます。 いずれにしろ、一度岩屋寺を訪問してください。 今日は約20キロ。42741歩です。 ----- kannosuke7 2009年08月14日 00:01 何時の時代も、人の叡智には感服ですね。 お疲れさまでした、ごゆっくりとおやすみください。 ----- Ryo 2009年08月14日 00:25 難関を打つことが出来、おめでとうございます。 この次は山からくだり、市街地に近くなりますね。 ----- Tipsy 2009年08月14日 00:59 岩屋寺。 字から受ける印象は、洞窟を利用してつくった天照大神の隠れ家みたいですが、すごい難所なんですね。 海に囲まれて、国土の80%は山地、ってならった中学地理。 海岸近くを歩かれたり、山を上り下りされたり、日記を拝見すると、地理の時間を思い出します。 ----- Victor 2009年08月14日 04:53 kannosuke7さん、 ありがとうございます。全く人間の叡智はすごいです。 ----- Victor 2009年08月14日 04:56 Ryoさん、 ありがとうございます。松山市街は暑いそうです。 ----- Victor 2009年08月14日 05:01 Tipsyさん、 ありがとうございます。 全くその通りです。お四国遍路ををすると日本を学べます。 ----- Yoshi 2009年08月14日 09:46 Victorさんのおかげで、自分も一緒にお遍路をしているような気に。 いつの日か、Victorさんが歩んだ道をたどってみたいです。 ----- Funny-E 2009年08月14日 17:41 岩屋寺のある、久万高原町は、四国の軽井沢と言われるところです。 僕の友人は、別荘を借りて、毎年夏は久万にゆきます。 ----- Victor 2009年08月14日 19:33 Yoshiさん、 ありがとうございます。 お遍路は素晴らしいです。若返りの妙薬です。 歩き遍路が人や自然と一番濃密に接することができるので、ベストだと思います。でも、やり始めることが大切だと思います。 例えば、とりあえずツアーで来て、その後個人的に歩き遍路をする方もいるようです。 ----- Victor 2009年08月14日 19:43 Eさん、 ありがとうございます。 久万高原町は四国の軽井沢ですか。納得です。 ----- |
(8/14) 8月14日 33日目 51番石手寺と玄米ご飯と道後温泉 2009年08月14日23:07 ![]() 今日は雲の上の久万高原町から、雲の中の三坂峠を下って、松山に入りました。 三坂峠はとても幻想的でした。最初は霧の中に森がありました。下って行くうちに霧が少しずつ晴れて行くのです。高い杉の林の中を歩いていると誰かに見つめられている感じがします。 下界に降りた後、46番浄瑠璃寺、47番八坂寺、48番西林寺、49番浄土寺、50番繁多(はんた)寺、51番石手(いして)寺を打ちました。 朝6時に久万高原町の宿、ガーデンタイムを出て、午後6時に道後温泉に近い松山ユースホステルに入りました。 距離は30キロで、今では大した距離ではありません。しかし、札所が六ヶ寺あります。一ヶ寺30分以内に抑えるようにしました。というのは、今日石手寺を打っておきたかったのです。 Eさんのご推察の通り、明日15日には今治に向かうようになります。 私はユースホステルのメンバーなので、チャンスがあれば使うようにしています。正直言って、食事は期待していませんでした。ところが、3種類のご飯が選べたのです。白米、玄米、麦ご飯です。ここで玄米に出会えるとは全く思っていませんでした。ありがたいです。 実はこのユースホステルから坊ちゃんの道後温泉温泉まで6分だとわかりました。せっかくですので行ってきました。超満員でした。お盆の為に帰省客が多かったのかもしれません。写真を添えます。 ----- kannosuke7 2009年08月15日 00:45 待ち望んでいた玄米とのご縁は、松山にあったのですね〜 きっと、お大師さんからのご褒美です! 玄米を頂き道後温泉でのんびりされて、勇気と元気が100倍で、Eさんとの晴れのご対面が待たれますね! ----- lastshow 2009年08月15日 01:40 Victorさんお疲れ様です。 51番札所石手寺…まさに昨日私達夫婦が行った場所です。道後温泉の前も通りましたが、午前中でも凄い人混みでした。 昨日の私達夫婦のお遍路は、松山〜今治〜小松まで終らせようと、とにかくひたすら車で走ったんですが、Victorさんの様に一ヶ寺ずつ時間をかけて回るからこそ価値が有るのでしょうね。 明後日あたりは今治でしょうか? 今治は焼鳥が有名です。普通の串に刺した焼鳥も美味しいですが、今治の焼鳥は鉄板焼きの焼鳥なんですよ。 私のおすすめは『鳥林』と言う店です。もし機会があったら行かれたらどうでしょうか? ----- Tipsy 2009年08月15日 03:29 急ぎ足で、歩かれていらっしゃるご様子が、見えるようです。 霧の、という出だし、涼しげです。ユースホステルといい、若々しくお過ごしですね。 あしたは、日記に Eさんが、ご登場されるのかしら。 ----- Victor 2009年08月15日 05:09 kannosuke7さん、 ありがとうございます。 ----- Victor 2009年08月15日 05:10 lastshowさん、 ありがとうございます。 ----- Victor 2009年08月15日 05:32 Tipsyさん、 ありがとうございます。 ----- Yoshi 2009年08月15日 06:11 松山に入られましたか。 いよいよ今治でEさんにお会いになれますね。 Eさんの笑顔に疲れが癒されることでしょう。豊かなひと時を過ごされますように。 ----- Funny-E 2009年08月15日 08:01 お待ちしています。 太山寺??から太山寺??同じ発音ですが変換しません。 今治の予約はどこのホテルですか? お手配がまだなら、僕が予約・・・若しくはお手配をいたしますが・・・ ----- Victor 2009年08月15日 21:00 Yoshiさん、 ありがとうございます。 Eさんと電話でお話ししました。とても若々しいお声なので、驚きました。 ----- Victor 2009年08月15日 21:11 Eさん、 ありがとうございます。 ぜひ宿の予約をお願いします。ホテルでも、旅館でも、民宿でも、ユースホステルでも、形態は問いません。 ただし、洗濯機があるか洗濯サービスのあるところにしてください。 ----- |
(8/15) 8月15日 34日目 53番円明寺から浅海(あさなみ)へ 2009年08月15日22:05 今日は道後温泉から52番太山寺、53番円明寺を打った後、浅海まで歩きました。松山最後の町で、お隣は今治市です。 道後温泉から太山寺へは市街地を通ります。いくつかのルートがあるのですが、実際の道路上の「遍路道」の表示は少ないですが、あります。しかし、「へんろみち保存協力会」の地図上でどこなのかが、市街地ではわからないのです。 今朝も私が選んだルートとは全然違うルートに導かれてしまいました。 地図や道路上の表示に対する信頼関係が崩れてしまいそうでした。同じ所をぐるぐる回っている感じがします。たった10キロしか歩いていないに、くたくたになってしまいました。 Eさんと電話でお話しをした時は、尺八の演奏の直後で、立っているのが辛いほどでした。 でも、この疲れは気分的な要素が大です。というのは、午後5時くらいから一時間の間、もう一人の歩き遍路の若者と一緒に長い坂道を上りました。足がグングン進むのです。つまり、筋肉はそれほど疲れてはいなかったのです。 今日は46749歩、約30キロです。 明日はいよいよ今治です。 ----- Funny-E 2009年08月15日 22:12 お待ちしています。 明日は、少しゆっくりと今治の6カ寺のうち、3〜4カ寺を回りましょう。 宿泊も出来れば、当方にお任せ下さい。 夕食に、瀬戸内の美味しいお魚などは、いかがでしょうか? ----- Ryo 2009年08月15日 22:19 早い時速ですね。5km位でしょうか。 ----- kannosuke7 2009年08月15日 22:30 明日はEさんもご一緒されるようで、良かったですね〜 今治では、Eさんとごゆっくりされて、鋭気を養ってください。 歩きお遍路さんの中には、若い方も多くいらっしゃるのでしょうか? ----- Tipsy 2009年08月15日 23:31 ご自分を見つめながらの日々の日記。ありがとうございました。 明日は、海波、山富士山、そしてEさんの今治。素晴らしい時間がすぎていくんでしょうね砂時計 ----- Victor 2009年08月16日 02:59 Eさん、 ありがとうございます。 今治では、お任せいたします。宿泊も回る札所の数も含めて。 お約束通り、宿を出る時に電話します。 ----- Victor 2009年08月16日 03:14 Ryoさん、 ありがとうございます。 歩いている時の時速はそんなものかもしれません。しかし、休憩を入れると遅くなります。 例えば、昨日は6時から18時まで歩いて30キロです。時速2.5キロになります。 ----- Victor 2009年08月16日 03:34 kannosuke7さん、 Eさんとご一緒に回れるなんて、光栄です。 20代、30代の若い男性の歩き遍路はよく見かけます。野宿をする人は半数くらいでしょうか。 女性の歩き遍路もいますが、今までに二人しか会っていません。野宿する人もいるようですが、お会いしたことはありません。 歩き遍路に来たきっかけは、区切り打ちの場合は仕事の休暇の合間に何年もかけてという人が多いです。 通し打ちの場合にも休暇を利用してという人もいますが、少ないです。失職をきっかけにという人が多いです。 若い人たちが歩き遍路をしているのを見ると、頼もしく感じます。 ----- Victor 2009年08月16日 03:42 Tipsyさん、 ありがとうございます。 お遍路、特に歩き遍路は自分と向き合う旅と言われています。 この旅はまだ終わりではありません。まだいくつもの難所があると思います。 私の場合も、自分の使命をもっと明確に、もっと具体的にさせる希望があります。 ----- |
(8/16) 8月16日 35日目 Eさんと一緒に延命寺から南光坊へ 2009年08月16日21:03 今日は浅海(あさなみ)から54番延命寺(えんめいじ)まで20キロ歩き、Eさんに合流しました。そして54番南光坊(なんこうぼう)まで一緒に歩きました。 南光坊で奉納演奏を終えて後ろを振り返ると、Eさんだけではなく、私の尺八の先生であるひなこパパさんと奥様とお嬢さんのひなこさんもいらしたので、びっくりしました。ありがたいことです。 夜はEさんご夫妻に有名な健寿司に連れて行っていただきました。味がおいしいだけではなく、温かいもてなしの心の感じられる素晴らしいお店でした。Eさん、どうもご馳走さまでした。 明日はEさんのお勧めで、58番仙遊寺の宿坊に予約を入れました。温泉がある宿坊だそうです。 人とのつながりの素晴らしさとありがたさに感動した一日でした。 今日は24キロを36286歩で歩きました。 ----- kannosuke7 2009年08月16日 21:50 Eさんとの歩きお遍路が実現できよかったですね〜 今治で鋭気を十分におとりになって、満願への日一日を大切にされてください。 ----- Victor 2009年08月16日 22:17 kannosuke7さん、 ありがとうございます。そのようにいたします。 ----- ひなこパパ 2009年08月16日 23時35分 こちろこそ、ありがとうございます とても、いい演奏でした。感動しました。本曲を演奏する意味、心構えを再認識させて頂きました。しかも澄んだ音色で聴き惚れました、心に一点の曇りもない様な音でしたよ。褒めすぎかなわーい(嬉しい顔) 尺八とは本当に怖い楽器ですね、吹いている人の心を裸にしてしまう、演奏者は常に心の中を覗かれるような…まだまだ私も勉強が足りません!これからもお付き合い宜しくお願いします。 残り33ヶ所となりましたが、お体気をつけてご無理なさらない様にしてください。またmixi上でご一緒させて頂きます。 ----- Tipsy 2009年08月17日 09:09 Eさんの日記&アルバムに、Victorさんの勇姿がありました。 後ろ姿のお写真が多かったのですが、お元気そうでありました。 こちらを向いていらっしゃる一枚があり、嬉しそうなお顔にみえました。 そして、正体不明にも、、、、見えました。 はるか群集を離れて、、、身一つ。 それが、お遍路なんですね。 今日も、お遍路日和でありますように。 ----- Funny-E 2009年08月17日 16:08 60番札所・・横峰寺は住職がロータリアンです。 お父様は2期DGをおつとめになられました。 ----- Victor 2009年08月17日 22:49 Tipsyさん、 ありがとうございます。 ----- Victor 2009年08月17日 22:54 Eさん、 ありがとうございます。 明日、横峰寺に行きますので、納経所で聞いてみます。 ----- |
(8/17) 8月17日 36日目 59番国分寺まで 2009年08月17日23:53 今日は仙遊寺に泊まる予定でした。10キロの安息日だと思っていました。 どころが、一人で歩くことになりましたので、結局30キロ、55060歩でした。貧乏性なのでしょうね。 タクシーで55番南光坊に戻り、昨日の続きを始めました。56番泰山寺、57番栄福寺、58番仙遊寺、59番国分寺を打った後、次の横峰寺へ向けて歩きました。 最初は一人でしたが、すぐに英国人のフィオナと一緒に歩き始めました。彼女とは今まで何回も見かけたり、話をしたりしてきました。しかし、一緒に歩いた事はありませんでした。 ところが今日は8時から17時過ぎまで一緒でした。私にとっては、これほど永い時間一緒に歩いたのは、今回のお遍路では初めてです。 様々な話しが出てきました。旅は道連れその通りです。 17時過ぎに彼女は近くの今晩の宿へ向かいました。私はそこから12キロ離れた宿へ急ぎました。宿に着いたのは21時でした。 フィオナと別れて、私のペースで歩けばもっと早く着いたと思います。でも、フィオナと一緒にいて、会話を進める方を選びました。ちなみに言語英語でした。 明日は難関と言われている横峰寺です。 ----- kannosuke7 2009年08月18日 00:47 Victorさんの健脚振りには驚かされるばかりです。 信仰心とは、老若男女、洋の東西は関係ないのですね〜 でも、イギリスの方が歩きお遍路とは驚きです・・・ この世は、すべてに出会いのご縁ができているのですね。 ----- Victor 2009年08月18日 06:46 kannosuke7さん、 ありがとうございます。 西洋にも巡礼があります。ただし、巡礼とみなされる為には歩くか、自転車 か、馬に乗る必要があるそうです。 ----- |
(8/18) 8月18日 37日目 62番宝寿寺まで 2009年08月18日21:18 ![]() 今日は60番横峰寺、61番香園寺(こうおんじ)、62番宝寿寺を打ちました。 今日はくたびれました。横峰寺が噂を遥かに越えて険しく、難儀しました。下りは上りの三倍の距離なので緩やかだと思いましたが、ここでも予想以上に厳しい坂でした。 遍路道の厳しい所では、いくつかの言葉がプラスチックのカードが下がっています。私が気に入っているのは鯖大師(さばだいし)沙門明善の次の言葉です。 「心をあらい 心をみがく へんろ道」 まさにこの言葉の通りです。 最後の宝寿寺は納経締切10分前でした。区役所を定年まで勤め上げた感じのおじいさんが受け付けてくれました。尺八を吹きながら見ていると、17時00分タイムカードをピッのようでした。 宿までは4キロほどですが、歩く気力がなくなり、タクシーを呼びました。明日は同じ所までタクシーを使う予定です。 誤魔化そうと思えば、誤魔化せます。でも、そこからはパワーは生み出されないことを知っています。愚直ですが、そこから生み出される質と量は何ものにも代え難いです。 ところで、昨日国分寺で奉納演奏をした後、一人のお年寄りのご婦人が近づいて来て、「あそこで聴かせていただきました」といいました。そして、お布施をいただきました。ありがたいことです。 今日は23キロ、40355歩でした。 ----- Funny-E 2009年08月18日 21:39 凄いペースですね〜〜。 結願の日は、思ったよりも早いかも?? ----- Victor 2009年08月18日 22:03 Eさん、 ありがとうございます。 8月末までには結願したいのですが、まだまったく予測ができません。 ----- Tipsy 2009年08月18日 22:24 香園寺(こうおんじ)、宝寿寺。 またまた美しい名前のお寺が、続く事。尼寺で、美しい庵主さまが、いらっしゃりそう。。。。 Eさんのアルバムに写っていたお寺が、立派なので、びっくりしました。 もっと、ひなびたお寺ばっかりかと思っていました。 疲れが自覚できないと、危険ですが、お感じになるなら、御身体をいたわりつつ、予測のできない旅ができますね。お大事に。 ----- kannosuke7 2009年08月18日 22:25 心をあらい 心をみがく日々の道 にしたいものですね!! 日々厳しい遍路道を克服されて、今月中の結願ができることを念じております。 一層養生されてください!! ----- Victor 2009年08月18日 22:44 Tipsyさん、 ありがとうございます。 ご自身の住んでいらっしゃる家では問題が起こるかもしれませんが、部屋に名前つけてはいかがですか?そして、もちろんTipsyさんが庵主様になるのです。 ちなみに、私は今夜は湯之谷温泉という温泉宿の「亀の間」にいます。 ----- Victor 2009年08月18日 22:53 kannosuke7さん、 ありがとうございます。 本当に日々「心をあらい、心をみがく」ようにありたいですね。その為に何度も歩き遍路をされている方もいます。 ----- |
(8/19) 8月19日 38日目 前神寺 2009年08月19日21:48 ![]() 今日は昨日の続きの宝寿寺までタクシーで戻り、歩き始めました。63番吉祥寺(きちじょうじ)、64番前神寺を打ちました。その後、新居浜市へ歩きました。 前神寺ではご住職にご挨拶のメッセージを残しました。大師堂は納経所より高い所にあり、本堂はさらに高い奥にあります。本堂の写真を載せます。 私が奉納を終えて大師堂の前で荷物の整理をしている時、事務長さんが登ってきました。彼は以前ロータリアンだったそうで、横浜でメークアップをしたことがあるそうです。また、ご住職は出張中だとのことでした。 今日は新居浜に入りました。足も痛いのですが、靴はもっとひどい状態でした。かかとを後ろから見ると、斜めにスパッと切れているのです。靴底を見ると、硬いゴムは内側に残っているだけでした。つまり外側は柔らかいクッションがむき出しになっていました。 新しい靴を買いました。靴の専門店は私の泊まっている近くにはないので、マルナカという大きなスーパーで買いました。これでお四国を乗り切れるといいのですが。 今日は36781歩で、23キロでした。 ----- Tipsy 2009年08月19日 22:16 新しい靴、足に優しいといいですね。 山口瞳さんは、旅にでて街につくと、散髪屋さんにまず行って、その街に親しむと、かいてました。 土地のスーパーで、靴を買う、っていうのも、ちょっと似てますね。 足許から四国くつに染まって、、、。 ----- Funny-E 2009年08月19日 22:21 ご苦労様です。 靴は1足、履きつぶしたわけですね〜〜。 この後は、比較的楽な行程になると存じます。 ----- kannosuke7 2009年08月20日 00:29 登山靴が壊れるほどの歩数、改めての難行が理解できます。 Eさんのお話しの通りに、新しい靴とともに順調な日々を念じております。 ----- lastshow 2009年08月20日 00:53 お疲れ様です。 毎日Victorさんの日記を読んで、自分も勇気付けられています。 いよいよ明日は愛媛県最後の65番三角寺、そして香川県最初の寺にして、88ヶ所最高峰の66番雲辺寺ですね富士山 雲辺寺はロープウェイで登ればあっと言う間ですが、徳島県側からの山道は、----- 先日の横峰寺に通じるものが有るかも知れませんね。 新しい靴がVictorさんの足に合って、これからの行程を最後まで支えて行く事でしょうね。 いよいよ私が住む香川県です。お会い出来るのを楽しみにしてますねexclamation ×2 ----- Victor 2009年08月20日 03:41 Tipsyさん、 ありがとうございます。 足元から四国に染まるのは、その通りだと思います。 ----- Victor 2009年08月20日 03:50 Eさん、 ありがとうございます。 でも、楽だと思うと足元をすくわれそうです。最後まで気をゆるめられません。 ----- Victor 2009年08月20日 03:56 kannosuke7さん、 ありがとうございます。 8月末までに結願できることを願っています。 ----- Victor 2009年08月20日 04:13 lastshowさん、 雲辺寺は難関だと思っています。でもその前に先ず三角寺を打たなくてはなりません。 お会いできるのを楽しみにしています。 ----- |
(8/20) 8月20日 39日目 四国中央市 2009年08月20日17:48 ![]() ![]() 今日は5時半に新居浜市のビジネスホテルを出て四国中央市の伊予三島駅近くの旅館に15時過ぎに入りました。 23キロで、40030歩でした。 ちなみに、ここで止まらないと、あと4時間以上歩かないと泊まる所がありません。 明日は4時半に出て65番三角寺、66番雲辺寺を打つ予定です。 (宿屋の女将さんに言われたのですが、この旅館に来て、荷物を預けて三角寺を打ち、ここに戻ってくる方法があるそうです。翌日は雲辺寺に直接行くルートがあるそうです。) 四国中央市は北には瀬戸内海、南には山が幾重にも幾重にも連なっています。話には聞いたことはあるのですが、実際に自分の目で見たのは初めてです。 山は通常、お鉢をひっくり返した形で、厚さが感じられます。山の後ろに山の後ろに山の後ろに山・・・。演劇の背景のようで、厚さを感じませんでした。 写真を添付します。感じがでていればありがたいのですが。 歩き遍路をしていると、自分の過去が走馬灯のように現れると云われています。それを待っているのですが、何も現れません。二年前に出しきってしまったのでしょうか。 歩き遍路のメリットを見ていました。一つは実に様々な人に出会えることです。 歩き遍路とは肩書きもなく、びしょびしょの白装束なのできらびやか衣装に隠れることも出来ず、所有物をひけらかすこともできません。とても弱い立場です。だから、私たちに接するほとんどの人がストレートに本音を出すようです。人間を学ぶ場としては最高の場の一つだと思います。 ----- Funny-E 2009年08月20日 18:41 雲辺寺・・・難関です。 あまりの難関で、最近はロープウエイを使うのが、当たり前になっていますが、歩きですと、峻険で高度の高い・・文字通り、雲の辺りのお寺です。 そこからは、香川県・・・平坦でなどやかな道が続きます。 ----- Tipsy 2009年08月20日 18:46 現実感のない山々、走馬灯のようですね。 尺八を奉納していらっしゃる間に、走馬灯の風景が、音色になって昇華されてるんじゃあないかしらと、日記を読み終わって、感じました。 ご本人を前に、へんですが。 ムード明日もいいことが、ありそうですねムード ----- Victor 2009年08月20日 19:53 Eさん、 Tipsyさん、 ありがとうございます。 雲辺寺の名前に惹かれます。Tipsyさんではないですが、何かよいことがある予感がします。 ----- kannosuke7 2009年08月21日 01:07 Eさんの弁によれば、難関な雲辺寺を打ち終えれば、あとはのどかな香川県に入り、1ヶ寺1ヶ寺のお遍路を、じっくりと楽しむことができるのでしょう。 Tipsyさんの、よいことの予感は的中されるでしょう。 ニコニコ満願を期待しています。 難関な雲辺寺、頑張ってください!! ----- Victor 2009年08月21日 03:22 kannosuke7さん、 ありがとうございます。 最後まで気を抜かずにやらなければ、と思っています。不思議なもので、同じ1キロが長く感じられたり、短く感じられたりします。 ドロシー 2009年08月21日 09:47 雲辺寺のお嬢様は金沢区の真言宗御室派宝珠院に嫁がれてますよ!美人で働き者と評判の方です、旦那さまとは知り合いで現在副住職ですが雲辺寺には定期的に手伝いに行かれるようです。victorさんも千か所奉納に行かれたはずですよ ----- Victor 2009年08月21日 11:35 ドロシーさん、 ありがとうございます。 宝寿院という名前は覚えがあります。しかし、お嬢様とお会いしたかは記憶していません。 おかげさまで雲辺寺が身近に感じられるようになりました。 こちらは暑いです。編み笠をかぶっています。上からの熱は防ぎます。しかし、下からの照り返しは直接顔に当たるだけでなく、菅笠が反射して熱を集めます。ちょうどパラボラアンテナと同じです。 ----- |
(8/21) 8月21日 40日目 雲辺寺から民宿青空へ 2009年08月21日21:10 今日は四時半に宿屋を出ました。65番三角寺を打って、66番雲辺寺を打ち、民宿青空に宿泊しています。 雲辺寺への登りは半端ではないです。30度から45度の傾斜登りがが延々と続きます。そしてアブによる集団攻撃です。参りました。 納経所の若い女性にドロシーさんからの情報を伝えました。すると、副住職は一昨日からこちらにいらしているそうです。 今日はいろいろと良いことがありました。素晴らしい人たちとの出会いです。納経所の女性も宿のご夫婦も素晴らしい方達です。 ----- Funny-E 2009年08月21日 21:18 最後の難関ご苦労様です。 徐々に涅槃の世界に近づいているようですね〜〜。 明日から、香川に入ります。 ----- Victor 2009年08月21日 21:31 Eさん、 ありがとうございます。 どうやら8月中に結願出来そうです。 ----- kannosuke7 2009年08月21日 22:54 アブの集団攻撃は大丈夫でしたか? 雲辺寺の参拝ご苦労様でした。 いろいろな方とのふれ愛は、最高の至福でしょうし、元気の源になりますね。 結願がみえてきた様子で、明日からはすこしゆったりと、お遍路を楽しんでください。 Eさんが書かれた涅槃・・・いい響きですね〜 ----- Victor 2009年08月22日 03:39 kannosuke7さん、 ありがとうございます。 アブは体に止まってから2秒後くらいから噛み始めます。それまでに追い払えば大丈夫です。 お寺の方によると、大発生するこの時期はお手上げだそうです。 人間関係は土台ですね。全てがその上に構築されます。 明日は少し楽をする予定です。 ----- lastshow 2009年08月22日 04:53 雲辺寺への参拝本当にお疲れ様でした。 いよいよ明日は神恵院・観音寺の一カ所に二ヶ寺ある場所を通られますね。 手前味噌ですが新しくなった神恵院の本堂は、外観が鉄筋コンクリートになってます。その屋根の銅板屋根は、縁あって、以前僕の会社が請け負って、僕も仕事させていただいたんですよ。 観音寺のお寺の山道をほんの少し登ると、有明浜という海岸に、円周100mくらいの『寛永通宝』の砂絵があります。香川県の代表する観光地のひとつです。 そこから見える瀬戸内海の景色も格別ですよ!是非ご覧になってみて下さいね。 ----- Tipsy 2009年08月22日 06:44 おはようございます。楽な一日の予定と書いていらっしゃいますが、でも、何万歩も歩かれるのでしょう走る人? 虻蜂とらずといいますが、蜂はいないのですか? ----- Victor 2009年08月22日 12:29 lastshowさん、 ありがとうございます。 今70番に向かっている所です。 神恵院の本堂です奉納演奏しました。反響は抜群でした。 ----- Victor 2009年08月22日 12:34 Tipsyさん、 ありがとうございます。 短くても三万歩は歩くと思います。都会生活では信じられないですね。 ラッキーなことに蜂にはお目にかかっていません。 ----- |
(8/22) 8月22日 41日目 70番本山寺 ![]() ![]() 今日は5時半に宿を出て、67番大興寺(だいこうじ)、68番神恵院(じんねいん)、69番観音寺(かんおんじ)、70番本山寺を打って6キロ先の千歳旅館に落ち着きました。 今日は25キロ、41617歩でした。ちなみに、昨日は30キロ、52202歩でした。 新しい靴にまだ慣れていないせいか、マメができました。親指の外側とかかとです。数多くの靴を履いてきましたがこんな所にマメができたのは初めてです。 本山寺の本堂は鎌倉時代のもので、重要文化財だそうです。その近くで奉納演奏をしている時、昔の映像が見えてきました。鎌倉時代かどうかは分かりませんが、多くの僧侶や武将がいました。不思議な体験です。お四国効果が出てきているのかもしれません。 尺八を演奏した位置と本堂が分かる写真を添付します。 明日は20キロですが、71番から77番まで、合計7つの札所を打つ予定です。その後5キロ歩いて丸亀駅の近くの洗濯機のあるビジネスホテルに入る予定です。 多くの札所があるので、一つひとつの札所にかける時間を30分以内にする必要があります。納経所に10分、奉納演奏に15分、その他に5分です。果たして計算通り行くでしょうか。 今日は香川県に入ったので、うどんを楽しみにしていました。1時頃、喫茶店があったので入りました。うどんを頼むつもりでしたが、うどんはないと云われました。他に食べたいものはなかったのですが、ラーメンを頼みました。 宿の女将さんによると、明日からはうどんの国に入るそうです。車がいっぱい止まっている店に入るようにアドバイスを受けました。 ----- Funny-E 2009年08月22日 21:53 嫌というほど、腰の強いうどん屋が続きます。 観音寺は香川の入り口です。 ----- lastshow 2009年08月22日 21:54 Victorさん、本当に、本当にお疲れ様です。 いよいよ明日は私の住む琴平町のお隣り、善通寺市ですね。 まずは難所の71番弥谷寺、そして、善通寺市には72番〜76番札所があります。 どのお寺でお会い出来るかと考えたのですが、昼頃にVictorさんの都合の良いところで連絡下さいませんか? 是非讃岐のさぬきうどんのお接待をさせて下さい。 72番〜76番札所の範囲で連絡頂いたら遠い所でも30分もあれば着きます。 Victorさんの尺八の奉納演奏をお聞きするのを楽しみにしています。 ----- Victor 2009年08月22日 22:08 Eさん、 ありがとうございます。 うどんを楽しみにしています。実は昨日は祖谷そば、今日は醤油ラーメンを昼に頼みました。両日ともピッチャーいっぱいの水と汁はいただいたのですが、麺は半分残してしまいました。うどんではこんなことはありませんでした。 ----- Victor 2009年08月22日 22:11 lastshowさん、 ありがとうございます。明日、電話をします。 ----- kannosuke7 2009年08月22日 22:16 不思議な体験をされたそうですが、確かにお遍路効果だと思います。 結願も一日一日近付いて、心の余裕が感じられますし、讃岐うどんもその証でしょう、大きなエネルギーになりますね!! 残された日々を、十分に堪能してください。 ----- Victor 2009年08月22日 22:36 kannosuke7さん、 ありがとうございます。 まだ結願していないのに、もう次のお遍路のことを見始めています。 ----- Tipsy 2009年08月22日 23:58 お寺で、何が美しいといって、屋根でしょうか。 一重でも、八重?でも、銅葺きで緑青がでていても、瓦でしっとりしていても、稜線の美しさは、お寺の魅力の一つですね。 目でか、心眼でかで、ご覧になったかもしれない武士や僧侶たちは、みんな男性だったのかしら。鳥肌はたちましたか? 顕われるたのが、生者でも、亡者でも、ご覧になってもご覧にならなくても、どちらでも、あんまり変わりはないのかもしれませんね。 こちらのチョイスではありませんもの。 それに、ご覧になったかもしれないのは、きっと初めてではないのでは? お遍路、海外もまたよさそう。 ----- Victor 2009年08月23日 03:25 Tipsyさん、 ありがとうございます。 女性もいました。着飾っていましたが、十二単よりも単純でした。 ----- つぼぢろう 2009年08月23日 09:53 連日かなり歩くんですね。考えていたより苛酷。 写真で見る山々のグラデーションが美しいです。 見えたヴィジョンのお話しももっと聞きたいです。 ----- Victor 2009年08月23日 20:25 つぼぢろうさん、 ありがとうございます。 私は余り歩く方ではありません。だいたい25-35キロです。健脚の人の中には40-50の人もいるそうです。 信じられないくらい過酷な旅です。それが分かっているので四国の人達はお接待をしてくれるのだと思います。 ----- |
(8/23) 8月23日 42日目 77番道隆寺 2009年08月23日22:04 今日は7ヶ寺を打ちました。 71番弥谷寺(いやだにじ)、 72番曼荼羅寺(まんだらじ)、 73番出釈迦寺(しゅつしゃかじ)、 74番甲山寺(こうやまじ)、 75番善通寺(ぜんつうじ)、 76番金倉寺(こんぞうじ)、 77番道隆寺(どうりゅうじ)を打ちました。 約25キロ、45009歩でした。 善通寺でlastshowさんにお会いし、うどんのお接待をしていただいた後、金倉寺まで一緒に歩いてくれました。しかも、重いリュックまで背負ってくれました。ありがとうございました。 lastshowさんとは、今回横浜から徳島に来るとき使った高速深夜バスでお隣どうしでした。お四国遍路旅では時間が凝縮されて、様々なことが次々に起こるようです。 善通寺の納経所で尺八の奉納演奏の話をしたところ、本堂で聞いて欲しいとのことでした。 「役所のような所だな」という思いが出てきましたが、取り合わずに本堂に向かいました。 本堂にリュック、金剛杖、さんや袋、編み笠で入りました。杖を床についた途端、本堂にいた係のオバサンから、「ここでは杖はつけません。手で持ってください」と言われてしまいました。杖を手に持ちながら、「あっ、このオバサンにきけばいいのだ。断られても、そのときはそのとき」と思いました。そうしたら、「そのローソクの前でしてください」という応えが返ってきました。演奏後、後ろを振り返ると多くの人がいたのて、驚きました。 ----- 子犬大好きケイ 2009年08月23日 22:23 札所札所(お寺?)によって色々なのですね。 Victorさんの陰で今まで本当に知らなかったお遍路さんの事、勉強になります。 ありがとうございます。 まだまだ暑い日が続きますので、ご無理はなさらないようにして下さい。 ----- lastshow 2009年08月23日 22:47 善通寺から金蔵寺までの短い間でしたけれど、私にとっても有意義な一日でした。本当に今日はありがとうございました。 その事は今日の私の日記にも書いてますから読んでみて下さい。 金蔵寺で奉納演奏された後にVictorさんが、「尺八が怒ってる」と言われたのには驚きました。 善通寺から金蔵寺まで私がリュックを背負ったからですね! あの尺八もVictorさんにとっては『同行二人』なんでしょうね、一時ではあったけれど、尺八がヘソを曲げたのかもしれませんね! 残り11ヶ寺、お体に気をつけて行かれて下さいね。 ----- kannosuke7 2009年08月23日 23:45 残り11ヶ寺となって、結願は二日後になるのでしょうか? 健康で77箇所の札所を歩き遍路をされた、Victorさんの忍耐力に、大きな賞賛をおくります。 最後まで気を引き締めて、ご無事で奉納を果たされてください。 ----- Tipsy 2009年08月24日 00:42 スタンプ帳のようなものを持って歩かれるのかしら。 お遍路さんは、自分のために歩くのですから、そのお寺に行ったというしるしなどなくてもよさそうですが、、、どうなのでしょう。 お寺お寺での滞在時間を30分となさっていらっしゃいますが、30分はスグたってしまいますね。 自分なら、最後のお寺を打ってしまうのが、おしくなりそうです。 ----- Victor 2009年08月24日 04:53 ケイさん、 ありがとうございます。 通常一寺一札所です。68番神恵院、69番観音寺は一寺二札所です。 最後の詰めが一番大変だと思っています。 ----- Victor 2009年08月24日 05:11 lastshowさん、 ありがとうございます。 日記を拝見いたします。 尺八は生き物です。相棒です。 尺八が怒っていたのはlastshowさんに対してではありません。私に対してです。 尺八に何も言わずに別な人の手に委ねてしまったからです。一声かければ良かったのです。 怒っている間は、響いてくれませんでした。でも、謝ったら、許してくれて、響いてくれました。 次の77番道隆寺では、奉納演奏後三人から声をかけられ、そのうちの一人からお布施をいただきました。 ----- Victor 2009年08月24日 05:31 kannosuke7さん、 ありがとうございます。 結願は順調に行けば4日後8月27日の予定です。その後1番霊山寺に戻り、高野山へ行く予定です。 ----- Victor 2009年08月24日 05:42 Tipsyさん、 ありがとうございます。 納経帳、掛け軸、白衣に朱印押してもらい、墨で書いてもらえます。もちろん、しない人もいます。 納経帳は一人一生に一冊の決まりだそうです。二回目からは朱印だけです。何回も回っている人の納経帳は縁が真っ赤です。 ----- Funny-E 2009年08月24日 05:56 夕べは早く寝込んでしまい、今朝になって日記、拝見しました。 いよいよ大詰めですね。 ----- Victor 2009年08月24日 09:39 Eさん、 ありがとうございます。 弘法大師の通常の設定は、最後の手前で難所を設けることです。高野山を下るまで、気を抜けません。 ----- |
(8/24) 8月24日 43日目 80番国分寺からかんぽの宿坂出へ 2009年08月24日22:04 ![]() 今日は6時45分に丸亀プラザホテルをでて、18時45分にかんぽの宿坂出に入りました。25キロ、40647歩、12時間でした。 札所は、 78番郷照寺(ごうしょうじ)、 79番高照院、 80番国分寺 を打ちました。 丸亀プラザホテルはロータリーの会場です。例会日は木曜日なので、メークアップはかないませんでした。 今日は日差しは強かったのですが、しのぎやすかったです。湿度が今までより低かった為と思われます。夕方はまさに秋のようでした。昨日まで、真夏だったのに、季節の移り変わりの速さを感じます。歩いていて、寂しさを感じます。 かんぽの宿坂出からの瀬戸内海の景色は素晴らしいです。写真を載せます。そして、温泉です。かんぽの宿の設備は素晴らしいです。 ----- Funny-E 2009年08月24日 22:15 結願まで、あと2日でしょうか? まさか、1日で88番までと言うことはないでしょうね〜。 高松南のロータリアンで、四国遍路を心から応援している男がいます。 貴兄の携帯の番号を教えても差し障り有りませんか? 相手はMと言います。 携帯はまたお電話でお知らせします。 ----- Victor 2009年08月24日 22:39 Eさん、 ありがとうございます。 結願まで少なくとも3日はかかると思います。途中の宿の具合や、88番から1番へ行く交通手段や時間帯によってはもう一日必要かもしれません。 私の電話番号を教えて下さって構いません。どうぞよろしくお願いします。 ----- Tipsy 2009年08月24日 23:02 Victorさんの、この、四国の日記は、素晴らしいですね。 迫力があります。 昨日の、コメントのところで、 尺八のご機嫌が、、、、とい応答がありました。 それまで、尺八は、Victorさんの内部の延長のような気がしていたのでしょう、 他者、でもあるのか、と、ちょっとびっくりしました。 他者なのか、と思ったとたん、尺八の響きににた声の女性のような気がしてきました。 なんだか、少し危うい感じだなぁ、などと、思いは迷走しはじめました。 でも、男性でもありえるし、人間でなくて、精なのかもしれないし、空気なのかもしれない、と、思いなおし、対話というと、対人間てすぐに思うのは、かぎられた考え方だと、思えてきました。 そうなると、尺八が他者でも、自分でも、どちらでもいいことになりますね。 自分は、随分俗っぽいと、思いました。 日記から、いろいろ思います。 お遍路がおわると、日記もおわるわけで、、、、 寂しいナァ。 ----- kannosuke7 2009年08月24日 23:08 関東も午後にあった雷雨で、一気に秋を迎えたような陽気になっています。 43日間の時間の長さは、季節を変えるほど重い日数だったのですね〜 疲れた身体を、今夜は温泉でゆっくりと癒されてください。 ----- Victor 2009年08月25日 04:59 Tipsyさん、 ありがとうございます。 尺八は楽器なのですが、単なる楽器ではありません。人格を持った存在です。 (西洋)楽器の場合、人間が主体で、「人が演奏する」と表現されます。 しかし、私にとっては尺八はパートナーであり、恋人です。吹き方のテクニックは当然あるのですが、それ以上に私の心のあり方が重要です。 尺八はマスターするにつれて、だんだん難しくなります。 ----- Victor 2009年08月25日 05:15 kannosuke7さん、 ありがとうございます。43日間は長いようで短い時間でした・・・などと感慨に耽っている場合ではありません。 昨日もかなりきつい山登りがありましたし、今日もあります。 遍路旅の面白い一面は、気を抜くとすぐに足をすくわれることです。空海が同行二人で作ったお四国遍路は、実にうまくできています。 まだ終わったわけではありません。最後まで気を引き締めて行かねばと思っています。 ----- Yoshi 2009年08月25日 08:10 Victorさんのおかげで、お遍路というものがうんと身近になりました。僕もいつの日か・・・。 ありがとうございます。<m(__)m> ----- 子犬大好きケイ 2009年08月25日 09:01 もう間もなく終えられるのですね。 最後までどうぞ体調を崩さず維持されて下さい。 達成を心待ちにしております。 ----- Victor 2009年08月25日 14:26 Yoshiさん、 ケイさん、 ありがとうございます。 機会があったらぜひお遍路に参加してください。 ----- |
(8/25) 8月25日 44日目 一宮寺 2009年08月25日22:20 今日は 81番白嶺寺(しろみねじ)、 82番根香寺(ねごろじ)、 83番一宮寺(いちのみやじ) を打ちました。 20キロで37475歩です。 三時過ぎからEさんのともだちのロータリアンに高松ご案内を受けました。彼はお遍路のサポートに命をかけているような人です。 少々くたびれましたので、早めに切り上げます。 ----- お大事に。 眠い(睡眠) SWEET DREAMS 眠い(睡眠) ----- kannosuke7 2009年08月26日 00:05 くたびれがとれますように、ぐっすりおやすみなさい。 いよいよ結願間近です、一層気を引き締めてください!! ----- Victor 2009年08月26日 03:36 Tipsyさん、 kannosuke7さん、 ありがとうございます。 ----- Funny-E 2009年08月26日 06:14 彼にとって、ロータリアンで歩き遍路・・・初の経験だと思います。 喜んでいるでしょうね〜〜。お会いできて・・・・ ----- Victor 2009年08月26日 10:27 Eさん、 ありがとうございます。 とても喜んでいただいたように思います。 昨夜は高松港や市内見学の後夕食をご馳走になり、さらに別荘に泊めていただきました。今朝はイサム・ノグチ美術館へ案内していただきました。大変お世話になりました。 ----- |
(8/26) 8月26日 45日目 85番八栗寺から86番志度寺手前500メートル 2009年08月26日22:34 今日は 84番屋島寺、 85番八栗寺 を打ちました。 屋島は南米のギアナ高原に似た台形の山です。ただ、南米のと比べると高さが低いことが違います。 屋島寺への登りは結構きついです。でも、舗装道路です。ところが、八栗寺方面への下りは半端でありません。山道で、傾斜が凄いのです。ここで今回初めて怖いと感じました。 源平の戦い中で、源氏方が馬で駆け降りたのはここではなかったかと思います。すごいなぁとあらたもて感心しました。 八栗寺も山でした。ケーブルカーがあり、それに平行して参道があります。 ケーブルカーの誘惑は強く、退けるのに苦労しました。下りも、「お接待で車に乗せてもらうのはOKでは」という思いが限りなく出てきました。ご用心、ご用心。 最後まで気を抜けません。 ところで、万歩計を洗濯してしまいました。表示が消え、なんの反応もありません。 ----- Funny-E 2009年08月26日 22:40 知らなかった。そんなに厳しい下り坂が有るなんて・・・・ そういえば、屋島は全てケーブルカーで上り下りした経験しか有りません。 お遍路大使の任命状・・・・受け取られましたか? ----- Tipsy 2009年08月26日 23:04 足の豆は、大丈夫ですか? 傾斜の厳しい下り、腰にも、脚にも、足の豆にも、厳しそうです。 気が抜けないのは、難所にご用心と、ともに、誘惑にもご用心なのですね。 でも、もう、お寺も残すところ三つ。大団円が、ちかづいていますね。 お盆のシーズンをはさんでのお遍路さんでしたが、盆踊り、という字がなかったような気がしますが、、、、。 それと、鐘も、日記には、あんまり登場しませんでした。 鐘の音、瀬戸内海、お遍路、夕暮れ、っていい感じのように思えますが。 ----- Victor 2009年08月26日 23:26 Eさん、 ありがとうございます。 お遍路大使の任命証は受け取っていません。結願した人へ与えられるのではないのでしょうか。 ただし、バッチはいただきました。 ----- Victor 2009年08月26日 23:47 Tipsyさん、 ありがとうございます。 新しいマメがかかとにできています。足の裏ではなく、側面にできているのです。坂道には対応していない靴なのでしょうね。 ほとんどのお寺で鐘を打つことができます。一人一回とか、お布施を出すとかの制限が付いています。 鐘はとてもお寺に合っています。お経を読んでいても、尺八を吹いていても、何もなくても、鐘は周りに溶け合っています。まるで空気のような存在です。 お祭りや盆踊りは宿の近所であったようです。見物する余裕はありませんでした。観光は皆無に近いです。 Tipsyさんがいらっしゃる時は観光も兼ねてください。そのようにしている女性歩き遍路もいます。 ----- kannosuke7 2009年08月27日 00:11 疲れきっていても誘惑に負けずに、自分を律する信念は立派ですね。 いよいよですが、最後まで御気を抜かずに、どうか平穏無事を念じます。 ----- Victor 2009年08月27日 00:27 kannosuke7さん、 ありがとうございます。 最後の88番も山の中です。平地だったら明日結願です。明後日のようです。 ----- kannosuke7 2009年08月27日 00:32 本格的な登山をイメージする、曲がりくねった急勾配の山越えでしょうか? 本当にお疲れ様です!! ----- lastshow 2009年08月27日 01:00 志度寺手前500mと言う事は、明日は長尾寺、そしていよいよ大窪寺ですね! この数日のVictorさんの健脚を見ると、明日はきっと結願しているんじゃないでしょうか。 Victorさんは最後のお寺はどんな気持ちで向かえるんでしょう。感想をお聞きするのが楽しみです。 ----- Victor 2009年08月27日 04:43 lastshowさん、 88番の近くには旅館が一軒あります。バスは一日に三本です。だから、何時に着くかが重要です。 しかも、87番とは15キロ、高低差は700メートルあり登りです。つまり、7時間くらいかかると予測できます。そして間には宿が一軒あります。 ----- |
(8/27) 8月27日 46日目 結願(けちがん)しました 2009年08月27日18:28 今日は 86番志度寺、 87番長尾寺、 88番大窪寺 を打ちました。つまり、結願しました。 昨日は、今日の結願は難しいと思っていました。でも、宿屋の女将さんから今朝聞いた話で、可能性が見えてきました。 つまり、志度から出発し、バスで志度に帰ってくる方法です。しかも、荷物の一部を宿に預かってもらうのです。荷物が軽くなる分、歩くスピードも上がります。 また、87番と88番の間にあるお遍路交流サロンでは適切なアドバイスをいただき、一番早く着くルートをつかみました。私があらかじめ予定していたルートでは、バスの時間に間に合わなかったと思います。 ここではお遍路大使の賞状もいただきました。 まだ一番寺と高野山へのお礼参りが残っています。だから、終わったという気分ではありません。そして、明日から歩かなくても良いという実感もまだありません。 ただ一つはっきり言えることは、多くの方々のお世話になって、結願できたことです。ありがとうございました。 ----- kannosuke7 2009年08月27日 19:14 結願おめでとうございます!! ご自身を労わってあげてください。 1番札所と高野山へのお礼参りも、ご無事でお参りできることを、心から念じております。 Victorさんは凄く心が強い方です、よかった、よかった!! ----- Tipsy 2009年08月27日 20:07 おめでとうございます。 素敵な日記、ありがとうございました。 いつか、お話、うかがわせていただけるチャンスがありますように。 ----- ひなこパパ 2009年08月27日 20:32 結願誠におめでとうございます。 毎日の日記を読んでいて、自分も一緒に連れて行ってもらっているようで、私自身、将来同じ道を辿りたいと強く思いました、その時は是非アドバイス宜しくお願いします。 東京に戻られるのを首をながくしてお待ちしています、お話したくさん聞かせて下さい。 一先ずお疲れ様でした。 ----- Funny-E 2009年08月27日 21:33 結願おめでとう御座います。 貴兄の意志と体力・・・そして意欲と秘めたる祈り・・ただただ敬服致すだけであります。 ----- なつパ 2009年08月27日 21:41 結願おめでとうございます。まだ残りはありますが、無事に結願できて嬉しく思います。 残り一番札所と高野山、あと帰りの途も、お気をつけて。 ----- Victor 2009年08月27日 21:47 kannosuke7さん、 ありがとうございます。 皆様のサポートのおかげ歩き続けることができました。ありがとうございます。 ----- Victor 2009年08月27日 21:54 Tipsyさん、 ありがとうございます。 Tipsyさんの機関銃のような質問が懐かしいです。そのような場なら、喜んでお邪魔します。 ----- Victor 2009年08月27日 22:10 ひなこパパさん、 ありがとうございます。 8月の残りは夏休みとして、調整を図ります。しかし、課題曲「ゆき」のこともありますので、横浜に戻りましたらご連絡します。 ----- Victor 2009年08月27日 22:12 Eさん、 ありがとうございます。 Eさんたちのサポートのおかげでやり遂げることができました。ありがとうございます。 ----- Victor 2009年08月27日 22:22 なつパさん、 ありがとうございます。 昨日までと何も変わらない。でも何かが違うのです。 ----- Ryo 2009年08月27日 22:57 結願おめでとうございます。 ----- 子犬大好きケイ 2009年08月27日 23:16 結願おめでとうございます。 長いようで、あっと言う間でしたね。 お疲れ様です。 ----- 子犬大好きケイ 2009年08月27日 23:17 結願おめでとうございます。 長いようで、あっと言う間でしたね。 お疲れ様です。 ----- Victor 2009年08月27日 23:56 Ryoさん、 ケイさん、 ありがとうございます。 長いようで短い期間でした。サポートをありがとうございました。 ----- lastshow 2009年08月28日 08:46 結願本当におめでとうございます。そして、お疲れ様でした。 Victorさんとお遍路を通じて知り合いにたれた事を嬉しく思います。 あとは高野山ですね! 全てが終って、また話し聞かせて下さい。 ----- Victor 2009年08月28日 13:34 lastshowさん、 ありがとうございます。 和歌山港からバスでJR和歌山駅に向かっています。今日は宿坊に泊まり、明日お参りします。 つぼぢろう 2009年08月28日 21:07 酷暑のなか、ご無事での結願、まずはおめでとうございます。日記を読み返してみます。お疲れさまでした! ----- Victor 2009年08月29日 05:00 つぼぢろうさん、 ありがとうございます。 ----- |
(8/28) 8月28日 1番霊山寺から高野山へ 2009年08月28日21:01 今日は徳島駅前からバスで一番霊山寺(りょうぜんじ)にお礼参りに行きました。その後、徳島港からフェリーで和歌山港、バスでJR和歌山駅、JRで橋本駅、南海高野線に乗り換えて極楽橋駅へ、そしてケーブルカーで高野山駅へ。そこからバスで今夜の宿坊である無量光院のそばまで行きました。 ケーブルカー、バス、電車から見える風景は私が昨日まで歩いて来た道と同じです。数歩登っては休んで、また数歩登っては休んで、喘ぎながら登ったような急坂も、ケーブルカーだとほんの数分です。歩いたら2時間以上かかるかもしれません。 文明の利器は素晴らしいのですが、余りに大急ぎに駆け抜けてしまうので、見過ごすものも多いと思います。 昨日の夕方と今朝はちーちゃんに大変お世話になりました。ちーちゃん、ありがとうございました。おかげさまでフェリーには乗れ、その後も非常に良い接続で、宿坊には四時半に着きました。 宿坊は金剛峰寺の近くで、5時前でしたので、金剛峰寺に行きました。許可を得て、ご本堂の前で奉納演奏しました。 ちなみに、お四国の八十八札所ではすべての札所で許可されただけではなく、「どうぞお願いします」と言われることも後半は多くなってきました。 高野山は広いです。お寺の中に町があるようです。お寺だけではなく、お土産屋さん、床やさん、本屋さん、銀行、食堂、喫茶店、ガソリンスタンドなどなどがあります。 「・・湯」の看板が見えたので、最初はお風呂屋さんか温泉かと思いました。しかし、よく見ると「般若湯」でした。酒屋さんでした。寺町だから通用する名前でしょうね。 今日の移動距離は大きいですが、9552歩でした。 洗濯機の中で死んだと思っていた万歩計ですが、一夜明けたら奇跡的に生き返りました。止まっていた間は万歩計内時計も止まっていて、数時間のズレができていました。 ----- kannosuke7 2009年08月28日 21:52 文明の利器の乗り物は。多くのものを見過ごさせているのですね〜 健康で高野山に到着されて、Victorさんの余裕が感じられます。 日記には書けなかった、いろいろなご苦労が沢山あったことでしょうが、先ずはお体の回復を優先させて、心身ともに寛いでください。 ----- Victor 2009年08月29日 04:15 kannosuke7さん、 ありがとうございます。 バス、電車、フェリーなどに乗っていると、ついウトウトとしてしまいます。体は疲れているのですね。 kannosuke7さんのおっしゃるように、体の疲れをとるようにします。 ----- ちーちゃん 2009年08月29日 07:17 victorさんお疲れ様、無事到着良かったです。 同行二人、弘法大師さんと一緒だったせいでしょうか。とても元気で 安心しました。それにしても、victorさんの強い精神力と体力には 頭が下がります。その内88箇所参り、実現したいものです。 ご無事で、家に帰着されますように。 ----- Victor 2009年08月29日 08:58 ちーちゃん、 ありがとうございます。とてもお世話になりました。 ぜひお遍路してください。歩きがお勧めです。新しい世界が見えてきます。 ジョギングでもいいです。でも、荷物があると大変かもしれません。 最後のお寺へ行く時は、なだらかな下り坂があったので、私も少し走りました。荷物は邪魔ですが、出来ないことではありませんでした。 ----- |
(8/29) 8月29日 48日目 高野山を後に 2009年08月29日16:09 今日は高野山の奥の院と金剛峰寺を打ちました。これで一応第1回お四国歩き遍路は完了です。 今朝は宿泊していた無量光院で勤行がありました。密教の秘儀の一部を体験できました。一時間半の間、絶えず声明(しょうみょう)が唱えられて、ゴマが焚かれていました。異次元の世界に入った感じでした。 真言密教の声明がカトリックのグレゴリオ聖歌とよく似ているのに驚きました。さらに、私が奉納演奏している尺八本曲とも共通点が数多くありました。 コンサートホールでは声明を何回か聞いたことがありましたが、別なものでした。 空海は高野山に魂のふるさとを建立したいとして、天皇に願い出たと私は理解しています。高野山の自然は素晴らしいです。密教の儀式や建物も素晴らしいです。 ところが、今回は魂のふるさとは体験できませんでした。観光ビジネスに振りまわされているようでした。 次回は極楽橋駅から高野山までケーブルカーを使わずに、空海が歩いたように歩いて行くつもりです。今回とは違う高野山を発見できるかもしれません。 今、私は名古屋に向かっています。古くからの友人と会うためです。2ヶ月前の5月にも会っていますので、もし私に何らかの違いが出たなら、指摘してくれると思います。 今回のお四国歩き遍路は実に多くの人たちに支えられてやり遂げることができました。ミクシィの友人達のサポートは偉大です。 旅の初めの頃のEさんの、「無理せず、ゆっくり、マイペース」のアドバイスがなかったら、途中でダウンしていたかもしれません。ありがとうございます。 5番地蔵寺あたりから前後して歩いていたのに、マメのために19番立江寺でリタイアした方がいました。 Tipsyさんとkannosuke7さんは毎日コメントをくださいました。とても難しいことです。お二人の確実さからどれほどパワーをいただいたか、言い表せません。私にとっては全ててが初めてのことです。初めての道、初めての宿、初めての町、初めてのお遍路衣装。不確定さに囲まれている中で確実さは灯台の光のようです。ありがとうございました。 ドロシーさんにはタイムリーに修行僧の歩き方を教えていただきました。おかげさまで、予定よりも早く結願できました。ありがとうございます。 個別にお名前は出しませんが、全てのマイミクの方に深く感謝いたします。ありがとうございました。 ----- Tipsy 2009年08月29日 17:28 おめでとうございました。 豊かで寛大な、お遍路の日々、積み重ねられて行く一歩一歩にあっとうされてました。 お疲れのVictorさんに、恐れもしらずに、いろいろ伺ってしまって、と、昨日は、反省してました。 旅は、即効もあり、ボディブロー効果も、あることでしょう。 楽しみですね。 ----- Funny-E 2009年08月29日 18:32 Tipsyちゃん、Victorさんにお会いになれば、Victorさんに、きっと驚かれるでしょう。 ご苦労様でした。 また四国に、今度は美味しい魚を食べにいらっしてください。 ----- kannosuke7 2009年08月29日 21:56 歩きお遍路48日間、何よりも無事お元気に結願されたこと、全てにお祝いを致します。 第一回と書かれていますが、第二回も計画されているのでしょうか? 名古屋の友人が指摘される関係って、男冥利ですね〜 48日間、日々心強い感動を頂きました、こちらこそお礼を申し上げます。 Victorさん、本当にありがとうございました。 ----- 子犬大好きケイ 2009年08月29日 22:17 48日間とは早い事なのでしょう?? 本当にお疲れ様でした。 知り合いの中でお遍路を経験された人が居らず、毎日書いて下さる日記がとても勉強になりました。 ありがとうございました。 ----- Victor 2009年08月29日 22:20 Tipsyさん、 ありがとうございます。 Tipsyさんの質問にはげまされました。美味しいお酒が楽しみですね。 ----- lastshow 2009年08月29日 22:38 48日間という長い間、本当にお疲れ様でした。 高野山は私が行った折りも雄大で神秘的な雰囲気が漂っていました。 第一回のお遍路と言う事は、またいつの日か二度目のお遍路の時に再会出来る事を楽しみにしています。 ありがとうございました。 ----- Victor 2009年08月30日 01:03 Eさん、 ありがとうございます。本当にすべてに関して感謝しています。ありがとうございます。 今年の終わりまでに、お礼にメークアップにお伺いいたします。 もっと早く行ければ良いのですが、今年度は私たちのクラブからガバナーを出しています。秋には地区大会があります。そのお手伝いをしなければなりません。 又お目にかかれる日を楽しみにしています。 ----- Victor 2009年08月30日 01:11 kannosuke7さん、 ありがとうございます。 毎日、本当にありがとうございます。今年中に、お礼にメークアップに伺います。 ----- Victor 2009年08月30日 02:38 ケイさん、 ありがとうございます。 46日で結願は普通だと思います。速い人は40日以内で廻ります。 チャンスがあればお遍路をされることをお薦めします。人生に大きなプラスとなります。 ----- Victor 2009年08月30日 02:45 lastshowさん、 ありがとうございます。 ご推察の通りです。又戻ってきます。時期は不明です。でも、数年以内だと思います。 いろいろとありがとうございました。 ----- |
(8/30) 8月30日 番外編 2009年08月30日19:08 ![]() 今日の昼過ぎに横浜に帰ってきました。やはり我が家は落ち着きます。やることは山ほどあるのですが、投票を済まし、溜まった郵便物に目を通し、洗濯機に衣服を放り込んだ後、名古屋の陶器やの友人から三ヶ月ぶりに受け取った青磁のぐい飲みを取り出しました。投票の後近所の酒屋で買った冷酒をいただきました。器で味変わることを実感しました。 アルコールを受け付けない体になっているのですが、舌は喜んでいました。明日は歩かなくてもよいので、トイレの心配もありません。 ところで、四国八十八ヶ所遍路大使任命書を受け取ったと先日書きました。その証書のしゃかを添付します。 ----- lastshow 2009年08月30日 23:48 遍路大使任命書というのがあるんですかexclamation ×2 それは知らなかったあせあせ 88番の大窪寺でもらったんですか? 僕も今度は貰いたいものです。 久しぶりに帰られた横浜の家でのVictorさんがゆっくりとくつろいでる姿が目に浮かびます。 十分に骨休みして下さいね。 ----- Victor 2009年08月31日 04:21 lastshowさん、 ありがとうございます。 87番と88番の間、ダムの所の道の駅の向かいにお遍路交流センターがあります。そこでもらえます。ただし、歩き遍路である必要があります。 歩き遍路でまわって、受け取って下さい。 ----- |
(9/2) お遍路雑記1 水筒 2009年09月02日15:09 今回のお四国遍路に私は水筒を2つ持って行きました。一つは600mlのアルミ製のものです。リュックのポケットにちょうど入りました。もうひとつはプラスチック製の1リットルの容器。水がなくなればぺしゃんとなります。 実はもう一つの容器も使いました。一番頻繁に使ったものです。そうです500mlのペットボトルです。さんや袋のサイドポケットに入り、使い勝手は抜群でした。 ペット樹脂が溶け出すと聞いているので、あまり気持ちのよいものではないですが、手軽で便利でした。 必要に応じて600mlや1リットルの容器からペットボトルに水を移して使いました。 今回、必要だと感じたものは「魔法ビン」タイプの水筒です。 気温が32度以上の日が何日もありました。こうした日にはペットボトルや水筒の水は体温と同じくらいになります。・・・つまり、雑菌の繁殖に最適の温度です。 室戸岬に行く途中、湧き水の出る所があります。その水を何杯も飲み、空のペットボトルにも入れました。 その日に泊まった民宿の女将さんから聞いたのですが、例の湧き水はその場で飲む分は大丈夫ですが、ペットボトルに入れるとあたると云われているそうです。私は単にラッキーだったのだと思います。 魔法ビンタイプの水筒であれば、雑菌繁殖のリスクはだいぶ下がると思います。 魔法ビンタイプは少し重くなります。でも大したことではありません。次回は一つ持って行こうと考えています。 ----- Tipsy 2009年09月02日 16:29 この夏、エコロジーブームで、日記におかきになっていらっしゃるような水筒が、大ヒットですって。 種類もワンサカだそうです。東急ハンズなどでは。 お遍路で便利なものは、都会暮らしでも、便利する、、、んですね魚 ----- Victor 2009年09月02日 18:23 Tipsyさん、 実は私も魔法ビンタイプの水筒を複数個持っているのです。ところが、その利用価値をつかんでいなかったのです。猫に小判ですね。 ----- lastshow 2009年09月03日 02:59 私は日頃外で現場作業をやっています。 夏場は毎日冷たい麦茶が手放せませんから、Victorさんのおっしゃっている事が良く分かります。 お会いした時に『歩き遍路だと、この先の道に何kmも自動販売機が無いかも知れない』と話してられた事を思い出しました。 まさに命の水だったんでしょうね。 ----- Victor 2009年09月03日 07:10 lastshowさん、 ありがとうございます。 江戸時代の武士は湯冷ましは飲むけれど、生水は飲まないとどこかで読んだことがあります。 現代では、発展途上国へ旅行する時には水道水の残留塩素をチェックする試藥を持ち歩く人もいます。残留塩素が検出されれば安心して、そこの水道水を飲むそうです。そうでなければ、瓶詰めの水を買います。氷には特に気を使うそうです。水道水を凍らせた氷で水割りを作ると、あたるからです。 私は若い頃メキシコへ旅行したとき、きれいな小川の水を飲んだことがあります。無知と若さから来る無謀ですが、その後嘔吐と下痢が何日も続きました。 水を侮ると怖いです。 ----- つぼぢろう 2009年09月03日 12:32 私も、500mlペットボトルの重宝さは同感です(あ、弥山つながりでしたね)。なるほど、菌の繁殖と魔法瓶タイプ、目からウロコでした。むかしむかし、新婚旅行で欧州に行き、乗り継ぎの香港の空港で飲んだオレンジジュース(こんな時いつもはビール、その時は二日酔いだった・・) の氷にあたり、ひどい目にあいました。エリトールコレラ・・・ ----- Victor 2009年09月03日 14:57 つぼぢろうさん、 ありがとうございます。 氷にはあまり注意を払いませんよね。私も気をつけないと忘れてしまいます。 ビールはまあ安全です。しかし、ウィスキーやブランデーの水割りの氷に注意が必要です。 シンガポールではウィスキーを飲む人はほとんどいなくて、ほとんどがコニャックの水割りでした。 ----- |
(9/2) お遍路雑記2 敷皮(しっかわ) 2009年09月02日19:54 敷皮あるいは尻皮をご存知でしょうか。呼び方はどちらも「しっかわ」です。 その昔「またぎ」と呼ばれた猟師や登山家がお尻の後ろに付けていた動物の毛皮です。 5月に天河神社の奥宮に登拝したときに何人かの人が付けていて、とても便利そうだったので、私もインターネットで購入しました。 敷皮のメリットはいくつかあります。まず、敷皮をしているとほとんどどこにでも座ることができます。 お尻が暖かいし、保護されます。 また、獣が来たときも、相手はこちらを同じ獣とみなすようなので、より安全だとも聞きました。 ところが7月の四国は暑すぎました。汗が全身から噴き出すため、敷皮も毎日びしょびしょになりました。そして、室戸岬に着いた日、宿で敷皮を外すと大きな穴が開いていました。残念ながら、そこで愛用してきた敷皮とお別れしました。 秋から春だったら良かったのかもしれません。気に入っていたので、残念です。 ----- Tipsy 2009年09月02日 21:49 >また、獣が来たときも、相手はこちらを同じ獣とみなすようなので、より安全だとも聞きました。 本当だったら、すごいですね。 マリリンモンローの何かを身につけていたら、男性は、女難をのがれられるのでしょうか。 あ、逃れたくないか。。。。 お酒、舌だけでなく、体全部で、だんだんおいしくなってきましたか? ----- kannosuke7 2009年09月02日 23:54 大願成就をされて、偉業のお疲れが薄らいでいくなか、大変であったお遍路を、懐かしく振り返っている日々と思ったのですが、意外に淡々とされているご様子に少々驚きです。 身体の芯までのお疲れは、まだ取り切れていないでしょう。 毎日大汗をかいた下着とかの洗濯は、夜洗いで朝には乾いてしまったのでしょうか?素朴な疑問の一つでした。 ----- Victor 2009年09月03日 07:39 Tipsyさん、 お酒は舐める程度なら大丈夫のようです。そのうち、ご一緒に。 「女難」で「高野聖」の話を思い出しました。ご存知と思います。 山中で絶世の美女に出会った男は一夜をその女性と過ごしてしまいます。すると男はカエルなどの小動物に変えられて、女の周りに居つくようになります。よく見ると、そのような小動物が至るところに。 そこに高野聖が現れて・・・。 現実の社会も似たようなものですね。 ----- Victor 2009年09月03日 08:19 kannosuke7さん、 ありがとうございます。 まだ疲れはあると思います。夜は早く眠くなるからです。 私は毎日同じものを着ました。穴があいたり破れた場合は、それを捨てて予備のものを使いました。 ちなみに、下着は即乾性のものを持って行きました。 宿に着いたら、着ているものをすべて脱ぎ、そこの浴衣に着替えます。そして洗濯です。 遍路宿にはだいたい全自動洗濯機があります。二層式の所も一軒ありました。シティーホテルなどでは洗濯機を置いてない所もあります。 乾燥機を置いてあるところも置いてない所もあります。 さて、前置きが長くなりましたが、完全に乾いていても、生乾きでも、脱水しただけでも、手洗いで堅く絞っただけでも大丈夫でした。すべて体験しました。ただし、夏の場合です。 歩き出すとすぐに汗で濡れてきます。そのうちに、絞るとジャーと水が出るようになります。 首に掛けていたタオルは途中で何回も水洗いをして、そのまま首に掛けました。冷たくて、気持ちが良かったです。 繰り返しますが、夏の場合です。秋から春の場合はちょっと分かりません。 ----- |
(9/5) お遍路雑記3 身辺整理 2009年09月05日09:06 歩き遍路で最初に学んだレッスンは「荷を軽くすること」です。 最初の1番霊山寺では20Kgくらいの荷を担いで歩いていました。お腹はへこみ、頬はこけ、ダイエット効果は抜群でした。しかし、足腰には重過ぎました。12番焼山寺では普通6時間かかるところを9時間半もかかって、喘ぎながらやっと登りました。 その後荷を軽くするために、不要と思われるものを人にあげたり、送り返したりしました。合計5回も送り返しました。そして、リュックは8Kgに、さんや袋は2Kgに、合計10Kgに減りました。お遍路の荷物は5Kg−7Kgにすべきといわれているので、まだ重すぎます。でも10Kgで何とか歩きとおしました。しかし、ダイエット効果はだいぶ薄れてきました。 さて、お遍路で不要な荷を送り返すときに、自分の人生でも不要のものをずいぶん溜め込んでいると思いました。通常の生活に戻りつつある今、不要と思われるものを少しずつ返し始めています。 ごみに出すのですから、通常は「捨てる」というのでしょう。しかし、私には「返す」という感覚がぴったりします。ごみ回収に出すのでですから、焼却されると思います。煙や元素となって、大自然にってもらうのです。古新聞や雑誌などは再生されると思います。 「返す」ものを選択するとき、お遍路前よりも気楽に選別できるようになりました。「返すこと」が、大掃除のように何か特別なことではなく、日常生活で常に行われることのように変化してきています。 身辺整理ができるかもしれません。 ----- つぼぢろう 2009年09月05日 09:56 私は捨てる事が苦手な人間です。ビジネスにおいては、そんなことも言っていられませんが私生活はダメですね。特に本。「返す」という考え方、これはいいですね。取り入れてみます。 ----- Yoshi 2009年09月05日 10:43 素晴らしい気づきだと思います。 僕も最近になってようやく「捨てる勇気」(Victorさん流に言えば、お返しする勇気)がもてるようになりましたが、まだまだがっちり背負い込んでいるようです。 ----- Victor 2009年09月05日 14:58 Yoshiさん、 ありがとうございます。難しいですね。この難しさは一生続くのかもしれません。 ----- Tipsy 2009年09月05日 15:29 大人の人が、身辺整理っていうと、人間関係のことかな、って思います。 そして、整理って書いてあるダンボールにポイって投げ込まれるわが身が浮かんできて、。。。。チョット寂しい気持になります。 (親しくない人が言っても、そう感じるのは、なぜかしら。) 太陽がほほえんだから、暖かくなって身軽になったっと、颯爽としている人って、そよ風みたいで、素敵です。 と、同時に、感じのいい人が、おおきい荷物をしょって、ヨタヨタしながら、ボロボロ落し物をしていく姿には、抵抗しがたい魅力があります。 ----- Ryo 2009年09月05日 16:18 引越しで不要なもの・・・30年使っていなかったもの 溜め込んだ本etc.随分処分しました。 でも新居に運ばれてきたダンボールの山、(>_<) やっとかたづいたように思えますが、物があって 生活しにくいこともあるので、お返しするものを 少しづつ身辺整理します。 自分自身もそのように思えます。 心身ともにお返し・・? 出来るかな。 ----- Victor 2009年09月05日 17:57 つぼぢろうさん、 ありがとうございます。 捨てる、あるいは返す、はとりもなおさず今持っているものを活用することです。 例えば、私は新聞の切り抜きを大学ノートに貼り付けています。どんどんノートが増えるのが問題でした。 今は本棚二段に限定することにしました。本当に必要なものを選ぶ目を養い、将来は一段にしようと考えています。 ----- Tipsy 2009年09月05日 18:11 Victorさん 自分の気持ちも、なかなかわからないものですねぇ。 庭仕事しながら、蝉を何匹も埋葬していて、思いました。 私も、身辺整理したいと、思ってるところが、ありました。気が付かなかっただけでした。 その先が、これまた、難しいですね。確かに。 ----- Victor 2009年09月05日 18:29 Tipsyさん、 ありがとうございます。 身辺整理が人間関係を整理(捨てる)することも意味するとは全く思いもよりませんでした。 私には自分から人間関係を絶ち切ることが出来ません。 どうしても絶ち切る必要がある時は、そのような状況が準備されます。二年前の硬膜下血腫はそのためだったことが遍路中に明確になりました。 通常は死と生まれ変わりを要します。遍路で会ったある人には「十月十日の代わりに十二日だったのですね」と云われてしまいました。 ----- Victor 2009年09月05日 18:50 Ryoさん、 ありがとうございます。引っ越しは不要なものと決別するまたとないチャンスですよね。 米国へ行った後、最初の5年間に10回引っ越ししました。引っ越しの度に持ち物を吟味し、お返ししていたので、身軽でした。ところが、居心地が良くて家賃の安いフラットに移ってからは、溜まる一方でした。日本に来た時に船会社の人が本の多さに呆れていました。 Ryoさんのおっしゃる通り、心身ともに心身整理ができている状態を保ちたいものです。 ----- |
(9/6) お遍路雑記4 同行二人(どうぎょうににん) 2009年09月06日08:01 お四国遍路では「同行二人」とよく言われますし、よく見かけます。 さて、どのように読むのでしょうか。「どうこうふたり」と読む人が多いです。お遍路の人も、四国の人もほとんどがそのように読んでいます。 ところが、一番霊山寺にお礼参りに行ったとき、お坊さんから「どうぎょうににん」と読むんだといわれました。 「どうこう」と「どうぎょう」では意味も違いますし、広がりも違います私には「どうぎょうににん」がぴったりきます。でも、それらはお遍路として歩くことに付随することです。一番重要なことは、実行する(歩く)ことです。歩いているうちに、「どうこう」が実は「どうぎょう」であることが見えてきます。 洋の東西を問わずに同行二人は行われているし、語られています。マザー・テレ サの『日々のことば』の「9月5日」のページには次のように語られています。 ところであなたは 自分の弱さを支えるために イエス様に向かうでしょうが、 もしもあなたが、自分は強い、 などと思っているのなら、 あなたは主を必要としないでしょう。 遍路道には平坦な場所もありますが、「遍路ころがし」と呼ばれるとても厳しいところもあります。また、もうこれで終わりだろうと思っているところに、最後の急坂が用意されているところがほとんどです。 自分ひとりでは上れない、上りきれないときに、「南無大師遍照金剛」を唱えると、不思議と力が出てきます。自分一人の力ではどうしようもないことをお大師さまと一緒にやり遂げてゆくことを体験することを「同行二人」だと思います。 毎日の生活の中で「同行二人」を意識しながら、一人ではできないことを大いなるものと一緒に乗り越えてゆくことが同行二人だと思います。「大いなるもの」の一人はお大師様です。イエス様のその一人です。「主」もその一人です。 一人では乗り越えることが難しいことはいくらでもあります。人間関係ではしばしばです。アイデアを出すときもです。決断するときもです。 同行二人を日常生活で意識しながら生きることができたら、人生の質が変わると思います。 でも、惰性に流され易いのですよね。 ----- kannosuke7 2009年09月06日 12:54 なぜか、どうぎょうふたり、と理解していました。 仕事で躓いてから、毎朝菩提寺本山(長谷寺)の読経をしています。 般若心経の節回しが分らなくて、棒読みの自己流ですが、精神的に落ち着きます。 心臓が痛んでしまっていますから、歩きお遍路は無理でしょうが、いつの日か、88箇所のお遍路をしてみたいものです。 ----- Victor 2009年09月06日 13:57 kannosuke7さん、 ありがとうございます。 般若心経は善いですよね。私も自分流に読み続けたことがあります。百万回を目指したのですが、四十万回で挫折しました。 唱えることよりも唱えた数を数えることが大変でした。計数機、計算機、メモ用紙などいろいろ試しました。最終的に、手首につける数珠二つで数えました。一回唱えると、一方の数珠の玉を一つ進めます。一周したら、もう一つの数珠の玉を一つ進めます。数珠は玉の大きさの違うものを使いました。 一病をお持ちの方には、歩き遍路は特におすすめです。無理は禁物ですので、ゆっくり進むことになるでしょう。区切り打ちが必要になるかもしれません。ものすごい価値をとられると思います。 ----- |
(9/7) お遍路雑記5 ただ行動のみ 2009年09月07日12:11 歩き遍路の場合、前に進み、結願に一歩近づく為には、一歩踏み出すしかありません。 実はこの事実は何においても同じです。歩き遍路の場合、その事実を毎日身をもって体験し、受け入れざるを得ないことです。 歩いていると、いろいろな思いが出て来ます。本当に8月末までに目的地に着けるだろうか?ヒッチハイクしてしまおうか?などなど。 「歩くしかない」を受け入れても、様々な思いは出て来ます。しかし、受け入れた後では、それらの思いに捕らわれなくなります。「あ、またヒッチハイクしたがっている」と自分の心の動きを客観的につかむことができるようになります。こうなると、思いは思い、行動は行動として区別ができます。そして、一歩踏み出すことを選択できるようになります。 このようになると、休むことも、食べることも、水を飲むことも、すべてが8月末までに結願に向かって動き出します。朝四時半に宿を出る為に二時半に目覚めることは当たり前になりました。 そして、いつの間にか46日目に結願していました。 ----- |
(9/8) お遍路雑記6 遍路の価値 2009年09月08日08:43 お四国通し歩き遍路の価値の一つは、自分が抱いていた疑問や目標や目的に明確に応えてくれることです。歩いているうちに漠然としていた疑問や目標や目的がだんだん明確になってきます。余分な部分が一歩ずつ削ぎ落とされ、自分が今直面していることがはっきりとしてきます。 私の場合はいくつもありました。西暦2000正月に突然「尺八」という文字が頭に浮かび、2月18日に木製の尺八を買うまで続いた目的。2007年に硬膜下血腫で6月と7月に倒れ、二度目の時は12日間水、食べ物、点滴などなしで過ごし、しかも死ななかった目的。同年10月に尺八を再度演奏できるようになったら、神社仏閣で尺八の思いが出てきたこと。そして、それが12月18日に開始するまで続いたこと。2009年5月に天河神社に行ったこと。また、同年7月にお四国巡拝を始めたこと。そして、私が今回地球に生まれてきた目的と使命。などなど。 何かで悩んでいらっしゃる方にはお四国通し歩き遍路はまたとないチャンスだと思います。 ----- なつパ 2009年09月08日 11:36 >二度目の時は12日間水、食べ物、点滴などなしで過ごし、しかも死ななかった目的。 Victorさんの、このお話を聞く度に思います。 人は「勝手に生きているのではなく」生かされているのだと。 生かされている間、悩み苦しみ、また楽しみ すべてのことを前向きに考えようと思ったのは、 まさにVictorさんの12日間のお話を聞いた時でした。 ----- Victor 2009年09月08日 12:13 なつパさん、 ありがとうございます。 私の意図をきちんと受けとめていただき、感謝します。 ----- lastshow 2009年09月09日 00:58 Victorさんがおっしゃる通り、歩き遍路は確かに目的を見つけるには最高の旅になるでしょうね。 私は今だに悩みの中にいます。先日お会いした時一緒に歩いた数キロでは見つかる事もないでしょうね。 今度機会を見付けて歩いてみます。 ----- Victor 2009年09月09日 06:31 lastshowさん、 ありがとうございます。 数あるいは長さは重要です。88という長さは意味があります。空海は若いとき侵食を忘れて陀羅尼を100万回唱え続けたと聞いています。数年かかったそうです。そうすると、耳はテープレコーダーのようになり、目はカメラのようになるそうです。 その話を聞いたとき、私もやろうとしました。陀羅尼を知らなかったので、般若心経を唱えました。100万回を目指したのですが、40万回で挫折しました。 ぜひ歩き始めてください。 ----- |
(9/9) お遍路雑記7 人の美しさ 2009年09月09日09:0 歩き遍路を続けていると、人の見え方が変化していることに気がつきました。 外見や外観、あるいはその人の言っていることを通して、その人の意図や動機や価値観がとてもはっきり見えてくるようになりました。 例えば、その日の宿を確保する為に電話をかけます。歩き遍路を歓迎しているかどうかが一声で分かるようになりました。あるいは、客が少ないので本当は休みたいのだけど、金が欲しいなど。言い換えると、人の心が見え始めてきたと言えるかもしれません。 人の美しさも違って見えてきました。その人の心のあり方を美しいと感じたり、あるいはそうでないと感じていることがはっきりしました。 このように見えてくると男性と女性、年齢、容姿、あるいは服装に関係なく、人の美しさを感じることができるようになりました。 お四国では美しい人に大勢出会いました。ありがたいことです。 ----- Tipsy 2009年09月09日 09:53 よかったですね。 美しさって、見れるときにしか、見れないものですもの。 美は、見る人の瞳にあるのでしょう。 きっとVictorさんも、ますます美しくなられましたね。 (変でしょうか、この文章) お遍路雑記 7人の美しさと読んでしまって、 今日は、美人列伝かと、思いましたあせあせ ----- kannosuke7 2009年09月09日 13:06 いつも澄んだ心を持ちたいものです。 人の素晴らしさから、感化される素直さを身に付けたいものですし、神々しい美しさを内心させたいものです。 ----- Victor 2009年09月09日 13:27 Tipsyさん、 ありがとうございます。 美人列伝の方が面白いですね。私よりTipsyさんの文才が向いていると思います。 今回のお遍路で、私と同じ星の出身と思われる人に何人かお会いしました。ものすごく魅力的で、相手も私のことが分かったようです。 「同じ星出身」とは変な表現です。でもそんな感じがしたのです。 ----- Victor 2009年09月09日 13:37 kannosuke7さん、 ありがとうございます。 同感です。澄んだ心を持ち続けたいものです。 日常生活に戻るとなかなか難しいです。お遍路でただ歩いている生活は比較的単純なので、自分の心の状態をキャッチしやすいです。 日常生活でも生活を単純にしようと思いますが、なかなか難しいです。 ----- |
(9/11) お遍路雑記8 次は何か 2009年09月11日23:00 8月27日に結願してから早いもので、もう半月になります。 単なる願望として「これやりたい」、「あれができたら」ではなく、真剣に「次は何か」見始めています。お四国歩き遍路が完了し始めていることのサインです。 やるべきことはいっぱいあります。その中に今の時点で自分の人生の中心になるものがあります。それが何かをつかむことは私にとってはとても重要です。 自分が今現在取り組むべきことに取り組んでいる時は、どんなに大変でもうまく行きます。同行二人が実現されているからです。 その逆に、やるべきことをやっていない時は、場違いな感じや、やるべきことをやっていない感じがつきまといます。 この意味で、次は何かが現在の私の課題です。 尺八関連なのか、FAR関連なのか、SEDE関連なのか、お遍路関連なのか、それとも全く別な分野なのか? 内からのビジョンを観、内からのメッセージを聴くことが今の私の課題です。 ----- kannosuke7 2009年09月12日 11:04 ビジョン、好い言葉の響きですね〜 年齢に関係なく、やるべきことに意識を持てる人とは、幸せな人だと思います。 あやからないと!! ----- Tipsy 2009年09月12日 13:42 いまでも、万歩計、つけてらっしゃるのかしら? だいたい、10000歩前後、あるいていらっしゃいますか? ----- Victor 2009年09月12日 13:53 kannosuke7さん、 ありがとうございます。 歩き遍路遍路をしていると、その日の目標がその日の達成を決め、単なる行動だけではたどり着けないことを何回も体験しました。 ビジョン、目的、目標にに応じて行動は生み出されて行きます。 ----- Victor 2009年09月12日 14:17 Tipsyさん、 ありがとうございます。 万歩計はつけるようにしていますが、よく忘れます。 以前の生活に戻った今は、10000歩は遠くなりました。だいたい5000歩前後です。 ----- |